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コメント
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ふとスマホを見ればニュース速報が。僕の事だ。
燈矢兄の時はこんなにならなかったのにな。
■速報■
No.3 ヒーロー 《シャガ》が入水自〆したとの事です。未だ 死 体 は見つかって居らず、警察やプロヒーローが捜索を続けているようです＿＿
💙「お、成功してんじゃねぇか」
後ろから僕のスマホを覗いてくるのは荼毘。
『暫くは外出られなそう。』
💙「大変だなヒーローサマは」
『それを言うなら”元”ヒーローサマでしょ』
彼は嗚呼そうだったな。なんて言えば隣に座ってきた。何のつもりだと思っていれば頭を撫でられた。
💙「苦しかったろ？泣いてるぜ？」
気づかなかった。きっと彼の前では素の自分が出てしまうのだ。本当はヒーローなんてやりたくなかったし、家族が幸せならそれで良かった。
それでも家族の仲は悪くなっていく一方で…せめて僕がヒーローになればと無理をしていただけなんだ。
平和の象徴も消えて
No.3も消えて
世間はさぞ不安だろう。
市民はさぞ怯えているだろう。
なのにこんなにも気分が良い。
やっぱり僕にヒーローは向いていなかった
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