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な『おれとけっこんして!』
り『え、わたし、、?』
高校2年生の春花が綺麗だからと寄った公園で
私はプロポーズされた…
“幼稚園児”に
な『うん!ひとめほれした!!』
り『一目惚れかな、、?』
にこにこと屈託のない笑顔でシロツメクサで作られた指輪を差し出してくる男の子
何度も作り直したのか、少し歪な指輪
な『おれいぬいないこ!』
な『おねーちゃんは? 』
り『りうらだよ、大神りうら』
な『りうら!!』
な『ゆびわ、もらってくれる...?』
じぃっ、と曇りの無い目で見つめられる
り『うん、本当にくれるの? 』
な『うんっ!!おれがつける!りうらおててだしてっ!』
り『はーい、』
右手を出すと、小指にないこくんが指輪をつけてくれる
高校生の手って大きいね、とか言うから、ないこくんも大きくなるよって言ってあげると
嬉しそうに笑って、
な『りうらよりおおきくなってりうらをまもれるおとこになるんだっ!!』
っていうから
り『うん、楽しみにしてるね』
な『うん ! ゆびきりげんまんしよっ!』
り『わかった、』
指輪をつけてもらった左手の小指を出すと、小指を絡めて思いっきり上下に振られる
な『ゆーびきーりげーんまんっ !♪』
嬉しそうに指切りをして、時間だから、と走って帰っていくないこくん
り『、、、、ふふっ、♪』
人生で初めて貰ったプレゼント、親にも同級生にも見放された私の人生で、いちばん大切なものになった
あれから 10数年、、もうあのないこくんは高校卒業とかしてるのかな
私も高校卒業後就職して、そのまま働いて30代になった
30なのに結局彼氏もできず、会社のセクハラに耐える日々
務めた企業がまさかのブラック会社で、でも高卒の私は転職なんかもできなくて
ずっと耐えて耐えて耐えて生きてきた
り「これ、、」
高校生の時に貰った指輪
枯れるのが嫌で、レジンに漬けてキーホルダーにした
通勤鞄につけている唯一のキーホルダー
あの約束を信じている訳じゃない
ないこくんが迎えに来てくれるなんて期待は1ミリも持っていない
だって私引っ越したし、、
それでも、誰かが私を好きになってくれたという事実がこのキーホルダーに詰まってるから
このキーホルダーはずっと大切に持っていた
今日みたいな日でも
り「いい天気、、」
前々から決めていた
もう消えようって
生涯で私を好きになってくれたのは彼だけ
その彼だって、もう私の事なんて忘れてるに決まってる
生きてても辛いだけだし
り「ふふ、、♪ シロツメクサ、綺麗なのあってよかったぁ、、、」
あの時の思い出を蘇らせたいから、シロツメクサを1本指輪型にして指にはめる
、、、さぁ
り「、、、来世は誰かに愛されたいなぁ 、、 ♪」
そう呟いて、会社の屋上のフェンスを飛び越え、足を1歩前に ____
? 「りう”らッ !!!!」
り「へっ、!?」
ぁ、やば、、足、
誰 ? 私の名前呼んでくれる人って、、
あ、、でももう落ちちゃう、、
あんな一生懸命私の名前呼んでくれる人、、顔見てみたかったな
ガシッ
り「へっ、?」
り「きゃっ、、」
?「あっ、、ぶなぁ、、ッ!!」
え、、あ、、ひ、引き上げられちゃった、、
え、、、そんな 漫画みたいなことある、、?
?「ちょ、りうら!! 、 俺との約束すっぽかして死のうとしないでよ!」
り「え、、え、、っ、?? 」
や、約束?、私今日なんか予定あったっけ
な「結婚するって、あの時言ったじゃん、、」
り「え、、、」
り「まさか、、」
結婚なんて話、、、
り「ないこ、くん、、?」
な「うん、ないこだよ、俺」
り「、、、ポカーン」
ないこくん、、?あの、、??
あの幼稚園生の可愛いないこくん、、、?
だって目の前の人は、、高身長で、、ピアスバチバチの、、、イ、、、イケメン、、
な「っはー、、、よかったー助けれて、🎶」
ギュゥゥ
り「ひぇッ //」
イケメンだよこの子??!!気づかなかったけど
とんでもないイケメンに育ってないなんか!?!?
な「あ! 俺があげた指輪 まだ大切にしてくれてるんだ!」
り「ぁあ、、う、うん、、きーほるだーにしちゃったけど、、、」
な「それでも嬉しいよ ~ ッ !!✨️」
、、犬みたい
な「あっ!!ちがうちがう!!そんな話しに来たんじゃないんだって!!!」
り「へ、?」
な「ちょっとまってて!!階段に置いてきちゃった!!」
り「えっ、な、何!?」
急いで階段を駆け下りていくないこくん
私まだこの状況に頭が追いついていないんだけど、、
自殺しようとしたら、、昔プロポーズされたないこくんに助けられて、、それで今、、
いやなんで私の場所わかったんだろう、、
それによく私ってわかったなぁ、、、
な「お待たせ!」
り「!?ビクッ」
び、、っくりした
って、、、
な「これ、、!良かったらりうらに貰って欲しいの!」
り「、、、でっかぁ、、、」
でっっっかい薔薇の花束
真っ赤っか、、いやでかぁ、、????
な「俺、、数週間前にやっと高校卒業して、高卒で働き先みつけたから、、」
な「りうらと暮らせるようになったよ、?」
な「りうらを守れるくらい大きくなったし、、強くなったよ、」
な「だから、、俺と、結婚してください。」
り「ぁ、、え、、」
花束を渡されて、次は小さな箱を開けて指輪を渡される
綺麗なシロツメクサの柄が入った指輪
な「、、あれっ」
な「シロツメクサの指輪、もうつけてるじゃん、、♪」
り「ぁ、、、」
そうだ、、作ってはめてたんだった
な「、、、ね、俺じゃだめ、、?」
り「だっ、、、ダメじゃ、、ないけど、、」
り「私もう、、30なっちゃうよ 、、? 」
り「そんな可愛くも綺麗でもないし」
り「スタイルがいい訳でもない、、」
り「ないこくんはまだまだ若いのに、、」
な「、、、りうらは綺麗だよ」
指輪をしまって、私の手をとるないこくん
その瞳は昔受けたプロポーズの時のような、曇りない眼だった
な「、、昔からずっと、りうらは綺麗なの」
な「あまりにも綺麗で、俺は一目惚れしたんだから」
り「っ、、ふ、、ぅう”、、泣」
こんな純粋に私を好きでいてくれる人が
まだこの世界にいたみたい
私の生きる意味ができてしまった
り「よろしくお願いします、、っ 泣」
コメント
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はおち…てめぇは神や