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看護師「うつさーんおはようございますぅ」
うつ「、、、ゔぅ」
看護師「大丈夫ですかー?今日は晴れてますよ?」
朝になった
外散歩行きます?なんて言いながら
永遠と話しかけてくる看護師さん
悪気がないのは知ってるが鬱陶しい
カーテン開けないで欲しい
もっとゆっくり話して欲しい
朝からそんな高い声で話しかけて欲しくない
もうほっといて欲しい
看護師「もう少ししたらご飯持ってきますね」
うつ「、、、」
朝からそんな物食べれんし、、、逃げよ
看護師が出ていったのを確認したうつは
上着を羽織って靴を履き部屋を出た
行く先もなくただブラブラとさ迷う
うつ「、、、」
おれ、、、生きる意味あるんかなぁこれ
このまま生きとっても入院費高なるだけやし
仕事も出来んくなってもうたし、、、
あぁこうやって客観的に自分のこと見たら
ほんまにどうしようもない人間なんや俺
サナ「あ、うつだ」
うつ「、、、あ」
待合室でボーッとしてれば聞き覚えのある声がした
見ればサナがこちらに来ていた
あの日以来、週に1度売店に来るスイーツを
一緒に食べるような仲のサナ
サナ「こっちの病棟だったんだね」
うつ「、、、いや、あっち」
サナ「え、そうなの?、、、あ、逃げた?w」
うつ「うん」
サナ「じゃあ見つかれないようにしないとだね」
ふわふわと笑う彼女はどこか楽しそうだ
、、、病院におるってことはどっか悪いんかな
見た感じ健康そうやから癌かなんか?
うつ「、、、あのさ、サナちゃんはどっか悪いん?」
サナ「ん〜?、、、うん、身体の病気、、、うつは?」
うつ「へぇ、、、僕、心の病気」
サナ「そっか、、、治せるといいね」
やっぱりサナちゃんと話す方が楽しい
あの口うるさい看護師より心地いい