コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
局長様と受け子さん。
ー取調室ー
「…………濵田崇裕やな」
「おん、そうやで。」
凛とした顔で俺に笑顔を向ける彼は
薬物で発生した金銭を本人に渡す係をしていた。俗に言う【受け子】だ。
「…なんでお前はここに来たかわかるか?」
「…俺が薬物とかでもらった金銭の受け子をしとったからやろ?」
「まぁそうやな。今回はその話がしたくてな。」
「俺は言わんよ。絶対に」
意志が固いやつか。電流スイッチを持っとくか…
「…まぁいい。…お前は昨日の午後23時にどこに居た」
「だから、言うわけないやん。」
やっぱり、俺の思う壷やったな
「…5秒以内に言わないとこの電流スイッチ押すで」
「はぁ?ほんまにしたらあんたやばいで笑」
「……やばくて結構。」カチッ
電流椅子のスイッチを押せば、受け子は痙攣し始めた。
手を拘束器具で縛っておいて正解だったかもしれん。
「わ”っ…わ”かった…い”ぅ、い”ぅがらっ…!」
「ん、…昨夜23時、お前はなにをしてた。」
「…昨日は密売のやつ受けもらった」
「その金額は?」
「1021万。」
「……その金はどこにある。」
「相手の口座にある。」
「……わかった。」
あっさり吐いてくれた、よかった。
あとで書類をまとめよう
「……なぁ俺はどうなるん。」
「…留置所へ送るか…刑務所にぶち込むか、ここで住みこみするか。」
本来ならば彼は刑務所に送らなければならない。
だが、ここへ来るものはだいたい癖のあるもので、刑務所などに置いてみろ、施設1個ぶっ壊れる。
だから俺はここで住みこみをするのを許可している。
といっても、今までたくさんの犯罪者の取調をしたが、みな留置所送り。だからここには俺しかいない。
「…ここに置かせてもらえるんか」
「そりゃもちろん。ここはまだ俺しかおらん。」
「……俺、ここがええ。」
「…そうか。なら今から手続きするで。」
No.1219 濵田崇裕