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過去
「私たちは、2人とも連れ子の姉妹だった。だから私たちはいつもご飯なんてなかった。ましてや寝床なんてもってのほか。私たちは何もなかったでも昔祖母に引き取られた。…それぞれ別の人だったけどね。私は目で凛花は耳がダメだった。今は手術して視えるけどさ…ずっと一緒でお互い補い合っていた大好きな人が奪われた。命よりも大切な人が居なくなったの。
………あなたにその気持ちが分かる?」
「…。お前が辛かったのはわかった。だが、凛花はお前が苦しめている。」
「じゃあさ、凛花に告白して来てよそれでOKもらったんなら諦めてあげる。」
「でも、OKされなかったら蓮が諦めて。」
「わかった。」
きっと、凛花なら私を選んでくれる。
「大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないように見えるの?美玖。」
ーそういった藍の眼は深淵を感じさせるようで、自信があって、何処か、哀しそうな眼をしていた。