あてんしょん!
*stxxx様
*青黄
*nmmn
*お名前をお借りしていますがご本人様と関係はございません
↓
瞼の裏が眩しくて、眉をひそめ寝返りを打った。
ゆっくり目を開けると、鼻のすぐ先に彼。
思わず情けない声が漏れた。
長い睫毛を揺らして安心した顔で眠る彼にいたずらとして、もちもちの頬をつついてやった。ぴくりと瞼が震えたが、目覚める事はなくまたすぅすぅと穏やかな寝息が聞こえる。
僕はベッドから起き上がって、横にあった彼のぬいぐるみをぎゅっと抱き締めた。
やぎの角が首筋に当たって少しくすぐったい。
それから、彼の肩を叩いた。
「ころちゃん、あさですよ」
情けない声を出して寝返りをする彼の身体をゆさぶった。
「もう十一時です、おきてください」
少し、寝過ぎた。
予定が無いのをいい事に油断してたかもしれない。
「ん……るぅとくん、おはよ」
「おはようございます、」
寝癖でぼさぼさになった髪をかきあげて起き上がる。
まだ眠そうな顔の彼にぼくは身体に腕を回し、捕まえられる。
「るぅとくん、今日、デートしよう」
ぼくの胸に顔を埋めた彼が言う。
「…わかりました、とびっきりかわいくします」
「ん、ぼくはかっこよくなるね」
「いつものままでおねがいします」
こんな朝も悪くない。
いや、いつもの朝より、こっちの方がずっといい。
end
コメント
3件
スゥゥゥゥーーー 最高です、最高です() テンションがぁぁぁぁ 他のお話待ってます!!!! ぁぁぁぁぁぁぁぁ最高ぅぅぅ