『 星になって。 』
#. 星の欠片 集まったよ !
・桃赤
・切ない系
・桃視点
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8月も後半に近づいた頃。
うだるような暑さが少し落ち着き、夜風にあたる余裕ができた。
桃 「 は~ っ、 」
赤 「 な〜いくん! 」
桃 「 うわ…っ!! 」
桃 「 びっ、くりした…… 」
赤 「 すっごいびっくりするじゃんww 」
すごく、不思議な感覚だった。
桃 「 ……… 」
この容姿端麗な俺の彼女。
こんな子とよく付き合えたな、なんて今になって思う。
いたずらっぽく笑う横顔に思わず見惚れる。
赤 「 んふ…w 」
赤 「 なんでそんな顔見てくんのさ…ww 」
赤 「 恥ずかしいんだけど……w/ 」
桃 「 ぇ、あぁ、ごめんw 」
少し頬が赤く染って、
なんかエロい………)))
桃 「 りうらって…… 」
桃 「 顔整ってるよね… 」
赤 「 ん……? 」
赤 「 え、あの、ないくんの頭の辞書に羞恥心って言葉ある…? 」
桃 「 ?、あるよ…? 」
赤 「 …………まいっかw 」
街頭に照らされ、田舎の街には俺たち2人の声だけが響く。
…だったはず。
赤 「 …ないくん。 」
赤 「 別れてほしい 。 」
桃 「 ………ッ 」
桃 「 星、綺麗だね…。 」
赤 「 月、じゃないんだ。 」
桃 「 ……だって俺の恋はもう叶わない。 」
赤 「 分かってんじゃん…。 」
赤 「 もう、り うらはいないんだよ……? 」
桃 「 ……… 」
赤 「 りうらは、お星さまになっちゃったから……。 」
桃 「 ちがう、 」
赤 「 置いていってごめんね…? 」
桃 「 ちがうって… 」
赤 「 ……りうらはもうないくんと一緒にいて良い人じゃない。 」
桃 「 違うってば……!! )泣 」
ある日、夢を見た。
1本の電話があって、
でも用事でちょうどその電話に出れなくて。
留守電を聞いたとき、大切な人が死んだことを初めて知った__。
桃 「 夢、だもん…… 」
赤 「 夢じゃないんだよっ… 」
嗚呼。
蛙の鳴き声が五月蝿いよ……。
赤 「 …せっかく逢いに来たんだから。 」
赤 「 話、聞いて…?? 」
桃 「 ……… 」
赤 「 りうらはもうないくんに会えない。 」
赤 「 いつまで引きこもってるつもり…?? 」
桃 「 ……ポロポロ 」
赤 「 しっかりして。 」
桃 「 無理に決まって… 」
赤 「 無理じゃない。 」
赤 「 ないくんならできる。 」
赤 「 前を向いて…? 」
赤 「 上からみてる 笑 」
桃 「 ばか……っ )泣 」
赤 「 りうらはお星さまだから。 」
赤 「 ずーっと輝いてるよ! 」
桃 「 愛してる……。 」
赤 「 りうらは愛してるって言わないもんね〜w 」
赤 「 でも、だぁいすき! 」
桃 「 ……w 」
赤 「 ばいばい。 」
桃 「 うん。 」
りうらは、星になって消えていった____。
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意味分からんってなった人コメ欄に少しだけ……🫣