焚石》……黒須
黒須》御前が、兄ちゃ…ん、?
焚石》……信じられないなら桜遥が起きるまで過去の話をしよう
焚石家
父と母は俺が物心着く頃にはいなかった
いたのは弟1人、名前をつけたのも俺、育てたのも俺
幼い黒須》にいちゃ!(微笑
幼い焚石》ん、(撫
当時の黒須は可愛かった、友達のいなかった俺の救いは黒須だった
でも、小さな頃から喧嘩してる俺を見ると黒須はいつも怯えてた、
俺はそんな黒須を見たくなくて黒須を孤児院の玄関前に置いて行った
喧嘩するのを辞めればいいとも思った、でもそうすると俺が俺じゃなくなる、
そうして月日が経って出会ったのが棪堂哉真斗、
そいつはしつこくてずっとついてきた、まるで黒須を見てる気分だった、だから近くに居ることを許した、
そして俺は棪堂哉真斗と共に風鈴に入学するも中退した、
後に黒須もそこに入ったと聞いて風鈴に向かっているところを風鈴から飛び出してきた黒須を見つけKEELに引き入れた
今に至る
黒須》じゃあ、御前が…
焚石》…来い、黒須
黒須》ッ、…(どうしよう、兄ちゃんのところにいきたい、でも…行ってしまえば梅宮を裏切る事になる、俺は、俺はどうしたらいいんだ、…?)
桜》ッ、何悩んでんだよ…(起き上がり
黒須》!
桜》御前が…
御前が御前で居られる所に行けばいいだろ!!
黒須》っ、!!
梅宮》…
焚石》……おい
棪堂哉真斗》は~い!!(桜に向かって殴り掛かり
桜》!(避
焚石》どうする、黒須、一緒にこれば風鈴には手は出さない
黒須》……(俺が兄ちゃんと行けば梅宮達は助かる…?)
桜》スゥゥゥ…(息を吸
起きろお前ら!!!!
屋上
蘇枋》……!(起き上がり
楡井》この声、桜さん…!
校 庭
桜》どうする、俺等と御前等2人、数の差があるぜ?
焚石》……
棪堂哉真斗》……