君が転校するまでの1年間

君に会いたかったんだ。ずっと。

あと少しだから待っててね？

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「おはよー！らんくん！」

「おはようこさめ。相変わらず元気だね」

5月に入った。

グループが出来始めてくる時期である。俺は相変わらず1人。別に寂しくないんだけどね。

昼休みの時間いつも1人で屋上に行く。1人でいるのがバレたくないから。

いつも通り1人で昼ごはんを食べてたら

「らんくーんいるー？」

「こさめ？」

「あっ！らんくん！一緒にご飯食べよ？」

「うん。いいけど」

「やった！いただきまーす！」

相変わらず可愛いなー

そこからは他愛のない話をした

学校の勉強、部活、人間関係のことたくさんはなした。でもこのあたりから俺の中の何かが芽生えてきたと思う。

こさめのおかげで俺にも友達ができた。

だから最近は1人じゃない。1人じゃないけど何かがむず痒い感じがする。なんだろうこの気持ち。

「それって独占欲？みたいなやつじゃね？」

最近仲良くなったいるまに相談した

「独占欲ねー」

「こさめのことが好きなんだろ？だったら今までらん1人だったから自分だけを見ててもらえてるみたいになってたんじゃね？」

「でも、なんか腑に落ちない」

「お前の感情がわかるロボットじゃないからなんとも言えんけどな」

「んーありがといるま」

「今度なんか奢れよー」

「おー」

､､､独占欲かー

自分でもそうじゃないかとは思っていた

だけど何か違う気がする。わからないけど。

この気持ち誰か教えてくれよー

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君は俺のこと見てくれる？

ずっと待ってるからね。

見てくれるその日まで