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いつも見させてもろてます。控えめにゆうとごちそうさまです🩷
主様さては天から降りてきた神ですね!?
太「あー、どうやったら彼は壊れるかなぁ」
…出来ればもう元どうりにならないくらい。
こういうのは、作戦を立てている時がいちばん楽しいんだ。
愉快に鼻を鳴らしながらペンを回す。すると、いつの間にやら其処にいた中也が、怪訝な顔をして此方を見ていた。
中「壊す?…、おい、また拷問かァ?」
中「幾らマフィアとはいえ手前の拷問はいつ見ても気色悪ぃ。」
太「ふふ、そりゃどうも」
中「褒めてねェ……」
太「あ、そうだ中也。」
太「敦くんの資料集めてきてよ」
中「敦の資料?」
中「何に使うんだよ」
太「んー?個人的興味と言ったら?」
中「けっ、自分で調べろ糞太宰」
太「あら残念」
中也に押し付けようと思ったけれど、きっぱり断られてしまったから仕方なく自分で資料探しをすることにした。
太「何処かな何処かな〜」
…ポートマフィアには、数多くの情報が揃っている。有難いと言えば有難いが、逆に多すぎて探すのに困る。
太「んー、これかな??」
1つの資料を引っ張り出す。
太「あ、これだ」
そこに写真はなく、名前と経歴のみが乗っていた。
中島敦、16歳。性別、男。
3歳児頃、親に捨てられゴミ袋に詰められていた所を孤児院の院長に引き取られる。
傷跡からみて、相当な虐待を受けていたと見られる。
孤児院頃、大切に育てられ…、
????
太「なんだ、これ」
4歳児からの孤児院内の記録が殆どない。
そして、16歳頃、最新の資料には、孤児院から脱走。
とそう書かれていた。
白虎の異能力、虐待、孤児院、院長、痩せこけた体。
嗚呼、分かった。
太「分かった、分かったよ、。」
得た情報に満足気に微笑んでからその資料を片手に部屋を出た。
部屋を出たところに居た芥川くんが此方を不思議そうに眺めていたけれど無視をして自室に戻った。