テラーノベル
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続きです
ヒーローコスチュームの赤い多機能ベンチコートに顔を埋めると、わずかに残るUSJ襲撃事件の
血の匂い。そして訓練の爆豪のニトロの匂いと自分の体温の匂い、
デクの柔軟剤の匂い、いろんなにおいが混ざっていた。
そっか、、この学校に来て、まだ2人からしか触れられてないんだな、、
ほかの人が話しかけてくれないわけじゃない、、
ただ、私が拒否ってる、、んか、な
(鏡の中の自分は、まだポマードで固められた髪のままだ。
指先でそれを乱しながら、永久の思考は暗い澱へと沈んでいく)
永久 「『綺麗なヒーロー』。あいつが言う正解って、
結局、自分たちの都合がいい駒になれってことでしょ、笑えない奴は不良品、言葉遣いが悪い奴は欠陥品。
だったら、最初からはじき出された奴らは、どこへ行けばいいわけ?、、」
脳裏に浮かぶのは、幼い頃に見たニュースや、街の片隅で泥を啜るように生きていたヴィランたちの虚ろな目だ
永久 「私はあんたたちみたいな光り輝く側になりたいんじゃない。
光が強すぎて、目が潰れそうな奴らの隣にいたいだけ。
誰も救おうとしない、あの『悪』って呼ばれる人たちの絶望を、私の嵐で隠してやりたいだけなのに」
(永久は、ぎゅっと自分の腕を抱きしめる。この「ヴィランが好き」で「ヒーローが嫌い」という、
雄英生として致命的な矛盾。誰にも言えるはずがない。
唯一、幼馴染にだけは「ヒーロー嫌い」を自ら漏らしたが、彼だって目指す場所は「ナンバーワンヒーロー」なのだ)
永久 「、、勝己。あんたは、真っ直ぐすぎて眩しいよ。あんたが光になればなるほど、
私はあんたの影に隠れて、どんどん汚いものに惹かれていく。、、バカだよね、私」
(永久の脳内に爆豪よりも緑谷の顔が千面に映る)
永久 「、、、デク、、あんたはどこまでも、まっすぐでいいヒーローだよ、、」
13年前
「ねぇとわちゃん!!」
「、、ん、、なに、」
いつも、元気な笑顔で笑って話しかけてくる。
どんなに冷たく返して落ち込んでも、次の日にはにこっと笑う。
「とわちゃんはどのヒーローがすきなの?」
「、、、ヒーロー、、あんま、、すきじゃない、、」
普通の人なら
「えー!?とわ、ヒーローきらいなん?!へんなやつ!!」
「いつも、あたしたちをまもってくれるのにきらいなの?ひどいよ、、」
と言う反応なのに、
「ぇ、、、、きらいなの?」
「っ、、うん、、」
「、、、!なら、僕が好きにさせるよ!!」
出久だけは、否定しなかった。
2 「とあちゃ、!ぼー、る!」
3 「とわちゃん!あーそーぼ!」
4 「とわちゃん!!これがオールマイト!どんなたたかいでもえがおでみんなをたすけるんだ!」
5 「僕もこんなふうになりたいな~、、なれるかな?」
6 「ねぇ永久ちゃん!!!飴あげる!」
7 「みて!!!オールマイトのポスター!お母さんのお手伝いしてお金貯めて買ったの!」
8 「永久ちゃん!!オールマイトのグッズ、5個突破した!」
9 「永久ちゃん!遊ぼ!」
10 「永久ちゃん。委員会どこいく?」
11 「永久ちゃん、、、野外活動の班、、なんだけど、、誰も組んでくれなくて、」
12 「永久、、ちゃ、ん、?」
13 「永、、、なにも、ない、、ごめん、」
14 「、、っ、、、、」
15 「、、、、ッ、、、、」
出久はいつも私が恵まれていると教えてくれた。
だからこそ、私は自己肯定感を持てた。
、、わかってる、私はわかってた。
出久は誰よりも一人で、自分のこと優先できない子だって、
なのに、突き放した。
死ぬ可能性だってあった。
友達もいない、親は一人だけ、自分の見方は世界にたった1人、
ほかの人は敵、、そんな生活なのに、生きてきたんだ。
出久は、
(窓の外から差し込む月光が、永久の冷え切った指先を白く照らす。)
永久 「、、、出久、、いつも、私を一番思ってくれるのは、
勝己でもない、佐々木さんでもない。君だけだよ。
君がいたから、私はまだ生きてる。」
(両親がいなくなった時、永久は自分の存在価値を見出せなかった。
ヒーローになれと言われていて、それだけが生きる価値だと思ってたんだよ、)
2 「とあ!あしょぶぞ!」
3 「とわ!かわにいくぞ!」
4 「永久!虫取り行く、、虫嫌い?、、じゃあボール遊びな!」
5 「永久!!かばんもってやるよ!男だからな!すげーだろ?」
6 「永久!!!小学校行くぞ!」
7 「、、、永久、、俺より身長でかい、、ずるい!!!」
8 「永久!!!今年の運動会こそ、俺が勝つ!!」
9 「永久!!揚げパンじゃんけんだ!」
10 「永久!俺と同じクラブ入れ!バスケクラブな!!」
11 「永久。学校、早く用意しろ。」
12 「永、、、久、、、?」
13 「永、、、」
14 「、、、、、、」
15 「、ッ、、、、クソッ、、、、」
勝己は、私にいつも光をくれた。
なんでヒーローになるか、、か、、
敵愛永久と言う人物は何か、、難しい質問だよ、、
、、、ヒーローになりたい気持ち、、そして
私の生きる本当に意味をくれたのは、、ヴィランだ。
、、ヴィランがいるからこそ、今まで生きてこられた。
なのに、ヴィランの敵対するヒーローにいちいちなってヴィランを救う、、?
、、おかしいな、、なんで、
あれ、、、、だったら、ヒーローになる意味ない、、?
、、、、ないわけじゃない、、よね?
約束したんだよ、3人で、、
でも、勝己はデクとの約束を無いように扱って、
クラスメイトと才能、、強個性、、顔、
全部もらってる、、
デクはオールマイトからもう個性という大きなものを与えられてる、、
みんな、ヒーロー向けだ、
、、、勝己は私がいなくなってもヒーローになるし、
デクも、私がいなくなってもヒーローになる。
3人でなる約束よりも、結局一人ずつの意思で動いてる、
、、、、、、いちいちヒーローになる意味なんかない?
ヒーローと言う職業じゃなくて、
ヒーローの性質を身につけたいだけ、、なのかな___?
(永久はそっと目をつむる。脳裏に、昼間、ジーニストに反抗した
自分を案じていた勝己の顔がよぎる。あの乱暴な優しさが、今の自分には毒のように甘く、そして苦しい)
永久 「好きにならなきゃよかった。あんたがヒーローを目指すなら、
私はいつか、あんたの敵になるかもしれないのに」
私が後からあんたにとって迷惑な存在になるなら、
好きになれる権利もない、、な。
、、ほんと、バカみたいな、気持ち、、捨てられればいいのに、、
はい、どうでしたか!
さて、アンケートを取ります!
①いつかはまだ決まってないけどヒーロー目指す
②いつかはまだ決まってないけど、ヴィランになる
③リクエスト!!!
③は視聴者さんの見たい流れ?見たいなを書きます。
コメント待ってます!
2935文字!終わります。
コメント
9件

②が良いです!絶対②だぁぁああああ!!
改めてコメントするけど うちは①かな〜
1コメ!?今回も良かったよ!続き楽しみにしとるけど、ほんまにルナのペースでええけんね!?