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wtps 腐向け小説。

第8話 - ▷wt shkn 🐉

560

2025年11月03日

#wt

#mnps

#WTBL

パンケーキ。

wt様の腐向け。

捏造・自己解釈を含みます。

※🐉世界線生前の頃のお話 ifルート。

裏社会の覇権を握る組織──磋牙。

表からの評判は下劣、極悪非道、悪の権化。

しかし皆は家族のように大切な存在で、本物の家族以上に絆は強固だ。

組織の存続と成長、家族の安全のためならば恫喝、暴力、拷問さえも厭わない。

……だが、そんな恐怖そのものとも言える磋牙の構成員も一人の人間なわけで。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「なあ、えっと……明日は空いてるよな？」

「空いてる」

櫛で長い黒髪を梳く彼。

半年前くらいに接触した構成員の男。

この男は多岐に渡って拳法を会得したらしく、間違いなく磋牙で随一の強さを持っている。

中距離の銃を扱う俺と戦うとなれば、恐らく彼が勝つだろう。

自分も多少の戦闘技術は齧ったつもりだが、彼はそもそものセンスがずば抜けている。

生粋の武術家と言っても過言ではない。

「で、何か用あんのか？」

「……別に何もない」

「風呂行ってくる」

熱い湯船に浸かる。

腹部の噛み傷が染みて痛みを感じる。

「クッソ、なんでしねえんだよ……」

……突然だが、恥ずかしいことに磋牙の幹部兼渉外役の自分はあの男と身体の関係を持ってしまっている。

「元はといえばアイツがそういう雰囲気にさせたのが悪いだろ……」

そう言うのなら断れば良かったのでは、簡単な話では、と思うかもしれない。

しかし似ていたのだ。

生き別れの弟と。

美しい鴉色の長髪、翡翠を思わせる宝石のような翠眼、柔らかい色白の肌。

そして急なつり目とギザギザとした歯。

ここまで似ていれば弟の姿と重ねてしまうのは仕方ないだろう。

「全ッ然可愛げないけど……！」

ただしシャークんと違い、この男は気まぐれで気に障る言動と行動ばかり。

日頃からおちょくるような発言しかしない。

夜の行為だってあっちの気分でするしないが決まる。

自分から誘うなんて死んでも無理だ。

「シャークんを見習えよな」

あのときに戻りたい。

無邪気な声で兄ちゃんとひよこのように慕って、三つ編みを結ってあげれば満開の笑顔でありがとうと言ってくれたあの頃。

「……あﾞ〜、クソ…！」

何もしてないのに自身のソレは勃ち上がり、腰も自然と揺れてしまう。

もう最後の行為から一週間経っている。

そろそろ相手してくれたっていいんじゃないか。

回を重ねる毎に身体は彼を許し、快楽を簡単に享受している。

「っは、ｯはぁ……はっ/」

一旦落ち着け。

醜い性欲ごときで己を見失うな。

この気持ちは偽物だ。

本物じゃない。

一時の気の迷い。

そう、そのうち忘れる。

「……もう上がるか」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

小さな水粒が毛先に付く。

鏡を見ればやや火照った自分の姿が反射する。

「すげぇ顔真っ赤、のぼせたんじゃね」

まだ髪の毛を弄っている男。

そっちなんかより俺のことをめちゃくちゃにしろ。

「…ああ」

細い指、獲物を逃さない鋭い牙。

たまらなく欲しい。

「……上の空だな」

もう我慢出来ない。

「…………っうるさいﾞ！」

「は？何だよ急にッ……！？」

寝台に座っていた彼を押し倒す。

