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今日は成人式だ…。やっと君の夢を、そして、僕の願いが叶う…
君と出会って4年いや…6年…君と出会えたことを後悔した時なんて一度もなかった…
ずっと…ずっとずっと言いたかった…
君という人と出会えたことが僕の宝物だ
僕はいつからか人が信じられなくなった…人と喋るのが怖くなった…何を話せばいいのか分からない…そんな毎日で、僕は学校に
行っては夜に泣く…家族にバレないよう声を抑えて泣く…こんな人生が嫌だった…きっと僕がいなくなっても誰も悲しまない…ど
こかに消えてしまいたい…でもそれじゃあ家族に迷惑をかけてしまう…どうしたらいいのだろう…
いつもそう思いながら学校へ行っていた…そんなある日
先生「え〜今日からこのクラスに転入してくる子がいる。入ってきなさい」
??「転入生のおらふです!よろしく!できたらくんをつけてくれると嬉しいです!」
初めは元気で笑顔が眩しい子だと思っていた
先生「席はえっと…おんりーの、おんりー!手を挙げろ!」
そうして僕は手を挙げた
先生「あそこの隣だ」
おらふ「はい!…よろしくね!おんりー!」
おんりー「よろしく…」
席が隣だったからか、おらふくんとはよく一緒にいた…移動教室の時もペア活動の時も…君はずっと僕と一緒にいてくれた…
いつぶりだろう…人とずっと一緒にいてつらくならないのは…きっと君だからだろう…
君は僕の毎日に光を与えてくれた…君は僕の毎日を楽しくしてくれた…
君といると本当に楽しかった…
でも本当にこのままずっと関わっていていいのだろうか…もしかしたらおらふくんを悲しませるかもしれない…そう思う時があっ
た…そう思っているときはいつも不安だった…ある日のことだった
先生「え〜宿題として作文を書いてきてもらう!テーマは…夢についてだ!期限は明後日までだ!」
夢…か…
そういえば僕にはなかったな…夢…
そんなことを考えながら帰っていたら
おらふ「おんりー!」
おんりー「おらふくん。どうしたの?」
おらふ「一緒に帰ろうよ!」
おんりー「いいよ」
おらふ「おんりーは夢ってある?」
おんりー「ん?あぁ、あの作文のことね…今のところないかな…」
おらふ「おんりーも!?実は僕もそうで…」
おんりー「なんか幼い頃は結構あるけど、今になってくると分からなくなるよね…」
おらふ「今も幼くない?」
おんりー「あ、そうかも…」
おらふ「なんやねんそれw w w w w!」
おんりー「…アハハッ!」
おらふ「!おんりーが笑った!」
おんりー「え…あ、なんか楽しくて…」
おらふ「よかった!おんりーいっつも笑わんから楽しくないんかなって思ってて…」
おんりー「そんなことない!おらふくんといるといつも楽しいよ!」
おらふ「ありがとうニカッ!」
おんりー「僕こそありがとう」
おらふ「あ、話戻るけど夢ってどんなことでもええんかな…」
おんりー「たとえば?」
おらふ「100歳まで生きる!とか?」
おんりー「そういう感じならあるよ」
おらふ「なになに?」
おんりー「生きる意味を見つけること…かな…」
おらふ「ふ〜ん…なんで?」
おんりー「あ…えっとね…」
君には話していい気がした…だから僕のことを話した
おんりー「………だから生きる意味を見つけたいんだ」
おらふ「そんなんや…ポロポロ」
おんりー「ギョッ!どうしたの!?」
おらふ「なんか…涙が…」
おんりー「ありがとう…僕のために泣いてくれて」
おらふ「大丈夫や!僕がおんりーの生きる意味を探したる!なんなら生きる意味になってあげるわ!」
おんりー「!あり、がとう…」
そんなこと言われたの初めてだ…そうしておらふくんは…僕の人生を支えてくれる人になってくれた…その日から僕はいつも憂鬱
だった毎日が楽しくなった…だからこそ…僕はもっと不安になる…だって…おらふくんといつかは
毎日おらふくんは声をかけてくれる…毎日毎日…
おらふくん「おんりー!」
僕の名前を呼び満面の笑顔で話しかけてくれる…僕はその笑顔が大好きだ…僕はこの笑顔を壊したくないと思った…じゃあ…離れ
ないと…おらふくんから…
おらふくんはきっとさよならしたら悲しむ…だって…そういう人だから…
ある日のことだった…家族のせいで僕はつらくなった…学校も休んだ…まただ…どうしたのいいのだろう…
ピンポーン
おんりー「(誰だろう…配達かな?)はーい」
おらふくん「おんりー!大丈夫!?」
そう言ってとても心配してくれるおらふくんを見て僕は涙が出た…
おんりー「おら、ふくん…ポロポロあれ?なんでだろ…涙が…ハハッ」
おらふくん「おんりー…泣きたいときは泣いてええ…僕が受け止めるから…ギュ」
おんりー「おらふくん…ありがとう…グスッ(;ω;)」
そうして僕は久しぶりに大声を出して泣いた…今までは誰も受け止めてくれなかった…でも、今いる…そう思うだけで心が少しか
るくなった
僕はたまにおらふくんの前で泣いた…いつもおらふくんは受け止めてくれた
そのせいか…僕はだんだん泣かなくなった…でも…あのことを考えると…涙が出るんだ…
おんりー「お願い…神様…もう少し…もう少しだけでいいから時間をちょうだい…おらふくんに…せめて最後だけは…本音を話さ
して…そうしたら…悔いはないから…」
そう言って僕は最後の力を振り絞って…伝えたいことを残した…
でも…もう無理だ…
そう言ってから僕は学校に行けなくなった…
あのね…もし最後に会えたらね…
これって何文字がいいんですか?ノベルはあんまり慣れてないです…