¦桃赤¦
¦苦手な方はブラウザバックお願いします¦
¦※nmmn※¦
¦ご本人様とは一切関係ありません¦
コンビニに寄った帰り道、ふと彼の家に行こうと思った。
今日は多分暇だろう。いつもか。
冷蔵庫にはお酒もストックしてあるだろうし、俺も今色々買ってきたし。
お風呂上がりの火照った体にあたる冷たい風を受け、パーカーに顔の下半分をうめた。
「さすがに寒すぎ…」
やっぱりこんな冬にパーカー1枚はアウトだったみたいだ。
やっぱり家に入れてもらって、一緒に呑もうっと。
1歩進む度に、手に提げたレジ袋がガサ、となっていた。
♢
ピンポーン.
彼の家の前に立ち、インターフォンを押す。
少し間が空いた後、直ぐに目の前のドアが開いた。
「やっほ」
「…どしたん、急に」
「寒かったから」
「は、なんでだよ笑」
文句を言いながらも家に入れてくれた彼はなんだか少し嬉しそうで、それがまたもどかしい。
足元には数匹の猫たちが俺の周りに来てくれた。
「みみちゃ〜ん、んー、可愛いねぇ」
なんだかんだ言って久しぶりの彼の家に、自然と胸が高鳴っている。この匂いが大好きだ。
ガサり、とテーブルにレジ袋を置く。
その間に彼は冷蔵庫から缶ビールを取り出していた。
ちょこんとテーブルの左側に腰を掛ける。別に意識することでもないのに、どこかそわそわしてしまう。
少しすれば、彼は隣にどかっと座り込んだ。
「うしっ、呑むか〜」
プシュッと炭酸が抜ける音が部屋に響く。
「なんか久しぶりだな、こういうの。」
「最近忙しかったし。」
「…ね。仕事で会うことは結構あったけどね」
……………..。
ゴクリ、とビールが喉を通る音が聞こえる。
カサリ、と音を鳴らしながらポテチを探る。
この何も無い時間が、彼といるだけでこんなにも心地いい。
1口ビールを呑む度に、人は脳が麻痺して、正確な判断ができなくなっていく。
こんなの、利用するしかないじゃん。
「桃ちゃんはさぁ、結婚とか考えないの」
ふ、と少し笑みを零しながら彼は言う。
「前もそんな話したな笑」
まぁ、したいとは思うけどなぁとその後に続ける。
カチ、カチ、カチ、…
秒針の音がやけに大きく鳴り響く。
窓から見える満月は、キラキラと輝いている。
「気になる人とか、いないの」
少しずつ、拍動が速くなっていく。
それをビールの最後の一口で誤魔化した。
「…んふ、誰だと思う?」
ほんのりと赤くなっている頬は、果たして何の仕業なのか。
そこで、新しく缶ビールを取ろうとした手が、彼の指と触れ合った。なんて都合のいいタイミングだろう。
そのまま、見つめ合う。
ドクンドクンドクン。うるさくて耳まで痛くなってしまいそう。
きっとお互い、言うべきワードはずっと前から分かってる。
でも。
言えない。
言わない。
この曖昧な関係が好きだから。あともうちょっとだけ。
まだ曖昧にさせて。
「…….よっしゃ、ゲームしようぜ」
彼はケロッと立ち上がり、ゲーム機を取り出そうとしていた。
今回の照れ我慢対決は俺の勝ちみたいだ。
なんて言ってる俺も、負けちゃってるかな。
「しょーがないなぁ。負け方お昼奢りね。」
「お前、今言ったこと絶対忘れんなよ笑」
いつか、はまだ分からないけれど、そのときは君の隣に立てますように。
深夜3時、太陽が目覚めるのにはまだ早い。
お酒もお菓子なんて必要ない、魔法の時間だ。
end.
最後まで読んでいただきありがとうございました🫶🏻💞
ばっちり書きたいものが書けたかというとそうでも無いんですが、いかがでしたでしょうか?🫣🌀
いきなりなのですが、皆さんにお願いしたいことがあります🥲
私の作品を参考にしたいときなどはその作品にそういった主旨のコメントをお願い致します。
ちらほらあれ?みたいな既視感を覚える作品を見かけるので、一声かけて頂ければ結構ですので御協力お願いしたいです。
参考にして頂けること自体はものすごく嬉しいので、教えて頂ければぜひ拝見やコメントもしに行きます💪🏻✨💞
どの作品、誰の作品を参考にしたかなどの情報の記載については判断を委ねますので、どちらでも構いません👍🏻👼
長くなってしまいすみません。ここまで読んで頂き本当にありがとうございます😭💞
いいね、コメントお願いします♡⃛
コメント
7件
フォロー失礼します!
真似してるつもりは無いけど似せてるかもしれない...嫌だったらごめんなさい💦 でもはっきり言うとこんな上手くかけたことはないです()
あわー!!!!😭😭😭 素敵すぎて脳がやられました……これはアカン。🤦🤦🤦🤦 友達以上恋人未満みたいな桃赤大好きなので最高の極まりですです🫠🫠🫠💕💕💕