テラーノベル
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こんにちは!
さんちゃんです。
今回のお話、ちょっぴり長いかもしれません😅
お許しを!
では、見ていってください。
どうぞ!
2人でリビングへ向かう。
まぜちはキッチンへ。
僕はリビングのソファへ腰掛けた。
リモコンを取って、テレビをつける。
いつも通り、お昼のワイドショーをやっている。
…はずだった。
なぜか、テレビには、2年前の浅葱岳に転落したバスの画像。
そして、早口で捲し立てるアナウンサーの姿があった。
…そう、【あの事件】のことだった。
「2年前、浅葱岳の湖に転落したバスの乗客が一部、発見されました。」
淡々とした、声だった。
頭が真っ白になった。
手が震えていた。
声を出すので精一杯だった。
「ね、ねぇまぜち…。」
乾いた喉から搾り出した僕の声は、キッチンへ吸い込まれていく。
まぜちがパタパタとやってきた。
「けちゃ?どうした…」
不思議そうな声の後、まぜちの声は一切聞こえなくなる。
まぜちの瞳は、テレビに釘付けだった。
「…嘘だろ?」
まぜちの声も、乾いていた。
まぜちは、僕の手に、そっと手を重ねた。
確かに、嬉しい。
でも、心の中には「まだ見つからなくてよかったのに」という感情がある。
…ような気がする。
僕の、恋人じゃないかもしれない。
まぜちの恋人じゃないかもしれない。
そんな汚い感情が込み上げては沈んでを繰り返す。
「…嫌だ、嫌だよ。まぜちを失いたくない!…もし、発見されたのがどちらかの恋人だとしても、僕と一緒にいてくれる…?」
『発見されたのは、4人。4人だとのことです!…男性3人に、女性1人。安否はまだ不明です。』
僕の声は、テレビの音にかき消される。
まぜちはそっと、テレビの電源を消した。
リモコンに触れる手は、信じられないほど震えていた。
「じゃあ、そろそろメシ食うか?朝ごはん食ってねぇから腹減ってるんだよな。」
「…ねえ、僕の話聞いてた?」
僕の声は、確かにまぜちに届いてる。
なのに、まぜちは聞こえてないふりをする。
「…け、けちゃも席座って…」
ーー「…ねえ!聞いてるか、って言ってるんだけど!」
なつω
893
ほのか
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コメント
3件
おっと?!どうなるんだ?うちも見つかって欲しくないな〜(最低だねっ!)
ああ、第15話……重かったですね。テレビから流れてきたあのニュース、まさか2年前のバス転落事故の続報が今流れるなんて。主人公の「見つからなくてよかったのに」という心の声、すごくリアルで胸が苦しくなりました。まぜちが震える手でテレビを消して、無理やり日常を繋ごうとする姿も切ない……。最後の「聞いてるかって言ってるんだけど!」の叫び、まぜちに届いたんでしょうか。続きがすごく気になります。