コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『おはよ!』
「あー○○おはよ」
「おはよー。でさー…」
『ぁ…』
話の邪魔になっちゃったかな…
うん、絶対そうだ
ミク、とか天馬司、とか聞こえてくるからプロセカの話かな
僕がスマホに入れらんなくてわかんないやつ…
「○○ってプロセカしてたっけ」
『え?あ、ごめん。やってないんだよねー」
「ふーんそっか、ならいいや」
ならいいや、ってなんだよ…
もっと僕もわかる話しようよぅ…
実況者とかならわかるからさぁ…
などと思っても当然言えるはずもなく
自分の後ろの席で楽しそうに談笑する声を聴きながら学タブをいじっていた
移動教室
『○○っ!行こ!』
「あーおっけ、ちょい待ってね」
「ごめん遅れたー」
これで3人集まってしまった
はぁ…
「それな!?あのイベントはヤバいよね!」
「もうッ…ミクが可愛すぎてッ…!!!」
やっぱプロセカの話かよ…
僕がわかんないこと知ってるよね
なんでハブるんだよぉ…
寂しいやんけぇ…
『何々なんの話ー?』
「ん?プロセカのイベント!」
「ワンダショでイベントあったんだよね!司がもうっ!かっこよすんぎ!」
『へ、へー…僕はKAITO兄さんが好きかな!」
なけなしの知識で話に入る
実際声は好きだし…
嘘ついてないし…うん…
「え!○○ってKAITO兄さん好きなん!?」
『う、うん…』
「かっこいいよなKAITO兄!」
『…!だよねー!』
「でも俺的にはあれだね、ニーゴのKAITO兄さんがイチオシだわ」
「それな!あのツンツンツンデレが最高!」
「でもダショのほわほわKAITO兄も好きなんだなー!」
「個人的にはレオニの眼鏡KAITO兄が推しですねー!」
…一瞬で会話に入れなくなったし…
なんだよニーゴって…なんだよレオニって…わからんよ…
『…はぁ…』
僕のため息は、二人の楽し気な声にかき消されてしまった