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注意
誤字脱字あり
口調迷子
キャラ破壊
晴明愛され
ネタバレ含む
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填星side_
彼と出合ったのは何千年も前の話。
彼は覚えてないのかもしれない。
それでも、良かった。私だけが彼との思い出を覚えているのなら、悲しいとも苦しいとも思わなかった。
これは彼と初めてあった日の事だった。
雨が降り、暗い真夜中。
まだ幼かった私は、”とある人”から逃げていたのだ。
填「ッはぁ、ッ…は、ッ…」
走って走って走って走って。
気付いたら山奥の神社に辿り着いていた。
その瞬間、私の何かがこの神社に吸い込まれていくような感覚に襲われた。
だが、それは悪いものではないとわかっていた。
ここで記憶が途切れてしまい、どうしたのかはわからなかった。
目が覚めると茶色の木の木目が目に見えた。起き上がってみるも少し目線が低く、すぐに狐の姿なのだとわかった。
「あ!起きた?」
填「ッ!?」
びっくりした…。
「驚かせちゃった、?ごめんね…💦」
…この人は、というこここは?
じっと彼を見つめると何か思い出したのかはっ!と目を丸くしてこちらを見た。
なんだろうか?
晴「僕の名前は晴明!そしてここは僕の神社だよ」
これが、僕と晴明のちょっと不思議な出会いだった。
それから毎日挨拶に来て、晴明の膝で寝て、最高な日々だった。
だが、そんな幸せはガラスのように脆く、弱いのだ。
私はもう何百歳と生きた狐となった。仲間もできたし、晴明がいない時でも一人ではなくなった。
そしてある日も晴明に会いにいこうと思った。だが、私たちの縄張りに侵入者が出たと、知らせが来た。
チッ…
正直、超めんどくさいとしか思わなかったし、興味もなかった。
そいつの顔を見るまでは…。
「おやおや、何やら妖の気を感じ来てみれば…こんなところに狐の集落があったとはね…」
笑み混じりなその話し方。
そして、声。
顔。
あらゆる姿かたちがそっくりなのだ。
あぁ、なんで…。
「人間…それも童子じゃないか。」
どうして。
「ここは狐以外入れないよう結界をはってあったはず…」
何故…。
「童子、貴様 何者だ?」
貴方の末裔が_
『すべてはここから始まった__。』
学園長side_
えぇ-…。
私達のマジ話と言う名のコントが終わりを迎えてから、早数時間が経過しました。
えーーーー、誰も来ません。
どうするのが正解でしょうか?
それでは一人ずつ聞いていきましょう。
まず一人目は妖怪Rさんに聞いていきましょう。
Q『今からどうすれば言いと思いますか?』
A『…。』
…すいません。私が殴って気絶させてたのすっげぇ忘れてました。
それでは次いきましょう。
次は妖怪Iさんです。
Q『今からどうすれば言いと思いますか?』
A『…。』
…すいません。
コイツも私が”うっかり”気絶させてたのすっげぇ忘れてました☆
ん’ん”。
それじゃあ気を取り直して…。神様Eさんに聞いていきましょう。
Q 『今からどうすれば言いと思いますか?』
A『…そうですね…、とりあえずこの馬鹿2人を叩き起こして、俺の目の前にいる疲れすぎておかしくなっている人を眠らせれば言いと思います。さらにみー君と合流できたら尚いいでしょうね。』
どす黒い笑みを浮かべながら話す神様Eさんはとても…。
え???まとも???(((
まともだったみたいです。
恵「ねぇ、ホントにさぁ…。いつまでこんな茶番しなきゃいけないわけ????」
学「いや、私だってやりたくてやってる訳じゃないんですよ???」
恵「嘘つけじいさんがよ。」
学「あ?💢」
恵「学園長って怒りっぽいって言われない????」
青龍side_
青「ねぇッ‼‼玄武‼‼黒狐ッ…‼‼待ってよッ…!」ポロポロ
泣いても泣いても止まらないこの涙はいつ止まってくれるのだろうか。
玄「ッ…早くしろ…」
玄武は冷たいし、黒狐は話すことさえしないし…。
ホントは、辛いんでしょ!?
悲しいんでしょ!?
泣いて、るんでしょ、?
ねぇ、
なんか言ってよ。
青「…一人で泣いても気持ちは収まらないよ、2人とも。」
心の中で閉じ込めておくつもりだった。
のに、気付いた時にはもう、口から出てしまっていた。
玄「…。泣いてなどいない…」
強がり。
黒「泣くわけ、ないじゃん」
嘘つき。
なんで、なんでなんでなんでなんで。
青「なんで、?なんで皆そんなに強く、胸を張って維持を張ってッ、前を向けるの!?ねぇ!?」ポロポロ
私は間違っているのだろうか。
主一人守れない私が自分を情けないと思うのは間違っているのだろうか。
青「ねぇ”…、答え’てよ”。私が弱く見え”るじゃな”いです”かッ”…」ポロポロ
声が掠れる。
涙が止まらない。
足が、手が…。
心臓が。
恐怖で動いている実感を支配してるみたいだ。
玄「青龍、皆強くなどない。胸も張ってないし、維持も張ってない。」
淡々と言葉を紡ぐ玄武の顔は首にいる蛇のせいで見えない。
けど、きっと…。
泣いてるんだな…ってわかっちゃうんだよ。
玄「ただ、一つの願いから動いているだけなのだ。その願いが、私たちに勇気と希望をくれるのだ。」
何を言っているのかわからない。
願い?
勇気?
希望?
そんな『モノ』で私たちが動ける源となるのか?
玄「…実際、俺たちは晴明殿の願いから今動いているのだ。これは、晴明殿の願いであって俺らの”希望”だ」
そうか、晴明くんの”願い”が僕たちを動かす源となるのか…。
知らなかった。
何百年も何千年も一緒にいたと言うのに。
…ああ、本当に私は何も知らなかったのだな…。
彼が抱えているものも。
あの時、どんな気持ちかも。
ここに来るときどんな思いだったかも。
何も。
知らなかったのだな。
青「…そう、か。そうです。そうなんですッ‼‼我らの希望は”主”、安倍晴明様の願いだッ‼‼」ポロポロ
こんな『大切』な物さえ、見失っていたとわな…。
あぁ、
怒られてしまうね笑
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いやぁ~
自分でも何がなんだか…。
前回は青龍たちでなかったんで出させてもらいました‼
次回は白虎とハルアキがメインかなぁ、と思ってます🤭
+αで学園長達も出そうと思ってます!
そして!皆さんのお陰でフォロワーが260人突破し、この作品の合計♡の数が2000を越えました‼‼
ありがとうございます‼‼😭
感謝感激ッ‼‼
次回からも宜しくお願い致します!🙂↕️