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【水side】
はて、困った。いふくんが弁当となんか大切そうなクリアファイルを忘れていった。ご丁寧に机の上に置いてある。
「忘れ物あるけど届けに行こうか」とLINEを送ろうとしたら、噂のいふくんから電話が掛かってきた。
「もしもしいふくん?弁当と書類のこと?」
『ん、そや!ほとけすまんが会社に持ってきてくれへん?』
「わかったー!ビル着いたらどうすればいい?」
『着いたらまた電話して。迎えに行くわ』
「りょうかーい!」
『ありがとうな』
そういって電話は切れた。よし、そうと決まったら早く行かなきゃ!ふんふんと鼻歌を歌いながらそれっぽい服を着て、紙袋に弁当と書類を入れて玄関を出た。
……このときはまだ、あんなことになるなんて思ってなかった。
【青side】
やってしまった。折角ほとけが作ってくれた弁当と今日までに課長に出す予定の書類を家に置いてきてしまった……書類がないと多分作り直しになって会社の企画が進まない。かといって取りに帰るわけにもいかない。ほとけには申し訳ないが持ってきてもらうことにした。
ほとけに電話をしたら、ほとけは案外楽しそうな声をしていた(やっぱりかわいかった)。一応これで何とかなるはず。あとはほとけが会社に着くのを待つだけ。俺は内心ほとけが来るのをうきうきしながら仕事に戻った。
しばらくしているとスマホが震え、電話の着信を伝えた。ほとけだ。いそいでエントランスに行けば、なかなか見ることのできない、ほとけのパリッとしたワイシャツ姿が見えた。細い足はスラックスで覆われ、ほとけの足の綺麗さを際立てている。たぶん初めて見るであろうほとけのその姿に、自分のムスコさんがやんわり目を覚ますのがわかった。
「あ〜!いふくん!これ!」
俺が今何を考えているかなんて知らないまま無邪気にぶんぶんと手を振るほとけを見て、少し魔が差してしまった。
「おう、ありがとうな。あとほとけ、ちょっと……着いてきてくれん?」
どうにか平静を装ってほとけを会社に案内する。全く疑わないで、寧ろ喜んでついてくるほとけに、自分の口角がにやりと上がるのがわかった。
【水side】
いふくんの会社にとうちゃーく!電話をすれば、ものの1、2分でいふくんはエスカレーターを降りてきた。
やばい。めちゃめちゃかっこいい、僕の彼氏。家とかメンバーの前では絶対に見られないようなかっこよさが溢れ出てしまっている。ピシッとしたスーツに映えるスタイルの良さと脚の長さ。サラサラの青髪。サファイアの瞳がまっすぐにこちらを見つめる。むり。かっこよすぎる。惚れるじゃんこんなん。もう惚れてるんだけど。思わず見惚れてしまったが、ハッとしていふくんに手を振る。
「いふくん!これ!」
紙袋を差し出せば、いふくんは少し目を伏せてから「おう、ありがとうな」という。カッコよさに思わずふふ、と微笑むと、いふくんが口を開いた。
「あとほとけ、ちょっと……着いてきてくれん?」
思わず目を見開く。え、逆に良いんですか!?はじめていふくんの会社に入っちゃう!ワクワクして「うん!」なんておっきい声が出てしまった。
エスカレーターに7回乗って、そこから1番近い部屋の机(たぶんいふくんのデスク)に紙袋を乗せると、近くにあるトイレの、1番奥の個室に連れ込まれる。
「えっ、ちょ、いふくん?なんでトイレなんかn……」
「……ほとけのせいやからな」
下を見れば、いふくんのズボンがテントを張っている。
少しむすっとしたいふくんの目は、雄の目をしていた。
【青side】
「んぅ……ふ、ぅん……」
ほとけの唇にかぶりつくようにキスをする。最近残業が多くて、なかなかそういうことをできていなかったせいでもあると思う。しかもあんな顔でこちらを見つめるなんてずるすぎる。本人は全くもってそんなつもりはないだろうが、ほとけのワイシャツ姿は犯罪すぎた。
「く、るしっ……いふく……」
トントンと優しく胸板を叩かれてしぶしぶ口を離すと、銀色の糸が俺とほとけを繋いだ。とろとろに溶けたほとけの顔が、狭い個室だからよく見える。
「キスだけでこんな顔しちゃって……ほとけは淫乱だなぁ」
耳元で低く囁くと、ほとけはびくりと肩を揺らした。ほとけはなんてったって耳が弱い。少し耳責めしてやればすぐに敏感になって腰をゆらゆらと揺らし出すからたまったもんじゃない。そのまま耳を舐めながら膝でぐりぐりとほとけのモノに悪戯してやれば、抑え切れない喘ぎ声が漏れる。
「ん”ッ、いふく、ん”ぅッッ……こんなとこ、でっ……ひッッ!?」
「いけない子だねぇ……会社のトイレで悪戯されて感じちゃうなんて」
「感じてなんかな、ぁッ、ひざッッ”、やめてッ♡」
だんだん足が覚束なくなってきて、俺に寄りかかる形になってきた。
「あれぇ、イけないの?」
