こんちゃす
最近スランプ的なのに入りそうでちょっとエナドリ飲む回数増やした主です
この物語のコメントになんの物語が好きだったか書いてくださるとそれに似た形式のやつだします
今回は👻🔪✖️💡です
先に言います
主は不穏や、病み、慰め大好きです
つまりはそういうこと
これはpixivにもあげます(多少改造して)
それではワンクッション
キャラ崩壊、口調迷子、捏造注意
それでもいいかたはどうぞ
付き合ってないです
伊波ライ「」
小柳ロウ『』
〈次自分を傷つけたら…〉
伊波視点
パチンッ
静かだった病室に乾いた音が響いた
モブ《貴方…ヒーロー…でしょ?》
モブ《なんでうちの子を守れなかったの?》
モブ《うちの子を返してよ》
モブ《なんで守らないの!!!!!!この役立たず!!!!!!》
ベチンッ
「ごめんなさい」
モブ2《私の家を返して!!!!!!!!》
モブ3《ごめんなさいで済む話じゃねぇぞ!!!》
俺が謝っても、他の人が次から次へと私に非難の言葉を浴びせた
なぜこのような現状が出来上がったかというと
つい2日ほど前、妖魔が人里に降りて街を荒らすという事件が起こった
その際に西ヒーロー総出で対応したが、数人の市民が命を落とした
俺も重傷を負って1日ほど意識が戻らなかった
意識が戻った頃には 他のヒーローたちは街や倒した妖魔の処理におわれていて、俺が亡くなられた方の病院に行くことになった
そして、どうして亡くなったのかという経緯を話したら引っ叩かれた
痛い、拠点に帰ったら冷やすものもらお
ガチャと拠点のドアを開けた
「冷やすもの、どこだっけな…」
冷蔵庫を開けると、保冷剤が入っていたのでハンカチでくるんで頬にあてた
そして俺はそのまま共有ソファに座った
「…救えなかった」
俺は俺の頬を引っ叩いた親の子供と、数日前意識を失うその瞬間まで手を繋いで止まるその足、体を引っ張って避難させていた
だが、子供が俺の手を剥がして逃げた先に妖魔がいて俺はその子を庇って意識を失いその間にその子は殺された
カゲツが助けに来た頃には子供は四肢をもがれて死んで俺は食われる直前だったそうだ
役立たず、か
あの人が言った言葉は何一つ間違っていなかった
もし、あの時子供の手を離さなかったら
もし、あの時庇うじゃなく抱えて逃げていたら
もし、俺がロウみたいに妖術が使えたら
もし、俺がカゲツみたいに武器を上手く使えていたら
もし、俺が星導みたいに周りを安心させるほどの包容力があったら
あの子は、あの人たちは救えていたかも
それができなかった、俺は役立たずだ
は、つら
ガチャッ
『…伊波?』
「あれ…ロウ」
「どうしたの?」
『処理が終わったから拠点に寄っただけだけど…頬どした?』
「…なんでもない」
「あのさ、ロウ」
『なに?』
「あの時どうするのが正解だったのかな」
『……。』
「俺はどうしたらあの人達を救えたのかな」
そう言ってチラリとロウの顔を見ると、悔しそうな顔をしていた
「…」
「ごめん、なんでもない」
「俺メカの点検あるから部屋に戻るね」
『…ん、』
バタンッ
ガチャッ
俺は自室に戻ってベッドの上に座った
「ごめんなさい」
謝ってもどうにもならないのに俺は謝った
誰にも届くわけないのに
そのまま少しの間ぼーっとしていた
多分5分くらいはぼーっとしていた
少しずつ思考がぼやーっとしてきて自暴自棄になりかけていた頃
チラリと作業箱を見た
置かれているのはカッターナイフ
自然と俺の手はカッターにのびていた
「…俺は役立たずだ…」
そう言って私はカッターを振り下ろした
…ザクリ
俺の腕に振り下ろされたはずのカッターの刃を
『いっ”った…』
ロウが握っていた
「ろ、う…?」
あれ、俺今ロウを怪我させた?
役立たずなのに?
さらには仲間の足までひっぱるの?
ごめんなさい
ごめんなさい
ぽたりぽたりと俺の机に垂れて行くロウの血
痛そうに顔を歪めるロウ
俺の手には血のついたカッター
脳がパニックになった
そんな中ロウは
『ちょ、救急箱とって』
「え、ぁ、うん」
そういって自分の棚の中から包帯と消毒液とティッシュをとってロウに渡した
「ごめ、なさ…」
『お前は悪くないから、謝んな』
「でも、ロウは、剣、握るのに…その手を…俺ッ」
『これは、俺が勝手にやったことだからお前は悪くない、それにこの程度すぐに治る』
『白狼だしな』
ロウは手当を終えたその手とは反対の手で俺の頭を撫でてきた
「う”ッ…グスッ」
俺は頭を撫でられて泣き出してしまった
『はッ…ちょ、…』
『……。』
ロウは少し困惑したものの、何かを察してずっと頭を撫でてくれていた
意外に優しいんだよな、この狼
『落ち着いたか?』
「うん…ごめん」
『別に』
『…なんで自分を傷つけようとした?』
「…救えなかったことぐるぐる考えてたらいつの間にかって感じ」
『お前さぁ…』
『救えなかったのはお前だけの責任じゃねーよ』
『俺らにも責任はある』
「でも、俺あの子と手を繋いでた」
「あのまま俺が避難所まで連れていけたらあの子は助かったのに」
『お前は元々あの区画の担当じゃなかっただろ、他のヒーローが救い損ねた分を救おうと動いただけすげぇよ』
「…ごめん、ありがとう」
『ん、ところで』
『次、自分傷つけたら抜刀するからな^ ^』
「…こわーい」
んじゃ、といってロウは出てった
「…さて、メカの点検しよ」
俺は急いで工具箱を取り出した
人を救えなかった分、物を壊してしまった分俺はもっと、努力しよう
いや、救えなくても努力して強くなろう
いつか俺の同期、街を守るために
あとがき
pixivに書くようだけど、割とよくできた気がする
このペア好きなんすよ、もちろんるべロウも好きだけど
ほんじゃ、さいなら
コメント
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新作はー?