《注意》
こちらの作品はnmmnです。
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nmmn警察、地雷の人は🔙ですよ。
心の準備が出来た変態さん達はどうぞこのままお読みください。
ワンクッション
《メイド服》
愛する人には少しでも喜んで欲しい。
そんな思いを持ったのが運の尽き。
買ってしまった。
kr 「メイド服……。」
時は昨日のらっだぁさんの配信に遡る。
その時は、らっだぁさんは恋人にどんな格好をして欲しいのか?っていう、なんとも俺が気になる話題だった。
そんな彼の回答は。
rd「メイド服一択。」
だった。
kr「……メイド服?」
メイド服?……しかも一択?
……メイド服?
俺は疑問を抱いた。
何故あんな服を恋人に来て欲しい?
もっと、ジーンズとか、色々あったのでは。
らっだぁさんの言うものなら、とせっかく着ようと思っていたのに。
これはさすがに……。
と思ってたら配信が大きく動いた。
コメント【恋人いるの?】
プライバシーギリギリの発言。
その時らだリスはノリで聞いたんだろう。
適当にあしらわれると思って。
rd「……いるよ?」
rd「とびっきり可愛い恋人がね。」
どうやら、俺らは彼の発言の軽さを見くびっ
てたらしい。
あの後はらだリスに質問攻めされて、配信はパニック状態で終わった。
恋人の存在は明かしても、俺が恋人、というのは明かさないらしい。
俺は、
あんなイケメンなことを言われて着ないというのは無いじゃないか。
と思ったよ。
なんだあの発言。
カッコよすぎる。
そんなこんなで今に至るのだが。
やっぱ恥ずかしい。
もう一度メイド服をじっと見る。
袖や首元、スカートの裾のあちこちには、純白のフリルを纏わせている。
上品なエプロンはハートの刺繍を端っこに塗ってあり、なんとも可愛らしい作りだ。
そして極めつけは、胸には黒色の大きなリボンの存在感。
男が着るのっておかしいよね……。
違うか。俺が着るのがおかしいのか。
どうしよう、買っちゃったしな……。
もう仕方ない、一か八か。
着てしまおう。
……らっだぁさんはぜったい喜んでくれないだろうな。
笑ってしまうほどに似合ってないと思う。
鏡は絶対見ないぞ……。
ブサイク決定なんだから……。
流石にこれぐらい許してくれ。
と嘆いていると、
ガチャ、キィ……、
という軋んだ扉の開く音が部屋に響いた。
そして、もう一つ。
rd「ただいま〜、」
あ、あ、絶対見られる。
今日に限って帰るの早いじゃん、!?
いつもだったら、ここから着替えれるぐらいに遅く帰ってくるのに……。
もう、ヤケクソ……。
お迎えに行って驚かせてやる。
もう覚悟決めた。
俺はずんずんと進み、玄関に繋がる扉のドアノブに手を掛けた。
コメント
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続きみたいです((コソッ