同じ色は混ざれない

こんにちは、ぐにです💭

色々なことが重なり、投稿が遅くなってしまい申し訳ないです💦

自分なりのペースでやっていきたいなと思っております💭

あ、テスト終わったので褒めてください☝️

桃赤/桃青要素あり/nmmn/ドロドロ

今回は上記の通りですので、地雷の方は自衛をお願い致します💭

そして、今回はとある曲をモチーフに自分なりにアレンジした作品となっております、是非曲を当てていただければ嬉しいです😌

赤side

一目見た瞬間、恋に落ちた

綺麗な桃色の髪と瞳、可愛らしくもありかっこよくもある顔は、誰が見てもイケメンと言える

可愛らしい顔立ちをしているのに、良く見たら手はごつごつしてて、ちゃんと男の人だ

自分の席に座っても、彼のことを見つめてしまう

バレないように見ていたら、彼の友達だろうか、青髪の男の人に話しかけられている

親しそうだし、中学からの同期だろうか、それとも幼馴染なのかな

彼らはすごく楽しそうで、本気で笑い合える友人なんだろうな

好きな人じゃなくて、お互い友人だと思えたら良かったのかな、一目惚れをしたからこそ、なんとなく怖かった

ないくんはりうらにも話しかけてくれるし、2学期になると仲も良くなった

「あ、りうら！一緒に帰ろうよ」

「りうら、ちょっと聞きたいことがあって…」

「えー…りうらにはこっちの方が合ってると思うんだけど…」

何でも話してくれたし、何でも聞いた

でもりうらはないくんと出会った時の、始まりのないくんに恋をしたの

本当は性格も顔も何もかも好きだけど、途中を全部すっ飛ばさないと、やってられなかった

しかも同性、世間は許してくれなかったし、怖かった

男は青色、女は赤色、なんて良く言うけど

違う色だから混ざって違う色になるの、青と青が混ざっても青色のままだし、赤色でも一緒

偶然色が同じだっただけで、こんなにも苦しい思いをしなくちゃいけなかったし、それだけでバツが悪いの

ないくんはみんなと仲良いしみんなと友達だから、誰のものにもならないと思ってたしりうらのものにもならないと思ってた

でも、違ったの、知ってしまった

放課後、部活終わりに忘れ物を取りに行っただけ

教室の扉を開けようとしたけど、中からないくんと青髪の人の声がした

2人は仲良いし、まだ残って話したり勉強したりしてるのかな、なんて呑気に考えてた

ーー…ぁ、ー….ーー、

声が小さくて良く聞こえない、何を話してるんだろう、申し訳ないけど盗み聞きしてしまおう

ーー、…ん、ぁ…す、好き、なぃ…ー….

青髪の人の声が聞こえた、聞きたくなかったけど聞いちゃった

好き、雰囲気的にそれは恋愛的な意味でだろう

なんとなくえろい雰囲気だったし、完全に2人の世界に入ってた気がする

ないくんのばか、勘違いしたじゃん、いつも話しかけてくるし一緒に帰ろ、 なんて誘ってくるから、 勝手に両想いだと思っちゃったじゃん

曖昧だったのはわかってる、りうらが勝手に勘違いしただけ

結局、ないくんとりうらの関係性はただの友達に過ぎなかった

曖昧な片想いは、一生報われないってこの時気付いた

こんなことに気付けるくらい、りうらは賢くなかった

自分で自分を縛らないと、もっと辛くなる、そんなのいつも通り

ないくんはりうらを好きじゃないから、りうらと一緒に生きずに、本当に好きな人と生きて欲しい

ないくんはないくんらしく生きて欲しいから、このまま友達として一緒にいたらないくんも可哀想だから

「りうらー、話って… 」

「…ぇ、は…..？ 」

ないくんとは、一生お別れしなきゃ

大好き、それだけでこんな思い詰めたのがばかみたい

結局、好きな人と結ばれずに、想いを伝えずにバイバイするんだから

でも、りうらにはこれが正解だった

曖昧すぎる恋の方程式を解いた結果だから

外にはサイレンの音、友人の泣き声や先生の怒号 が鳴り響いていた。