※ 呪術廻戦二次創作 、 解釈不一致の可能性有 、観覧自己責任
普通じゃないんだ。
任務後、自室に戻る途中、五条先生に鉢合わせた。
「棘じゃーん!あ、そうだそうだ。優太帰ってきてるから、部屋行ったげて。」
「しゃけ」
夜も遅いのに、いつもと変わらず感情が昂っている五条先生の言うことに、了承する。
ギッ、ギッ、
古い寮だからなのか、廊下を歩けば、自分の体重が床を刺激し、音を鳴らしているのを感じる。優太の部屋の前に行けば、自分が立てていた足音とは違い、コソコソと何かが動いている音がした。
「__、来るって、」
「おま、ッ、もうちょっとそっち行けよ、っ」
ガチャ
「あ、来た、」
せーの
「棘、誕生日おめでとう。感謝しろよ。」
「狗巻くん、お誕生日おめでとう!」
「棘、おめでとう。」
ドアを開ければ、コソコソしていたものの正体がなんなのかわかった。
揃っていなくて、バラバラな祝い方に唖然とした。誕生日祝いなど、狗巻棘を祝うのではなく、狗巻家の呪言師として祝われたことしか無かった。少し心が絆されたのと同時に、身体が硬直する。
こんな時、普通なら『ありがとう』って『嬉しいよ』って言えていたのだろうか。
普通の言葉で伝えられない。
「あ、あれ、嬉しそうにしてない、?」
「どうすんだよ、、お前が案だしたんだぞ。」
でも、伝わるのは
「棘」「狗巻くん?」「とげ」
みんなだからかな。
「明太子。」
END






