※n/m/m/nです。苦手な方はご自衛を。
なんか熱くてだるいなあって思って、嫌な予感を感じてたら
案の定熱でした
こんな軽く言ってるけど内心めちゃめちゃ焦ってます
だって38度ですよ?なんかフラフラしてきたしちょっとヤバいかもしれない
おぼつかない足でベッドにダイブ
本能的に誰か傍に居た方がいいと感じスマホを手に取り連絡をした
果たして来るのか…
結構夜中だし、あいつも暇じゃないだろうし…
ky「はぁ…」
なんで熱なんて出したんだか
普通にいつもと変わらず過ごしてたんだけど
まあ強いて言えば最近寝てなかったくらい
…それだな
原因が分かったところで、枕に置いていたスマホが鳴った
重たい体を起こして電話に出る
ky「…ん」
fj「大丈夫なの?今行ってるけど、時間かかるからさ」
ky「だいじょーぶ、とおもう…」
fj「ぜーったい嘘だ笑、なるべく急ぐから、安静にしてるんだよ」
ky「うん…」
…なんか、むかっ
それは違うな、だめだ
あいつだって忙しい筈なのに俺の為に急いで来てくれるんだってさ
…彼氏かよ
いや彼女だな
どうでもいい事を考えてベッドに横たわってると、目頭の辺りが熱くなる、熱特有のアレに襲われた
目痛い、熱い、涙でる
あ、そうだ冷えピタとかあるっけ…
重くてだるい体を無理やり動かしベッドから這い出ると、床のひんやりした感覚に気持ち良さを感じる
あーだるい、気持ち悪い
ほんとは動きたくないけど、あいつが来た時にめっちゃヤバそうな感じで居るのが嫌だから、最善の状態で居ようと思う
部屋のドアまで来たところで頭が途端にガンガンし出した
ky「ぅわっ…」
やばい、待ってこれやばいやつだ
咄嗟に倒れ込み耐える
嫌な鈍痛が頭のてっぺんから全体に広がり耳鳴りがする
うわ酔う…具合わりー…
頭がぐわんぐわんして吐き気と目眩が激しくなってきた
これ、大丈夫なやつ?そんな気はしないけど
うー、fj早く来い…
電話…
…でも迷惑か?ただでさえ呼び出してるのに急かすなんて…
考えが右往左往する、どうしたらいいんだ
ky「…は、うっ…」
急に息ができなくなり、意識が途絶えた
気分の悪さに目を覚ますと、何故かベッドの上だった
あれ、俺倒れて…
訳が分からず辺りを見ると、傍にfjがいて、心配そうに俺を見ていた
fj「起きた…?」
ky「…f、j…」
思ったより具合の悪そうな声に自分でびっくりする
fj「もー、心配したんだよ、来たら苦しそうに息しながら倒れてんだもん」
本当の時にしか見ない、本当のfjの焦った顔
胸がぎゅっとなった
ky「…」
fj「とりあえず冷えピタとか薬とか、出来ることはしたから次第に良くなると思うよ」
確かに、なんかおでこ冷たい…
…ん?薬…
飲ませたってことか?
どうやって
俺が怪訝そうな顔をしてるのに気づいたのか、それとも付き合いが長いから思ってることはなんとなく分かるのか、fjは笑いながら続けた
fj「風邪薬買ってきて、飲ませたんだよ」
fj「ちょっと苦戦して水こぼしちゃったけど許してね?笑」
飲ませた…
めちゃめちゃ介護されてる
ky「あり、がと…」
fj「どういたしましてー」
fj「寝てていいよ、まだ具合悪いでしょ?」
優しいfjの声がすっと耳に入って眠気を誘う
なんだか心地よくてうとうとしてきた
微笑むfjを薄れる意識の中見て幸せな気持ちになった
なんか、苦しい…
締め付けられてる感じがして目を開ける
ky「…は?」
fjが隣にいた
しかも、抱きついてる
え?
