「俺の事信じてよ!!」
そう言われた。
ニノさんは真剣で。
俺の事を真っ直ぐ見て。
nn「どうしたら俺の事信じてくれる?」
信じれないわけじゃない。
そう言いたかった。
でも…
「あんたのこと信じるわけない。」
nn「え、」
もうこれ以上、
この人に迷惑をかけたくない。
nn「元貴?(焦」
その瞬間俺はニノさんを突き飛ばした。
そして鍵を閉めた。
「はぁーッッ」
nn「元貴!元貴!!」ドンドン
扉の向こうからニノさんの声がする。
俺の体にはまだニノさんに
抱きしめられたあたたかさが残っていた。
決死の覚悟で怒鳴り声を出す。
「あんたのこと無理だっつてんだよ!!」
辛い。こんなこと言いたくない。
でも言葉を続けた。
こうするしかないから。
「迷惑なんだよ!!さっさと消えろ!!」
言ってしまった。
もうこれでニノさんに
嫌われてしまった。
nn「ごめん…ッ」
ニノさんの辛そうな声が聞こえた。
そして立ち去っていく音が。
俺はその場に座り込んでしまった。
そして声を押し殺して泣いた。
何時間も、 何時間も。
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