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🎸×🎹
苦手な方🔙
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「若井、どこいったのぉ…」
若井が家から居なくなった
朝起きたら居なかった、いっていうのは日常茶飯事だったからいいとして。
何時間経っても帰ってこない。もう夜になっちゃう…
「…お風呂はいっちゃうんだからね」
若井と僕はいつも一緒にお風呂に入っている
先にお風呂入っとくよとLINEしたら「今すぐ帰るから待ってて!」という返事が来た
「なぁんだ、若井が僕に冷めたわけじゃなかったんだ」
ちょっと安心した
気を取り直して、先にご飯食べちゃお~♪
そう思いながらリビングへ向かった
「…涼ちゃん、俺はここに居るよ」
朝、アラームより1時間も早い時間に起きてしまった
こんな事はあまりないし、何かに活用したい…
そこで思いついたのは涼ちゃんにドッキリだった
「ふふ、涼ちゃんは俺を見つけれるかな~?」
そのまま少し移動しながらも涼ちゃんに隠れ続けた。
だけど涼ちゃんは隅々まで探す気もなく、すぐに諦めてしまった。
いや…夜まで放置してた俺も悪いんだけどさ
「まさか夜まで気付いてくれないなんて…」
今帰ってきた、という事にしてバレないように玄関まで行こう。
そしてただいま~って言ったら違和感ないだろう。
「若井、本当にどこいっちゃったんだろ…」
1人寂しくご飯を食べながら思う
若井が僕になんにも言わずにどこか出かけるかな…
いや、何かは置いていくはず、置き手紙とかさ…
がちゃっ
「!…若井?」
「ただいま、涼ちゃん」
頭を必死にフル回転させて考えていたら
若井が玄関から入ってきた
「若井!どこ行ってたの!」
「ちょっと出掛けてた、ごめんね」
自分より背が少し低い彼氏に、思いっきり抱きつく
あ~、僕今すごく幸せ…
「…」
涼ちゃんに実は隠れていた事いつ言おう…
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🍏投稿です🤲