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ミョンサノが風邪引いちゃった!?
(ミョンギ編)
※ミョンギとサノスは付き合ってて同居してます。イカゲームのメンバーが出てきます。
地雷は回れ右!嘔吐表現あり!
333side
今日はどうも体調が悪い。朝は俺の方が早く起きて朝飯を作っているが、今日はサノスの方が早く起きて朝飯を作ってくれていた。
朝起きた時から、目眩と頭痛、吐き気があった
333 …ぁれ…?サノス…?
230 …お!お前やっと起きたか!
230 珍しいな、ミョンギが寝坊だなんて
333 あぁ…笑そうかもな
230 夜遅くまで起きてるからだろ〜?
333 いや、早く寝た。疲れてただけだ
230 へぇ〜そうか!早く飯食おうぜ!
333 そうだな
230 いただきま〜す!
333 いただきます…
230 美味!流石俺様だ!
333 …ぅっぷ
サノスがせっかく作ってくれた物を残すなんてできない。無理してでも食べなければ…
230 ご馳走様!
230 …お前、大丈夫か?飯…一口しか食ってねぇだろ。いつものお前じゃねぇよ?
333 いや…大丈夫。ちょっと食欲無いだけだから…
食べようと思えば思うほど吐き気と頭痛が強くなる
ズキズキッ(頭痛)
333 …ッ
思わず頭を抱える。
230 …おい!大丈夫か!?
サノスがキッチンから走って来てくれた。迷惑なんて掛けれないのに。
333 …ごめん、サノス。ちょっと…飯残してもいいか…?
230 それは全然いいけどよ…お前は大丈夫なのか?
333 あぁ…ただの偏頭痛だよ。休んでれば良くなる…
俺はそう言って部屋に向かった。
230side
今日は朝からミョンギの様子がおかしかった。
朝起きてもぼーっとしてるし、俺よりも遅く起きてるし、飯だって残すし…ぜってぇ何か隠してるだろ…
《124》で、それで俺に電話かけてきたんですか?
《230》あぁ…
《124》うーん…偏頭痛って言ってるから薬とか普通に準備すればいいんじゃないんですかね?
《230》偏頭痛って晴れでもなるのか…?
《124》あ〜そう言われれば…確かに曇りの日とかになるイメージっすよね…
《230》しかも食欲無くなるほど酷いなんて…
《124》…あ、確かクソアマが偏頭痛持ちだった気がします!
《230》それは本当か?
《124》はい!ザコが言ってました!LINEで聞いてみましょうか?
《230》頼むぞナムス!
《124》ナムギュです!
《230》oh……sorry
《124》それじゃあ切りますね〜!
《230》OK!
333side
333 …ッはぁッ
俺は今、今までに無いほどの吐き気と戦っている。吐いてしまえばサノスに迷惑をかける。
せっかく飯を作ってくれたのに、残して、それも吐いてしまったら悲しませる。
333 …ッっはぁ…けぽッ…ぅ”
230 ミョンギ〜?大丈夫…か…って
230 大丈夫か!?
333 さのッ…ぅ”ッ
230 吐きそうなのか…?
333 だいッじょぶ…ぉ”えッ…
230 大丈夫じゃねぇじゃねぇかよ!
230 ほら、ゴミ箱!これやるから!
333 ぅ”ッぉえッ”…!げほッ…うぇッ”…!
食べたのが一口だったから、あまり固形物は出てこなかったが、胃液が沢山でてきた。まるで胃をそのままひっくり返したんじゃないかってくらい。
333 ぉえ”ッ…ごほッ…ぅえッ”…ポロポロ
苦しいのか分かんないが涙が止まらない。
230 …サスサス
サノスは俺の背中を摩り続けてくれている。
333 ッ…ポロポロぉえ”…さのッ…ギュ
230 もう出ないか?
333 コクリ…ッうぅッ…ぐすっ
230 うがいしてこい。
333 …ん。フラァ
立って洗面所に行こうとしたが、目眩が酷く歩けない。無理やり歩こうとしたが、倒れそうになった。
230 …お前フラフラじゃねぇかよ
230 肩貸してやるからよ。ほら
333 あんが…と
230 …で、いつから体調悪いんだ?
333 朝…
230 なんで言ってくれなかったんだ!
333 迷惑…かけると思ったから…
230 はぁ〜…
230 お前は、もう少し自分を大切にしろ
230 OK?
333 …ん
230 ほら、着いたぞ
333 ガラガラ…ペッ
230 お前は俺の部屋にいろ
333 片付け…
230 俺がするから!お前は寝とけ!
230 あ、寝る前に体温測ってくれよ?
333 はーい…
今日はかっこ悪い所ばかり見せてるな。吐いた物の掃除くらい自分でするのに。どこまで優しすぎるんだ。
333 ぼふッ…
布団に入る。
333 サノスの匂い…いい匂い
枕に顔を埋める。
333 …そうだ、熱…
333 …
ピピピピ ピピピピ
333 …ぅえ?
体温計に記載された文字は39.4℃。高熱が出ていた。気づかなかった。
333 …ぅう…しんど…
熱を見た瞬間に、一気にしんどさが来た。
230 ミョンギ〜
333 さの…
230 熱は測ったか?
333 あぁ…
230 何℃だったんだ?
333 ぇと…39.4℃
230 はぁ!?高熱じゃねぇかよ!
333 あ、あはは…
230 あははじゃねぇだろ…てか、お前寝ろ!!さっき吐いたばっかだし、熱あるなら尚更だ!
333 …分かった
230 俺、何か食えそうなもん買ってくるわ
333 …ギュ
230 ん?どうした?ミョンギ〜?
333 ぇと…やっぱなんでも…なぃ
230 どうした〜?言ってくれよ〜!
333 …もうちょっと一緒にいて欲しいなぁ…なんて
230 …
333 ぁ…嫌なら全然良いから…早く買い出し行けよ…
230 なんてcute何だ〜!勿論だ!
333 …じゃあ俺が寝るまででいいから
230 OK!
333 …
230 …
サノスはスマホを弄ってて、俺はぼーっとしてる。ぼーっとしてた視界にあるものが入った
333 …あれ、まだ飾ってんの?
230 ん?あ〜あれな
230 ミョンギから貰った物だ!ずっと飾り続ける!
333 いやいや…いつか萎れるでしょ笑
俺達が付き合った時に、俺が渡した赤いアネモネだ。花屋で必死に悩んだ買ったものだ。
333 …ウトウト
いつの間にか眠たくなってきた。俺は布団も着ずにそのまま寝てしまった。
333 …スースー
230 …?
230 笑…また風邪引くぞ
333 …んん?
333 さの…?
333 どこ行った…?
333 …げ、もう夜じゃねぇかよ
230 …!?
230 ミョンギ!起きたか!
333 あぁ…
230 体調はどうだ?
333 だるさはほぼ無い。頭痛がちょっとあるくらい。
230 良かったぜ!
333 あと、今日はありがとな
230 何時ものお返しだな!
333 …笑
この後無事に完治したとさ。
赤いアネモネの花言葉『君を愛す』
コメント
19件
えー、もう大好きです、尊い、
ミョンギが風邪ひく系の小説あんましみたこと無かったから見れて最高👍