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同性愛者の女の子

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同性愛者の女の子

6 - 第6話 過去

♥

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2024年08月13日

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過去


「私たちは、2人とも連れ子の姉妹だった。だから私たちはいつもご飯なんてなかった。ましてや寝床なんてもってのほか。私たちは何もなかったでも昔祖母に引き取られた。…それぞれ別の人だったけどね。私は目で凛花は耳がダメだった。今は手術して視えるけどさ…ずっと一緒でお互い補い合っていた大好きな人が奪われた。命よりも大切な人が居なくなったの。


………あなたにその気持ちが分かる?」



「…。お前が辛かったのはわかった。だが、凛花はお前が苦しめている。」

「じゃあさ、凛花に告白して来てよそれでOKもらったんなら諦めてあげる。」

「でも、OKされなかったら蓮が諦めて。」

「わかった。」




きっと、凛花なら私を選んでくれる。

「大丈夫なの?」

「大丈夫じゃないように見えるの?美玖。」




ーそういった藍の眼は深淵を感じさせるようで、自信があって、何処か、哀しそうな眼をしていた。

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