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注意 ,
太宰彡メイン
太宰彡が , 病んで居る .
オーバードーズ , 自傷行為 表現 ,有
暴言 , 暴力表現 ,? 有り
太宰「 」
中也『』
此は前半 です . 後半に 躾 ,基 性的描写が入ります .
腕に 赤黒い液体が ,流れていくのが分かる .
「…また ,やッちゃッたなぁ …」
そう呟いて ,私は 腕に出来た傷を ,治療していく . 彼奴にバレない様 ,丈の長い服を着て ,隠蔽すれば バレやしない
今の私を 見てくれないから
「… “今日も ,遅くなる .” か .」
最近は 仕事ばかりで 構ッて呉れやしない . むしろ ,前よりも冷たくなッた .
「前は ,もッと …」
幸せだった ,そう 何時も考えてしまう . 戻れない事位 ,わかっているのに
もう ,戻れない .
「ッ …ぅ”ぇ…」
其言葉が ,脳にこびり着き 離れて呉れない .
… 忘れたい ,消したい
そう考えてしまッては ,私は ,私自身を制御 出来なくなッていた .
彼奴にバレる可能性があッても …
睡眠薬の入った 小瓶を ,手にとッて
私は其を全て飲み干した .
少しばかり時間が経つと ,自分の脳が 何も考えなくなッていく ,ただ ,ふわヽとした感覚が そこにあるだけ .
「ぁ ,はは っ 」
思考が回らぬ 中 , 何を思ッた 訳でもなく , けれど ,何か 可笑しく感じて , 笑い出していた .
其時 ,扉の開く音がした .
『 …なァ ,此はどういう事だ ?』
其声で気付いた .中也が 帰ッてきてしまッた事に 。
其声色で わかッてしまう , 今 ,とても怒ッている 事が .
足音が此方に近づく , 怖い .怖い っ,
でも ,何処か 期待をしてしまう .
心配して呉れるのではないか ,若しかしたら ,撫でて呉れる ,抱き締めて呉れるんじゃないか ,と .
だけど ,そんな淡い期待は 簡単に壊されてしまッた
足音が止んだと 思ッた ,瞬間に 鈍い痛みが腹部に来る .
「 ぁ”ッが ,ッ」
苦しい ,苦しい 苦しいッ
何度も ,何度も ,腹部を蹴られた .
痛くて ,苦しくて ,何よりも怖かッた
「 ゃ”めッ , 」
そう声をあげようとした .
『 黙れ 』
其一言で ,全身が 固まッてしまッた .
逆らえば ,もッと 苦しむ事を 察してしまッたから .
また ,追加で何度か 殴られた 後 ,此方を見詰めたまま ,
『 こりャァ …躾し直し だな .』
と ,言ッた .
其言葉 の意味を知るのに , 時間は掛からなかッた .