彼は目をかっぴらいてこちらを凝視する。

「どうしたんだよお前……」

「っ！！」

何と返したらいいか分からずヤケクソで接吻する。

くちゅ、くちゅと熱い熱い舌が絡みあって、互いの熱が上がって、なんかきもちよくって。

それで、それで……

「っはぁ…！今日は積極的じゃねえか」

「っんむ！？んっ、ふぅっ♡うぅ…//」

一度離された唇がまた繋がる。

彼の舌の動きは迷いがなく、緩急をつけて容赦なく口内をかき混ぜる。

一方の自分は呼吸もおぼつかず、舌をどう動かしていいか分からずに追い立てられるだけ。

「ん、んっ//はぁっ♡」

口端からつうっと涎が伝う。

唇を離した彼がにやりと笑いながら親指で顎を拭う。

「だらしねぇ顔……そんなに気持ちいいか？」

「全然違うっ、ぅﾞ……」

「……ならいい、もう寝るぞ」

「えっ、いや待てよ……！？そのっ……」

そのまま男は長い髪をテキトーにひとつに結び寝る支度を始める。

このままする雰囲気だったのに。

口付けし返してくれたのはそういう合図じゃなかったのか。

……でもやっぱり言い出せない。

どうしても自分で言いたくない。

一言したいと伝えればいいのに、その一言が詰まって出ない。

焼け石に水だろうが、最後の手段に彼の服の袖を掴む。

「さっきから何だよ」

「……」

「俺もう寝るから、お前も早く寝とけよ」

「〜〜っ……！」

一切気付いてくれない。

この馬鹿野郎が。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

更に一週間が経った。

まだ一度もできていない。

加えてタチが悪いことに、本番まではさせてくれないのに身体を弄ってくるようになった。

「……もしかして耳弱い？」

男は自分の身体を抱き寄せ、もう一方の手で耳元をなぞりながら低い声を落とした。

「っ！やめろ…//」

否定する声は震え説得力を欠く。

すぐさま相手の舌が伸び、耳の縁を濡らすように這う。

熱と粘りが伝わり背筋に電流が走る。

「ひぃっ…ぁッ、くっ！//」

ぞわぞわとした感覚に呼吸が乱れる。

「んっ…あっ♡だめぇっ……！♡」

「ふーん、じゃあ今日もお預けか」

「えっ、ちがうってっ……！？やって、くれるって、思った、のに……！」

かすれ声で恨み言を吐く。

「……っは、っもうやだ…なぁ、してくれよ…//」

最後の誇りを捨ててまで懇願するが男は低い声で笑うだけ。

「何がしたいんだよ？」

「あ、そっか、まだ足りないか？欲張りだなぁ」

赤く色の付いた胸の先を軽く転がされる。

こっちじゃない。

「んﾞっ♡っ、ぁ！ちがぅっ、これじゃぁっ……！」

「お前から言わないと俺も分かんねえからなぁ」

朝を迎えても挿入はなかった。

何度も絶頂の淵まで追い詰められるが、決して最後まではさせてもらえなかった。

「っ、バカじゃねぇの俺……！？」

極めつけに無意識に抱かれる妄想をしてしまう。

彼の姿を見ただけで昼間でも我慢できず物陰で触ってしまう。

でも絶頂できない。

焦らされ続けているせいで、体が彼の手じゃないと満たされないように調教されてきている。

こんな身体気持ち悪い。

シャークんに顔向けできない。

「ねえっ！た、頼むから……！」

「何を？」

「っ〜！ばか……！！//」

寝そべって淡々とあやふやな言葉を返してくる。

はやく乱暴に扱ってほしい。

もう本当に理性が持たない。

「お前やめろ……」

彼に跨って自分と相手の下の衣服を脱がす。

その気がないのなら今度こそその気にさせてやる。

「んっ……/んむ、ふあっ」

「っお前そんなことすんだな……」

