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どうも皆様、サカナです
もう4月ですか、早いですね
胃痛が加速します
あ、英日でエイプリルフールネタです
「今日はエイプリルフールですか…想いを伝えるチャンスですね」
日本「おはようございます!」
春の陽気に温められ、日本はぽやぽやしたまま会社に着いた。
今日は4月1日。もう3月は過ぎ去った。
ドイツ「おはよう、日本。随分機嫌が良さそうだな」
一月が終わったとしても、社畜にとっては平日か休日かの違いしかないが。
日本「えへへ、今日は良いことが起こりそうな気がするんです」
ドイツ「そうか。本当に起こったらいいな」
日本「ですね」
明るく笑い合って、日本とドイツは自分のデスクへ。
そしてカタカタとパソコンの音を響かせながら、今日の業務を開始した。
日本「ふあ…一回肺殺してきます…」
ドイツ「ちゃんと一本で終わらせろよ」
ぐいーんと大きく伸びて、日本は席を立つ。
中々物騒なことを言っているが、要はタバコ休憩である。
昔アメリカに影響され、一本吸ったことが始まりである。
吸う数は少ない方だが、それなりの年数吸っているために、結構お金がかかっていたりする。
ガチャリ
小気味いい音を立ててドアが開くと、喫煙室の中には先客がいた。
日本「あ、イギリスさん」
イギリス「おや、こんにちは日本さん」
日本「こんにちは。イギリスさんもお吸いになるんですね」
イギリス「私だってそのくらい嗜みますよ。まあ、依存症というほどではありませんけれど」
イギリスはアンティークなパイプを咥えている。
顔が良いから尚更似合い、本当に映画やドラマのキャラクターのようなかっこよさだ。
イギリス「というより、私は貴方が吸うという方が意外ですね」
日本「そうですかね?」
イギリス「ええ。まるで子供が吸っているように見えて、少し心配です」
日本「だ、誰が子供ですか!」
ぷくーっと頬を膨らませ、ギャンっと言い返す日本。一応100歳かどうかくらいの年齢なので、人間基準で言うと大人どころか老人クラスではある。
イギリス「そういうところですよ。それより、吸わなくていいのですか?遅れたらドイツさんに叱られるのでは?」
日本「そ、それもそうですね…さっさと吸って戻ります」
吸わずに戻る、という選択肢がないあたり、日本もそれなりのスモーカーだ。
日本「はぁぁ〜…あー…肺が終わる感覚がするー…」
イギリス「そんな楽しみ方初めて見ました」
日本「脳が一瞬キマる感じがお気に入りです」
イギリス「色々な意味で、頭大丈夫ですか?」
日本の大きな目は酷いクマに縁取られ、かなり疲れているようだった。
イギリスは冗談抜きで心配になったが、仕事を振っているのはこいつである。
日本「あー…そーだ、イギリスさん」
イギリス「なんですか?」
日本「好きです、付き合ってください」
イギリス「え?」
一瞬、イギリスは時が止まったかと思った。あまりに急すぎる。
日本「なーんて、エイプリルフールです。びっくりしました?」
煙草片手に、決してムーディとも言えない喫煙室の中で、日本は告白した。
イギリス「…日本さん、エイプリルフールで嘘をついてもいいのは、午前だけですよ」
日本「え」
イギリス「その告白、受けてやりましょう」
日本「え」
イギリス「これからよろしくお願いしますね?日本さん♡」
あまりに急すぎるけれど、イギリスの一方的だった思いは伝わったようだ。
誰か文才をください