テラーノベル
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まず一つ目は、「時間」。
和葉は成長していく。中学生から高校生へ、高校生から大人へ。
世界が広がる。
新しい友達、初めての恋、価値観の変化。
今は“滉斗だけ”だった気持ちが、少しずつ揺らぎ始める可能性がある。
それは裏切りじゃない。むしろ自然なこと。
一方で、若井滉斗は変わらないようで、少しずつ変わっていく。
仕事、責任、立場。
「好き」だけではどうにもならない現実を、どんどん背負っていく。
つまり——
同じ気持ちでも、“同じ場所”にはいられなくなる。
⸻
二つ目は、「周りの目」。
もし関係が少しでも深くなれば、必ず問題になる。
年齢差だけじゃない。
和葉はまだ13歳。
これは気持ちの問題じゃなくて、“社会のルール”の問題になる。
誰かに知られた瞬間、滉斗は守る側から“責められる側”に変わる。
最悪の場合——
二人は強制的に引き離される。
連絡も、会うことも、できなくなる可能性すらある。
だから滉斗は止めた。
好きでも、進まないと決めた。
⸻
三つ目は、「選択」。
このまま曖昧な関係を続けるのか。
それとも、どこかで終わらせるのか。
ある日、必ず来る。
逃げられないタイミングが。
例えば——
和葉に同年代の彼氏ができたとき。
滉斗がそれを知ったとき。
その瞬間、全部が突きつけられる。
「待ってる」って言った言葉の意味。
「進めない」って言った覚悟。
どっちも中途半端なままじゃ、壊れる。
⸻
でも——
可能性がゼロなわけじゃない。
時間が経って、
和葉が大人になって、
それでもまだお互いを選ぶなら。
そのとき初めて、“ちゃんとした恋”として向き合える。
ただしそれは——
今の気持ちがそのまま残っていたら、の話。
コメント
6件
久しぶりに見た! なんかすごい壮大なのかな?
うわ…これ、滉斗の側から見た現実が刺さるしんどさだった🥀 和葉が成長していくのが“自然なこと”って書いてあるのに、それが滉斗にとってはすれ違いの始まりでもあるの、切なすぎる… 「同じ気持ちでも同じ場所にいられなくなる」ってフレーズがめっちゃ沁みた。 でも最後に未来の可能性を完全に否定してないところに、ちょっとだけ救いがある気がする🖤 これは続きが気になる…
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