「ふっ、ぐぅ……ふ、ふぅ//」

初めて男根を口にする。

全く気持ちよくはない。

むしろ不味いし顎は疲れるし絵面が気持ち悪い。

それでも男は僅かに声を荒らげるも抵抗はしない。

上手くいってるはず。

「うﾞ……んむっ/ぐっ、ぅぐ……」

「っいっでぇ……歯、当たってる」

彼の方から抜かれた。

折角やってあげてるというのに文句が多い。

「お前初めてか？すげぇ下手」

「っ黙れ、仕方ねぇだろ…！やり方知らねえんだよ……」

「はいはい、とにかく前の女の方が上手かった気はする」

カッチーン。

「はっ、こんな下手な俺で勃ってるお前は何なんだよ」

「同格だっつーの」

「あﾞ？」

「ッﾞおﾞご！？ぅﾞげぇっ！おﾞっ/ぉﾞッ……！」

いきなり喉奥まで突かれる。

苦しい。

異物に吐き気が込み上げてくる。

「下手くそは下手くそなりで俺に扱われてろ、ばーか」

「ｯうﾞぐっ……！おぇﾞッ！あﾞﾋｭﾞｯ、おﾞっ、ぐぅﾞ/」

今の状況から抜け出したい。

でも後頭部に手が添えられている。

酸欠で頭が回らない。

「おﾞぐっ……！おﾞぇﾞ、んﾞっ/がっ、ぅﾞ…ぅﾞ…！」

「……わり、そろそろ出すぞ」

「あﾞッﾞ！！やﾞｧﾞっ、ぐぅﾞ、おﾞ、ァﾞッ！！」

胃に熱い液体が入ってきたのが分かる。

量が多い精液は全ては奥に流れ込まず、口外へ溢れ出る。

「べっ！！ぺっ、っフーッ…！！ふーｯ！！おえっ、気持ちわりぃ……！！」

「感じてたくせに」

「感じてねぇわ！」

まず誰がこんな行為で感じるのか。

余程の被虐性愛者じゃない限り感じるわけない。

「じゃあ今日も良いか。」

「はぁﾞ！？それとこれとはわけが違うだろ！」

「ちゃーんとセックスしたいとかいっぱい出してくださいとか言ってくれるんならしてもいいけどなぁ」

「ッ！！誰がそんなこと……！！」

ニヤニヤとこちらを見下す男。

今更この男に反発したって行為を持った事実は消えないし、ただ自分の欲が積もるだけ。

いい加減発散したい。

「……お前と……せ、せっ……した、い……/」

「聞こえなーい」

「もっと大きな声で言ってくんないとー」

「もう十分だろっ…？」

あんな恥ずかしいことを大きい声で言える馬鹿がどこにいる。

殺すぞ。

「あと十秒の内に言えなかったらなしでーす」

「じゅっ！？えっ、無理ッ……っ言いたくない…！」

「じゅーう、きゅーう、はーち、なーな」

どんどん秒が過ぎていく。

したい。

言いたくない。

「ろーく、ごー、よん、さーん、にーい、いーち……」

「ぁ、あっ……し、たいっ……しますっ…！セッ……クス、したいっ、です……！！//」

太ももを持ち上げ横に開く。

「おまえのっ、それ、いれてほしいっ……です…//」

……言ってしまった。

もう後戻りは出来ない。

理性が吹っ切れる。

「……」

「合格、にしても磋牙の幹部さんにしてはちょっと大胆が過ぎるんじゃないすかw」

「っ〜〜〜！！！///」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「っ待て……っ」

「してぇんじゃねえの」

今は騎乗位を試させられている。

正直この体勢は嫌いだ。

けれど狭く縮こまった穴の奥、そこは熱く疼いてモノを欲していた。

「ほんとに素直じゃねぇな」

形の整ったモノが狭い入口を押し開き、震える穴を割り裂いていく。

「ひっ、うぅﾞっ……！/// やめっ、あっ♡あぁっ…！♡」

入り口は拒絶しているのに、奥はまるで待ち望んでいたように吸い寄せる。

「ここが欲しかったんだろ？」

ぐっと最奥を突き当てられる。

