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はなと飛段はアジトに着いた。
飛段「帰ったぞぉぉ!」
はな「ただ今戻りました。」
ペイン「任務はどうだった?」
はな「賞金首はもちろん殺りました。」
小南「お疲れ様。」
はな「ありがとうございます!」
ペイン「よし。部屋に戻って休め。」
はな「はい!」
はなは部屋に戻った。その時だったデイダラが勢いよく走ってきた。
デイダラ「おい!お前ら付き合ったって本当か?!」
デイダラが息を切らしながら聞いてきた。
はな「だ、誰から聞いたんですか?!」
デイダラ「飛段だ。うん」
はな「あいつよくもいいやがってぇぇ」
飛段「おいデイダラ!俺が言ったことは秘密だろぉ」
はな「私達が付き合ったことデイダラに言ったわね!!」
飛段「すまねぇって許してくれよ。な?」
飛段が目を細めて笑いながら言った。
はな「しょうがないなー今回だけだからね?!」
飛段「さっすがはな!頼りになるいい女!」
はな「ふふん。そうでしょう?もっと言ってくれてもいいのよ?」
はながドヤ顔しながらいった。
飛段「いや。辞めとくわ」
はな「酷い!!」
デイダラ「酷いのはどっちだうん!オイラを除け者にしてイチャつきやがって!!」
飛段「あ!デイダラちゃんのことすっかり忘れてたや」
デイダラ「はぁ?!ふざけんなうん」
はな「私は部屋に戻って休ませていただきますね。」
飛段「おう!」
デイダラ「しっかり休めようん」
はなは部屋に向かい、眠りについた。
その頃小南とペインはペインの部屋で何かを喋っているようだった。
小南「そろそろかしらね。あの子に真実を教えるのは。」
ペイン「あぁ。そうだろうな。でもどうやって言う気だ?」
小南「正直に言ってもあの子が傷つくだけかしら」
ペイン「そうだな」
小南「でも正直に言わないと伝わらないし、何よりあの子が可哀想よ。」
ペイン「好きにしたらいいさ。」
小南「ありがとう。ペイン」
二人はそれぞれ部屋に戻った。
そして翌朝。
はなは小南に小南の部屋に来るよう、言われた。
はなは小南の部屋の前に着いた。そして、
はなはドアをノックした。
小南「入ってちょうだい。」
その声は少し暗かった。
はなはドアを開け、静かにドアを閉めた。
小南「早速なんだけどね、貴女には話しておかなければならないことがあるの。」
小南が暗い表情をしながら言った。
はなは不安になった。
はな「はい。」
小南「貴女にはお兄さんが居たでしょう?」
はな「昔のことですけどね」
小南「そのお兄さんを亡くならしてしまったのが私なのよ。」
小南は苦しそうな表情をし、はなの目を見れなかった。しかし、意を決してはなの目を見た。
はなの目は涙目ではあったが泣いてはいなかった。それよりもあまり状況が理解できてなかったようだ。
小南「本当にごめんなさい。」
はな「今は一人になりたいので部屋に帰ります。」
小南「そう。話せるようになったらまた来てくれる?」
はな「多分来ます。」
はなは放心状態のまま部屋に帰った。
過去編13に続く。