「「お願いします!」」
俺とメリーゴーランドは管理人にここで働けるように頼み込んでいた。
「ダメだダメだ!そもそもここには立入禁止の看板が立っていただろう。」
「ッ…それは…」
俺は何も言い訳が思いつかなかった。だがメリーゴーランドは臆することなく、
「だからです!ここはあたしたちにとって大切な遊園地なんです!」
そう訴えた。
「うーん…ボソボソ」
管理人はなにか独り言をつぶやきはじめた。もうひと押しすればいけるかもしれない。
「「お願いします!」」
「わかった…」
「「やった〜!!!」」
俺とメリーゴーランドはハイタッチをして喜んだ。
「たが、条件がある。ここはキャストを全員解雇してしまった。だからキャストを、少なくとも2人集めろ。アトラクションは4つしかないから4人いればどうにかなるだろう。 」
俺とメリーゴーランドはかおを見合わせて、
「「了解です!」」と意気揚々に返事をした。
「期限は二週間、それまでに集めろ。」
俺達は早速、キャスト集めのポスター作りに取り掛かった。
「本当にいけちゃったな! 」
「ね!」
俺達はポスターを作りながら話をしていた。そんな感じで続けていたら、完成するのに日をまたいでしまった。
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