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夏休みの始まり。
1ヶ月前の事だった。
僕は、紗良に告白した。
みんなの前で、花屋さんで買ってきた1本のバラを差し出しながら、勇気を絞って、
「佐藤さん!好きです!付き合ってくださいと言ったのだった。」
一瞬、場が沈黙で埋れた。
さすがに、無理だと、自分は何をしているのだと、後悔し始めた時だった。
「い、いいよ」
その声はあまりにも透き通っていて綺麗だった。
紗良は、バラを受け取ると真っ赤な顔で言った。
「私も、好き、だよ」
自分の顔がどんな風だったのかは全く知らなかったけど、あまりにも驚いていたのは記憶にまだある。
それから、今日までの1ヶ月間、僕と紗良は楽しく過ごした。