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ak視点
『ッあ…うわぁぁ…ッ!』
【……】
先ほどすぐ目が覚めた俺は、そばにいたローレンにふわっちのことを聞いた
詳しくは教えてくれなかったが、さっきの俺のことが原因なのだろう
『俺が…ッ俺がふわっちを傷つけたからぁッ…!』
これじゃ、あの時と一緒だ
『初めまして!今日からあなたを幸せにしに来ました!天使です!』
<…は、はぁ>
初めての仕事だった
しっかりしなくちゃって、たくさんいろんなことして…
相手も笑ってくれた、笑顔が増えた
うまく行くって、そのときは思ってた
なのに彼からの幸せが感じられなかった
逆に、彼は俺に依存していった
暴力や性行為、これで彼が幸せになるならって、我慢して、我慢して…
結果、こういう結末になってしまった
『…な、なんで、?ぁ…あぁ…』
目の前に広がる血の海に、俺は現実を受け入れられなくなった
ふわっちにああいうことを言ってしまったのは、俺が愛、というものを別のもので捉えてしまったから
怖いもの、と捉えてしまったから
『…ッ、なんで…俺はッ…』
【…あきなは、ふわっちのこと、そんなに好きなんだな】
『好きだよ…ッ、好きなのにッ…あんなこと言った自分が許せなくてッ…!』
【…そっか、俺も、一回そういうすれ違いみたいな恋をしたんだよ】
『…ぇ?』
【そいつは突然現れてさ、急に変なこと言い出すようなやつで…wでも知るたんびに好きになってってさ、なのに、俺もあいつにひどいこと言ったんだよね…【お前のことは嫌いだ】って、今思えば最低だよな… 】
ローレンでも、そんなに思い悩むことが…
【それで一回喧嘩したっきり会わなくなってさ、久々に会うとなんか急に涙でてきてw】
『ローレンでも泣くんだ…』
【そーそー、そのあとは今のあきなたちが知ってるとおりだよ】
『…ん?俺らが、?知ってる人なの?』
【え、そうだよ?】
『……』
ローレンと、恋人関係?前の人とかかな、?いやでもそしたら俺らは知らないし…
『…くず、は?』
【せーかーい!】
『へ、?うぇ?ま、まって、葛葉って…あの?』
【うん、くっさんほんとは人間じゃないけど】
『ま、まって、聞いてない聞いてない』
【言ってなかったもんw】
『えぇ…』
『…ふッ、あっははw』
【ははwやっと笑ってくれた】
『いやー衝撃の事実だなwこんど葛葉に問い詰めないと…』
【俺もこんな時間まで誰と会ってるのか問い詰めないとなぁ?】
『……まって笑えない』
【ありゃ?】
そのとき、扉が勢いよく開いた
「あきな!…と、ロレ」
『ふわっ、ち』
ふわっちは、俺と目が合うなり、俺を抱き締めた
「ごめんなぁ…あきな、ほんとに、ごめんな…」
ローレンは気遣ってくれたのか、静かに、部屋から出ていった
『俺も…ごめんね、ふわっちに酷いこと言っちゃった 』
「あきなはなんも悪くない、全部俺のせいやから…」
『俺はふわっちに自分を責めてほしくないよ』
「…ありがとう、なぁ、こんな俺やけどさ、許してくれる?」
『…もちろん、当たり前でしょ?』
そういって、見つめ合ったあと、笑いがこぼれた
「俺がさ、あきなを幸せにするから、大切にする、だから、さ…」
ふわっちはそこで言葉を止めた
「…ごめん、やっぱいやよな」
きっと、俺がいやがるかと思ってるのだろう
『……嫌じゃないよ』
「!」
『俺嬉しかったんだよ?ただ受け止められなかった、俺が弱かったから、でもさ、ふわっちは俺を大切にしてくれるって言ってくれた
今までもたくさん守ってくれたし、感謝しきれないけど…』
俺の言葉を遮り、ふわっちはさらに勢いよく抱きついてきた
「……好き、あきなのことが、ずっと」
『俺も、ふわっちのことが大好きだよ』
「絶対に幸せにするから」
『それ何回目?w…でもまぁ、ありがと』
これから先はどうなるか分からない
でも、なんとかやっていける気がする
後日知ったのだが、叶さんと葛葉は仕事仲間、だったが、ほんとは敵対しているらしい
叶さんは天使のリーダーみたいな感じに対して、葛葉は地獄の吸血鬼だったかららしい
ふわっちとあったときは、言い争いでもしてたのだろう
俺はというと朝起きたらいつもみたいにふわっちと何気ない会話をして過ごす
これが何よりも幸福だ
天使の君と、不幸な俺
ーーーーーーーー完ーーーーーーーーー
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