青「あぁぁぁ!終わったァ!」
赤「そうだね、これで皆も喜んでくれるよ!」
橙「せやな!おもしろウィークやで!」
青「楽しみだなぁ、早くやりたいっ!」
赤「それな〜絶対おもしろいよ!」
橙「うわ、3時間ぐらいやってたで」
青「はっ!桃くん!」
赤「寝てるんじゃない?」
青「桃くーん??」
赤「あれ?」
橙「いないな?桃ー?」
青「えっ、なんで!?」
赤「散歩してるかもよ?」
橙「桃!!どこにおるん!?」
青「桃くん!!外見てくる!」
赤「うん、俺らは中探そう」
橙「おう、青、見つけたら連絡な」
赤「30分探して居なかったらここに戻ってこよう」
青「うん」(探しに行く)
ーーー30分後ーーー
赤「いない……」
青「なんで……1人にしたから?」
橙「でも会議やん……桃もそこはわかってると思うで?」
赤「……連れ去られた…?」
青「え……」
赤「だって、こんなに探してもいないんだよ!?」
青「そんな……」
橙「警察に言った方がいいんとちゃうん!?」
青「警察が獣人の事信じると思う?見つけた途端に殺されるとかないよね?」
赤「映画じゃあるまいし……」
橙「そうや……獣人やった……」
赤「逆に獣人だから攫われたんじゃない?」
青「珍しいから……?」
橙「ありえるかも……」
青「あーーーもう!話したって桃くん見つかんないよ!!!もう1回探してくる!」
赤「俺達も行こう!」
橙「おう!桃、待ってろ!」
青「桃くん無事でいて!!」
ーーーーーーーーー
??「まさかここまでなるとは」
桃「………………」
??「やっぱり人間と過ごすと人間らしくなるもんだな……」
桃「…………」
??「どうだった?人間は。言葉も教えて貰ったんだろう?」
桃「…………」
??「話せないのか……?ならあれやるか?」
桃「ビクっ……青たちは……優しかった」
??「そうか、よかったな。酷い人間じゃなくて」
桃「……うん」
??「感情のメータも振り幅が大きくなってる。やっぱり猫より人間の方が感情が豊かなのか」
桃「……青の所、戻れにゃいの?」
??「もう行く必要が無くなったからな」
桃「………………」
??「なんだ戻りたいのか?」
桃「……コクン」
??「駄目だな、お前にはまだ手伝いがあるからな」
桃「……お手伝い……」
??「あぁ、手伝えるんだ、幸せだろ?」
桃「……幸せ」
??「そうだ、まだまだ記録したい事があるんだ。沢山手伝ってもらうぞ」
桃「……いやだ」
??「…………は?」
桃「嫌だ!青の所に戻りゅ!!!」(逃げる)
??「おいっ!」(捕まえる)
桃「嫌だ!離してっ!帰りゅのぉ!!」
??「もう戻る必要ないと言ってるだろ!」
桃「ふぇぇぇぇっ…!帰りゅのぉ!!グスッ」
??「うるっさい!あれやるぞ!?」
桃「やだァァ!グスッヒグッ…かえりゅぅぅ」(暴れる)
??「チッ……カチッ」(ボタンを押す)
ビリリリリリリ
桃「あ”ぁぁぁぁぁ!い”だい”っっっ!」(首輪から電流が流れる)
??「逆らうからそうなるんだ、人間と暮らして随分と我儘に育ったな?」
桃「あ”あ”ぁぁあ!どめでぇぇっ!」
??「大人しく手伝うか?」
桃「でづあ”うっ……から”ぁぁ」
??「よし、いい子だカチッ」
桃「ハァハァッ……グスッヒグッ…ハァッ」
??「いつもの部屋にいけ」
桃「グスッヒグッ…グスッグスッ……青ぉ」
(部屋に行く)
ーーーーーーーー
青「桃くん!」
赤「全然いないねっ……」
橙「ほんまにどこに行ったんや」
青「もう夜だよ……」
赤「ねぇ、もしかしてだけどさ?」
橙「なんや?」
赤「桃くんって首輪してたじゃん、その首輪してくれた人の所に帰ったとか……」
青「どうやって?」
赤「その人に会ったとか……」
橙「言い方あれやけど捨てられたんやろ?戻らないんちゃう?」
青「そうだよ!戻らないでしょ」
赤「でも、首輪とっちゃダメとか約束守ってるじゃん」
青「それは……」
橙「自分じゃ取れないとかじゃないん?」
赤「そうなのかな……そしたら取っちゃダメって言わなくない?」
青「……探してくる」
橙「青、もう夜遅いで、帰ろ」
青「でも」
赤「明日また探そう、俺も手伝う」
橙「俺もや」
青「うん……」
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