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その日

人類は思い出した

奴らに支配されていた恐怖を…

鳥籠の中に囚われていた屈辱を……

「キャァァァァ!!」「うわぁぁぁあぁ巨人だぁぁ!!!」

キーキーと甲高い気味の悪い声、無駄に低い豚みてぇな気味の悪い声…

頭が痛くなるほどの人混み…

そんな中、私の友人、アルミン・アルレルトが放った言葉_

「そんな…あの壁は50mだぞ…!?」

そう、私達シガンシナ区…その他の区…ウォール・マリア全体を囲み、約100年の間盾となっていた壁が

いとも簡単に謎の超大型巨人によって…壊されたのだ。

アルミン「あ……か…壁に、穴を空けられた」

腰を抜いたのか地面にペタリと足を付けたアルミンが震える声で壊された壁を見つめながらそう言った。

そんなアルミンや恐怖でただ叫ぶことしかできない民…ウォールマリアの住民達の“死にたくない”“家に帰りたい”そんな願いを巨人たちが聞いてくれるわけもなく、

私達を食おうとする巨人達。既に何人かは食われている。

初めて見る巨人、初めて見る死体… そんな気持ちの悪いものを齢10歳にして目の当たりにしたのだ。

吐き気が止まらない、目の前が真っ黒だ、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い……

エレン・イェーガー「こっちには家が…母さんが…!」

そんなエレンの声にハッとすると自然と視界に光が差し込んできた。

巨人達が向かっている方向に向かおうとするエレンを止めようとした時、既にミカサが動いていた。

ルア・アルミン「っ!ミカサ!!」

アルミン「くっ…う…もう、ダメなんだ…」

アルミン「この街はもう、…無数の巨人に占領される…!!」

そう涙を溜めながら言い放つアルミン… そんな事…そんな事まだ…!まだ……

ルア『アルミン!!まだそうと決まったわけじゃない!ミカサとエレンを追わないと…っ!!』 

アルミン『ダメだよルア!!このまま4人行ったって無駄なお荷物になるだけだ!』

ルア『じゃあ何!?アルミンは…アルミンはこのままエレン達が死んでもいいって言うの、!?私はそんなの嫌だ!受け入れられない!』

アルミン『僕達が行ったとこで何の力になれるんだよ!?僕らが今取るべき行動はエレン達を信じてこのまま船のところまで向かうことじゃないのか、!?僕だって置いていくのは嫌だよ!』

ルア『嫌なら尚更_!』

アルミン『…っ!』

あ……あぁ……この…大きな人って何だっけ……?ア、そうだ、巨人だ…

私達、このまま食べられちゃうの、?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!まだ死にたくない、生きたい、!!


目の前に巨人の手があり、死を覚悟したそのとき…べちゃ、と何か生温い液体が頬につくのが分かり、恐る恐る目を開けるとそこに居たのは… 羽根の絵が描かれているマントに身を包めた調査兵団兵士と頸を荒々しく削がれ倒れている巨人だった___


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