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「ねぇ、どっち派だった?明菜派?聖子派?」
「真由美は明菜派だよね?ウチは特にどっちでもなかったなぁ、聖子ちゃんカットとかもさ、床屋しかない田舎じゃ無理だったし」
「そう、アタシは明菜派のマッチ派。あの2人結婚するとか噂もあったね」
「そんな噂もあったね。ちなみにウチはマッチでもトシちゃんでもなかったよ」
「なぬ?もしかしてヨッちゃん派?それかテレビも映らないど田舎だった?」
「そこまでの田舎ではないけど。あの頃ってさ、アイドルじゃなくてオフコースや浜省が好きって子も多かったじゃん?なんか大人みたいでさ。ウチは浜省派だったよ」
「しっぶー!」
「透明な挟める下敷き?に、雑誌の切り抜き挟む子も多かったけどさ、ウチはそういうのはなくて」
「平凡やら明星やら。今じゃ明星ってラーメンだよね?」
「私、それ食べたことないわ」
「名前と曲くらいはわかるけど、ツチノコ並みにテレビには出なかったもんね」
「浜省も、まさかツチノコに例えられてるとは想像もしてなかろう」
「今さ、昭和歌謡ってよくテレビ番組あるじゃん?もうイントロでわかるよね?」
「そうだね、ピンポーン!って机叩いてテレビの回答者より早く答えてしまうわ。逆にさ、今の流行りの曲はよくわからないし、アイドルなんて山盛りのまとめ売りだから、顔がみんな一緒に見えるんだけど」
「うん、違いがわからんな」
「顔もわからないけど名前もグループ名も、ついには韓国か日本かもあやしくなってきたよ」
「昔はなんであんなにわかりやすかったのかねえー」
「少なかったからじゃない?アイドルってやつが」
「なるほどね、今じゃ、猫も杓子もアイドルになれちゃう感じだもんね」
「ウチらもやる?2人でさ」
「アタシらだったら、あみんじゃなくてダミン」
「なんじゃそりゃ」
「惰眠だよ惰眠」
「ムーミンみたいな顔して」