「っああぁﾞッ！！♡♡ そこっ♡だめぇっ！//♡」

「久しぶりだからかお前ん中めちゃくちゃ吸い付けてくる」

「ひぁッ！/// ちがっ！♡勝手に…っ！？」

必死に否定する。

けれど恐怖で強張った身体は、更にモノにピタリと吸い付くように締め上げる。

「んは、分かるか？俺のカタチ。」

腰を揺らされる度に長くて細やかな凹凸が内壁を擦り、形を鮮明に教え込んでくる。

「やっ！あぁﾞっ♡ いやっ♡いやぁﾞっ///♡」

力が抜ける。

その隙に男は体勢を逆転させる。

「あん♡ぎもちっ//♡♡あっ、ひぃっﾞ♡♡♡」

「ははっ、みっともねぇなぁ」

「でもまだ始まったばっかだからな？」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

快楽に負けて完全に雌の姿を晒す部下を冷ややかに、しかし楽しげに見下ろす。

前立腺を抉るような突きと尻を叩く衝撃で、きんときは何度も意識を飛ばしかける。

その度に突きで呼び戻す。

「おい寝んなよ。」

きんときは限界を越え、精液と潮を同時に撒き散らす。

「ぁﾞあﾞあﾞッ♡♡だめぇっ♡♡イクッ♡♡イクゥﾞ！！♡♡♡」

白目を剥き身体を弓なりに反らせて絶頂する。

「政府の犬がこんな野郎でイッて恥ずかしくねえのか？」

「っは……！？///あﾞぅﾞ♡なんぇﾞ、ッしって……！♡♡♡」

「潜入するならもっと口は固くしといた方がいいぞ」

「んﾞっ！♡♡おﾞっ、かしい…！♡♡♡くっ……//」

コイツが欲求不満になっていたのはとっくに気付いていた。

しかし常日頃、無表情で高圧的な部下──身分は隠しているからアイツからしたら俺の方が下だが──を教育するのに良い機会だと思い泳がせた。

自分の相手なんていくらでもいるがコイツには俺しかいない。

組織でも弟がうんたらなんたらで誰ともつるまなかったから当然か。

「お前がこっちに完全に寝返るなら許してやる」

「っぐぅ！//だれがぁっ、おまえなんかのっ……！♡♡」

「あﾞっひぃ！？♡♡///まっ、ゆるしてつ♡♡ねがえるっ、ほんとにぃっ♡♡♡♡」

「本当に？」

「うﾞぅﾞっ！//♡♡ほんとっ//おねがいﾞっ、しますっ……！♡♡♡♡」

「ん、許してやんよ」

「あﾞッ！？♡♡♡とまんなぁっ！？♡♡♡はなし、ちがっ…！//♡♡♡」

馬鹿でかい喘ぎ声を漏らしてまた絶頂する。

もう無理と口では言ってるがさっきからすりすりと腰を擦り寄せてきている。

「お前から求めてきてるくせに」

「ひぃﾞっ……！///♡♡♡ごめんなさいﾞっ♡うぁﾞあﾞっ……//♡♡」

「まだまだ楽しもうなぁ？」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「シャークんっ、できたよっ！」

「すご……！きれい！！」

「ふふっ、これめっちゃ結ぶの大変だったからすぐに解かないでよね？」

「分かってるよ、また頼むかも」

「ありがと、兄ちゃん」

「…………しゃ……く…っ！！」

ガバッと起き上がるきんとき。

周りをキョロキョロと見渡している。

「めっちゃ急に起きるじゃん」

「ぁ？あ……ぁ、今何が……」

「知らねえよ」

「それより政府の犬、約束は守れよ」

「っぐ……」

にしてもこんな役立つヤツがまさかの敵とは。

有能な駒だが反抗することが多い。

これからもどんな手を使ってでも躾をしなければならない。

「組織に貢献出来ないヤツはお仕置きするからな」

「覚悟しとけよ」

end

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