ky「fj、おまえ…なにして…」
fj「んんー…っ」
起きてくれない
半分イラつきながら離そうとぐいぐい押すも力が入らず意味が無い
なんで寝てるんだこいつ…
そこでハッとする
そうか、俺のこと見ててくれたのか…
途端に罪悪感と感謝が溢れ出し胸が痛くなった
寝かした方がいいか?でもこのままはちょっと…
ky「…fj」
fjに聞こえる位置で名前を呼ぶと、ぴくりと反応した
ky「fj、ごめん、おきて」
怒ったように言うのは気分じゃなかった
俺がいつもの元気な声でないため起きるのには時間がかかったが、ようやく目を覚ましてくれた
fj「んー…?kyおはよー…」
ky「fj、はなれて」
まだ眠たそうなfjを軽く押して促す
だけどfjは離れない
何がしたいんだ
fj?と呼びかけるとイタズラっぽく笑うfjと目が合った
何故かドキッとして目を逸らす
すると、fjの大きい手が俺の手を握る
fj「もう具合は大丈夫なの」
ky「え、ん…だいじょーぶ…」
fj「良かった」
暖かい手が指を絡める
な、なんだこれ…
分からなくて困惑する
fjは寝ぼけてるのか?それとも…
fj「何考えてるの」
低くて落ち着いた声が耳を通る
気づくとfjは俺に覆いかぶさっていた
やばいと感じつつも動けなくてfjを見つめる
fj「ふふ、怖い?」
ky「…」
首を横に振る
振ってしまった
fj「そっかあ」
fjの声が、頭に溢れる
なんかぼやーってなって
なんだ、な、きもちい…
意識がぼんやりとして、でも眠たくはなくて無意識にfjが絡めた指を握る
fj「…可愛い」
独り言みたいな呟きが俺の小さな期待を大きくさせた
ゆっくり顔を近づけたかと思うと、優しく唇に触れる
ky「んっ…」
嫌って感情は何故かなくて、でも嬉しいとも感じなくて、不思議な気持ちでされるがままだ
暫く唇に触れるだけだったのに、突然舌が押し入って来た
ky「んぅ…っ」
熱くて、ぬるぬるしてて、これやばい…
ky「ふ、ぁ…う…」
気持ちいい、ぼーっとする
身体が火照ってる気がするのは、熱だからなのか、それとも他の理由なのか
キスを続けながら、服の中に手を入れられる
まってこいつ…なにするつもりだ…?
fjの冷たい手が腹をまさぐりつつ、その手はどんどん上に上がる
ky「ふ、んぅ…は…っ、」
指先で撫でるようにゆっくりと上に上がっていく
まって、それ以上、上がったら…
身体を捩ってなんとか抵抗するも、手は止まらない
もう触れる…
という寸前、fjはキスをやめて意地悪く俺を見下ろした
fj「期待してるでしょ」
口角を上げるfjは俺の返答を待ってるみたいだ
期待なんか…
ky「してない…から」
触られると思って身構えていた体の力が抜ける、
けど触られなかったその部分はピリピリと疼いて仕方ない
本当は触って欲しい、なんでかは分からないし普段なら絶対に思わない
なのに、今はfjのその手で触って欲しい
気持ちよく、してほしい…
こんな時に自分の性格を恨んだ
天邪鬼で、素直じゃなくて
喉に詰まった言葉を吐き出せなくてもどかしい
はやく、さわって
fj「本当に?」
頬を突かれて顔を背ける
分かってんだろ、俺の言いたいこと
言わせたいだけなんだろ
意地悪なfjを睨みつけて呼吸する
ky「…いぃ、から…触って…」
やっと言えたその言葉はfjに抱きしめられてベッドに沈んだ
可愛い、と囁かれていやらしい水音が耳に響く
物欲しさに疼いていた部分はさっきの焦らしがムカつくくらい弄られまくる
急な快感に身体は驚き反応が大きくなってしまう
気持ちいい、嬉しい…
ky「ん、あぅ…っ」
fj「可愛いよ」
耳にキスをされながら、fjの低い声が脳に響く
はずかし…声、やだ…
男なのにこんな声出すなんて、と羞恥が走り唇を噛んで声を抑える
ky「んぅ…、っひ…」
なんで、声でちゃ…
fj「だーめ」
fj「ちゃんと声出して」
ky「〜〜ッッ…!」
fj、のこえ…あたまに、ひびいて…っ
やば…
ky「は…ぅう、」
危うくイくところだった…
バクバクする心臓を不安に思っていると、fjの手がそこを抑える
??
fj「どきどきしてるんだ」
ボソッと呟いたものの、俺にはわかる
絶対ニヤけてる
ムカついたのと、恥ずかしいのとで顔が熱くなる
なんでもいいから誤魔化したくて、パッと見えたfjの指を噛む
fj「いたっ」
ビクッと驚いたのも一瞬、直ぐに口の中に突っ込まれぐちゅぐちゅと掻き乱される
ちが、これは想定外…!
ky「ぅあ…ふ、う…っ」
太くて男らしい、ゴツゴツした手がめちゃくちゃにして
悔しいがMのスイッチが入る
ky「ふぁ、ぅん…♡」
気持ちい…やばい、
下腹部から込み上げる射精感すら気持ちよくて、
徐々に頭がぼーっとする
〜〜〜〜♡♡
身体が脱力して、荒い呼吸を整える
い、イってしまった…
fjにイかされた…
ゆっくりと瞼を開けてぼやける視界にfjを捉えると
見たことない表情のfjが居た
それは狼みたいだった
ky「f、j…?」
fj「…ごめん」
fj「抑えらんないや…笑」
欲情した狼に噛み付かれた
翌日、fjは朝っぱらから土下座をした
fj「ごめんなさい本当にあの時の俺はどうかしてました病人を襲うなんて最低ですすみませんでした」
早口でまくし立てるfjに軽蔑の目を向ける
ky「…」
大袈裟にはぁ、と溜息を付くと、ビクッとfjが震えた
ky「か、看病…してくれた、から…」
ky「許してやる…」
fj「!」
暗かった表情は一変、眩しいくらいの笑顔になった
気持ちよかった…なんて言えないしな
本音は心に閉まっておくことにしよう
コメント
8件
最高だ😭