悪戯っぽく囁けば、涙の滲んだ目でこちらを睨む。可愛すぎてムスコが破裂しそうだ。
「知ってる、くせにッッ……///」
「えぇ〜?わかんないなぁ、言ってくれなきゃ」
「ッッ”……うしろ、いじってくれないとイけないのっ!」
流石に大声は出さず、小さな声で反論するほとけ。
「ねぇ、イきたい?」
「……たぃ……」
「もっとはっきり言ってくれなきゃ聞こえないよォ?」
「イきたい!……から、入れて、くださいっ……」
ご丁寧に自分でパンツまで下ろしちゃって。可愛くおねだりする恋人に我慢できる男なんかいないだろう。
「よくできました♡」
カチャカチャとベルトのバックルを外し、自分のモノを出す。ほとけがバックの状態のままそれを見て、「野球バットじゃん……」って呟いたのを俺は聞き逃さなかった(あんまり萎えること言うな)がこの際どうでも良い。
「入れるな……?」
まだ帰りもあるから、負荷を掛けないようにゆっくり挿入れる。
「あ”、ぁ”〜ッッ♡やば、いっ……これぇ……」
「ほとけ、声抑えろッッ……」
会社のトイレで他の人が来るかもしれないという背徳感で、余計に感度が高くなっているのかもしれない。ほとけのナカはいつも以上に締まってうねる。とはいえ俺もこの状況に興奮してるしもっというとほとけがエロ過ぎて絶対いつもより早い気がする。あくまで気がするだけだが(認めたくない)。普段は馴染むまで少し待つのだがお互い限界が近い。俺はほとけに腰を強く打ち付けた。
「あ”、ゃあ”ッッ♡きもち、いッッ♡」
「……っは、ほとけ、恋人の会社のトイレでヤって興奮するとか、ッッ……このど淫乱が……っ」
「淫乱なんかじゃな”ッッぁ”!?♡いふく、ちゅ、してッッ♡」
さっきから既に溶けているほとけの顔は真っ赤になって、林檎のようだった。ほとけの唇をぢゅ、と吸ってキスをする。舌で歯列をなぞってやれば腰がびくびくと浮き、ナカがぎゅうっと強く締まった。
「らめ”、ッッ♡こ、なの……あたまッ♡おかしくなぅ”ッッ♡♡」
「おかしくなっちまえ、よッッ!」
「ひ”ッッ~~!?!?♡♡♡」
ほとけのモノからとろぉ、と白濁が垂れ、ナカが強く締まった。
「くそっ……」
汗を雑に拭い、ほとけの奥にモノをぐりぐりと押し付けるように突けばほとけはもう意味のある言葉を喋れなくなるから可愛い。
「は”ッッ♡あ”ぅ、や”ぁッッ〜♡♡」
何度もイって締まるナカに、俺も耐えられなかった。
「ッッ”……ほとけ、ナカ、出すッッ……」
「ひ”ッッ♡はやくだひてッッ”……」
「……ッッ~!!」
「ッッぁ”~~~~~~♡♡♡」
ナカに自身の欲をぶち撒けると、ほとけはそれだけでメスイキし、クタリとしていた。
「……ほとけ、大丈夫か」
肩で息をしながらほとけに声を掛ける。
「ちょっとお前の着替え持ってくるから、中から鍵かけろよ」
「んぇ……わか、った」
扉から出てほとけがしっかり鍵をかけたのを見届けてから、俺は猛ダッシュで徹夜用の服を取りに行った。自分の机のところに、いつ何があってもいいように消臭スプレーと汗拭きタオル、それと服を入れてある。紙袋を引っ掴んで、さっきのトイレに急行する。
「ほとけ、俺だ。開けろ」
「はぁ〜い……」
かちゃ、と音がしたので急いで入り、鍵を閉める。
「これ、俺の着替えだけどどうせお前も入るだろ。汗拭きシートで体拭いて、シー○リーズかけとけ」
「うん……」
少しもたつくほとけの体を拭きながら、俺は訊いた。
「お前、今日いつもより興奮してただろ」
「え”っ!?べ、べべべ別に……」
「あれぇ〜、嘘ついちゃうんだ?」
「ちがっ……そもそもいふくんだってすぐ出してたじゃn……モガッ!?」
俺が認めたくないところを突かれそうになって、慌ててほとけの口を塞ぐ。
「うっ、うるさい!黙れ!……取り敢えず、今日は早めに帰れそうやから。……散々煽りやがって……帰ったら覚えとけよ……?」
「ヒェ……ワカリマシタ」
にやっと笑った俺に、ほとけは苦笑いをする。
「ほんじゃまたな、時間置いてから出ろよ」
びし、と言うとほとけは
「わかってるよ」
と笑う。何でこんなに可愛いんだ俺の彼女は。
「いふくん」
「なn」
言葉を紡ぐ前に、俺の唇はほとけの唇で塞がれていた。
「お仕事、がんばって……っ///」
真っ赤になって俯いてしまったほとけの頭を優しく撫でる。
「おう、今のでめちゃめちゃがんばれるわ」
ぎゅ、と抱きしめてからトイレを出る。
オフィスに戻って時計を見れば、後15分で昼休みが終わろうとしていた。
急いで、けど味わってほとけが作ってくれた弁当を食べる。
運動した後の弁当は、いつにもましておいしかった。
みなさんこんにちはー!雪川叶です!「青の会社のトイレでヤる青水」を書かせていただきました!時間かかってしまいごめんなさい!他にもリクエストをたくさん募集しています!
読んでいただきありがとうございました!それではまた次の作品で!