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「『ほんと由衣さんごめんなさい!』」
「『いいのよ蘭ちゃんコナンくんのことなら私に任せて大会に集中して!』」
「『本当にありがとうございます…』」
「コナンくん今日はよろしくね」
なぜこのような展開になってるかと言うと…
5時間前
俺たちは蘭とおっちゃんを俺の3人で蘭の空手の関東大会の付き添いに来ていた
今回の大会は夜の事もあり観戦席は無く予定ならおっちゃんと2人でどこか時間を潰す予定だった
だがその場でいつも通り事件に遭遇し
大和警部と諸伏警部に鉢合わせ,いつも通りおっちゃんにちょこちょこ着いて行き…
事件を解決するつもりだったのだが…
「今回殺害されたのは3年前の事件と同じ7歳の男児…そして殺害方法からして同一犯、犯人の狙いは男児の可能性が高い。とにかくこのガキを現場でうろちょろさせる訳にはいかねぇよ」
「確かにそうです 今回ばかりは君も遠慮して頂かなくては…」
大和警部も諸伏警部も今回ばかりは俺の力より優先すべきものがありそうだ
「でもどうしよーか…蘭は今夜大会でいねぇし…」
「んなら上原に電話してみっかあいつ今日非番だし家にいるだろ」
「『敢ちゃんどうしたの?え、コナンくんを今夜預かって欲しい?』」
…という訳だ
「あの…ごめんなさい由衣さん今日せっかく非番だったのに…」
「コナンくんまで大丈夫よ気にしないで」
「じゃ今日のお夕飯どうする?食べたいものあるなら教えてね」
「由衣さんの得意料理がいいなぁ…なんて」
「うーんだったら肉じゃがでも作っちゃおかな?」
「やったー!」
「これから料理始めるからテレビでも見てて待っててね」
「はーい」
「そういえば由衣さんって大和警部と幼馴染なんだよね?」
「ええそうよこの肉じゃがだってね昔よく敢ちゃんと作ってたんだから笑」
「へぇ〜その話もっと聞かせて!」
「私の両親も敢ちゃんの両親も帰ってくるのが遅くてね よく2人で肉じゃが作って待ってたのよ」
「まぁ肉じゃがな理由は甲斐巡査が教えてくれたからなんだけどね笑」
「虎田家に嫁いで初めて料理を作った時甲斐さんの味だってみんなに言われたぐらい私には思い出深い料理なのよ」
「いくつまで作ってたかなぁ…流石に6歳も差があると合わなかった時もあったしね」
「へぇ〜由衣さん大和警部の事大好きなんだね」
「そうよ〜…ってコナンくんなんでそれ知ってるの!」
「えぇ?風林火山の事件の時からなんとなく知ってたよ?」
まぁ蘭から急にメールが来たからそれで知ったけどな
「そんなにばればれなの!?…」
「…って由衣さん肉じゃが焦げちゃうよ」
「あ…そうね!」
こんな焦った由衣さん初めてみた…
「(…みんなにも気づかれてるのかな…!?)」
うわ由衣さん顔まっかっか…
「(落ち着け私…今はこの肉じゃがだけに集中…!)」
しばらくして…
「肉じゃが出来たわよコナンくん」
「わー美味しそう!ありがとう!」
「いっぱい食べてね」
「はーい!いただきます!」
「うわっめっちゃ美味しい!!」
「ふふっありがとう」
「でもつい作りすぎちゃったわね…」
「じゃあ大和警部にあげたら?」
「そ、そうね…たまにはアタックしないと駄目よね!」
そんな事一言も言ってないけど…笑
「それでも余っちゃうと思うしよければ持ち帰って食べて」
「はーい!」
ぴんぽーん
「あっ蘭ちゃんお迎え来たかな?」
「由衣さん今日は本当にありがとうございました!」
「全然っ!大会どうだった?」
「もちろん優勝しましたっ!」
「流石!おめでとうね!ちゃんと彼氏さんにも報告するのよ」
「彼氏ってなんでそれ知ってるんですか…!?」
「顔で分かるわよ」
これには後ろで帰る支度をしているコナンも真っ赤になった
「由衣さん今日はありがとう!」
「いえまた長野に来てね!」
「肉じゃがまでありがとうございます!」
「大和警部にもあげるんだよねー!」
「ちょっとコナンくん!//」
「本当ですか!それはチャンスですよ!頑張ってくださいね!」
「ええ…蘭ちゃんありがとう」
「ではまたー!」
「またねー!」
「2人とも気をつけて帰るのよー!」
「ふう…」
2人を送り出したところで敢ちゃんに渡す用のタッパーを見つめる
「お裾分けってお母さんじゃないんだし…」
「でもせっかく2人が背中押してくれたもの…」
「刑事らしく強く行きましょ!!」
大和警部の家に着きインターホンをならす
「敢ちゃんいるかしら…まだ事件の捜査で帰ってないかしら…」
そう考えているとドアが開いた
「なんだ由衣か?どうした?」
「今日コナンくんをうちで預かったでしょ?その時の夕飯の余りを少し分けに来たの」
「それはありがてえな夕飯まだだったし」
「事件は無事解決した?」
「まぁなあのおじさんは思った以上に役立たなくて笑ったが」
「わざわざ協力してくれてるんだからそんな事言わないの!はいこれ肉じゃがよ」
「肉じゃがか…懐かしいな」
「…!」
「そうね昔よく2人で作ったわね」
「じゃあコイツは頂いてくぜ。それに今日ガキ預かってくれてありがとな」
「ええまた」
「(ちょー恥ずかしかった…)」
「ん?メール…敢ちゃんから…」
「『やっぱお前の料理はうめえな。また余ったら渡してくれ』」
「敢ちゃん食べてくれるまで早っ…さっきまでスーツ姿だったのに…」
「やっぱり嬉しいな…敢ちゃんに食べてもらえると…)」
「『ありがとう嬉しいわ また持っていくわね』」…と
「よし!私も早く帰って資料片付けて明日からまた刑事がんばろっと!」