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🇯🇵ロシアさんっ
🇷🇺どうした?今日はいつもより元気がいいな
ある日の午後、日本が俺の肩を叩き、声を掛けて来た。
🇯🇵実は久しぶりに三日間の休日を頂けたんですよっ
日本は嬉しそうにそう言った。
俺はあーと相槌を打つ。
確かに俺等からしたら別に大した休みではないが、日本からしたらこれ程嬉しい事ではない話だ。
そりゃあ、仕事詰めだった此奴には褒美みたいなものだよな。
🇷🇺良かったな
俺は日本の頭をクシャッと撫でる。
日本は俺に突然撫でられて困惑の表情を浮かべるが、頬をほこらばせた。
🇯🇵それでですねっ、折角明日からお休みなので今日一緒に飲みに行きませんか?
俺は日本の思いにもよらなかった言葉に情け無く口を開ける。
日本から誘いに来るなど無かったうえ、ましてや飲みになど。
🇷🇺…ああ、今日は空いてるし、付き合ってやるよ
俺は少し間を開けて承諾した。
🇯🇵わぁ!有難う御座いますっ
日本は俺の承諾に心底嬉しかったのか、子供のように目を輝かせてはしゃぐ。
🇷🇺ふっ…
こんなに喜ぶ日本は初めて見たかもしれない。
それと共に社畜だが、偶にこういう可愛らしい素を見せる日本を俺は机に頬をついて見つめた。
🇷🇺…だからそんなにがっついて飲むなと言っただろ
🇯🇵うっ…ぐずっ…すみません…
俺は溜息を一つ吐き、こめかみを抑える。
今は夜の10時過ぎ。
あの後会社上がりに日本と飲みに行った。
俺は日本はアルコールは飲めるがそれ程強くない事を知っている。
だから程々にしろよとあれ程言ったのに。
彼奴は明日から休みだからとアルコールを飲みに飲みまくった。
その結果酔い過ぎて泣いている。
しかもどうやら日本は泣き上戸らしい。
さっきから泣き止まずにいる。
🇯🇵ぐずっ…うっ…気持ち悪い…
🇷🇺べそべそしてないで、ほら
俺は酔いに酔いまくった日本を背負い、帰路に着いた。
すると帰路についてすぐ、日本は寝てしまった。
🇷🇺…はぁ
俺はまた小さく溜息を吐く。
だがそんな溜息とは裏腹に、幸せそうに寝る日本にほっとした。
🇷🇺…おやすみ
俺はソッと日本の頭を撫で、夜道を歩いた。
『終』
暫く音沙汰無かったですね…!
思いつかなかったんです