黄緑と水色がご飯食べるだけ

一応軍パロ設定？

黄緑side

zm「ただいまー」

返事は帰ってこない。その日俺が帰ってきたのは深夜だった仕事が思ったよりも長引いたのだ。

予想外の出来事だったため晩御飯を食べ損ねてしまいとても腹が空いている

とりあえず先に風呂に入らなくては、恐らく寝ているであろう皆を起こさないように静かに移動した

シャワーを浴びてさっぱりした所で食堂へ向かった

食堂前に着く、廊下の電気は1番暗い光だったため、食堂の扉の隙間から光が漏れていることがよく分かった

誰か居るのだろうか？それにしては物音もしないし静かだそっと、扉を開いて中を覗いてみる

そこには

zm「…シッマ？？？」

椅子に座ってコーヒーを飲むコネシマが…

誰も居ないからか、無言で静かで表情も落ち着いていたこいつ、黙ってたらイケメンやなぁ

kn「ん？…あぁ、ゾム！今帰ってきたんか！！おかえり！！」

うるっさ

zm「ただいまー…シッマ少し声ボリューム下げやんとみんな起きるで」

kn「あぁ、すまんすまん」

zm「シッマこんな時間に何しとったん？」

kn「寝れへんからコーヒー飲んでた」

zm「コーヒー飲んだら余計に寝れへんで？」

kn「…確かにそうやなぁ…てかゾムは何しに来たん」

zm「晩御飯食べ損ねてお腹減ったから何かないかなー…って思って…」

kn「あー、そうなんや…確か今日あんま残ってなかったで」

zm「まじか…朝まで我慢するわ…」

お腹めちゃくちゃ空いてるんやけどなぁ…

kn「……俺がなんか作ったろか」

zm「え」

kn「腹空いてるんやろ、作ったるわ」

zm「いや、でも…自分でするで？」

こんな時間に悪いし…シッマって料理出来ひんやん…

kn「大丈夫や！！俺が作りたいから作るんや！！任せとけ！！」

zm「…お、おん」

元気よく立ち上がりキッチンに立つシッマ

kn「…米はあるな…よし」

何を作る気なんやろなぁ…シッマがキッチンに立って動き回ってるのをじっと眺めるとシッマと目が合う

kn「そんな見られると恥ずかしいんやけど…」

と、言う割にはケロッとしている

kn「暇ならこれでも飲んどき」

zm「…ん？」

kn「スープやで」

zm「！！」

kn「湯入れるだけのやつやけど」

zm「シッマありがとう！！いただきます」

1口飲む暖かくて落ち着く味

ほっと一息つく

体も心も満たされる感覚

kn「…幸せそうやなぁ」

zm「だって死ぬほどお腹空いてるんやもん」

kn「朝ご飯めちゃくちゃ食ってたけどな」

zm「朝は別やろ！」

kn「…まぁそうやな」

zm「うん、まさか急に仕事が入って夜ご飯食べれんなんてなぁ…今日誰が当番やったん」

kn「今日はな、ひとらんやったで」

zm「えー！！！！ええな！！ひとらんのご飯食べたかった…美味しいのに…和食…」

kn「鮭やったで」

zm「ええなぁ…俺の分作らんでいいって言わんだらよかった…」

kn「…ま、ひとらんの飯に比べたらあれやし、出来栄え悪いけどこれでも食いな」

まさか、これはっ

zm「おにぎり」

kn「おん、味は保証しやんけど見た目はええ感じやろ！」

zm「うん、握るの上手いやん」

kn「やろ！！！冷める前に食べな」

zm「…いただきます」

おにぎりを1つ手に取り口に運ぶ

ぱくり

zm「…」

kn「…」

zm「…」

kn「…えっと、不味かったか？す、すまん」

zm「シッマ！！！」

kn「な、なんや」

zm「これ、めっっっちゃくちゃ美味いで！！！！！」

Kn「！、そぉかそぉか！！なら良かった！！まだあるから落ち着いて食いな」

zm「おん！」

もぐもぐもぐもぐ

あっという間に1つ食べ終わった2つ目を食べ始める

zm「んむ……これは…鮭？」

kn「そぉやで、ひとらんに頼んでゾムの分に鮭用意してもらってたんやで」

zm「…え？なんで…？いや、ありがたいけど」

kn「…あぁ、俺なここにおったんお前待ってたんや」

zm「…」

kn「どーせ、ゾム晩御飯食べずに腹空かせて帰ってくると思っとったからな、俺が夜食作ったろーって」

zm「なんで、そこまでしてくれるん？」

kn「そんなん普通に、疲れて帰ってきたのにあまりもんとか食わせんの可哀想やろ…それにゾム寂しがり屋やから1人の飯嫌やと思ってな」

zm「…コーヒー飲んでたんは眠気覚まし？」

kn「そうやで、眠くなったらあかんやろ？」

zm「…うん……シッマって優しいんやな…てっきり心ないんか思っとったわ」

kn「今更かい！前から優しかったやろ！！心はあるわアホ！！」

zm「んふふ…シッマありがとうな」

kn「…おう」

zm「ごちそうさまでした」

kn「はい、お粗末でした」

zm「皿は洗うわ」

kn「ん、ええよ、俺がするからお前は座っときや」

zm「え、でも」

kn「えーから…麦茶飲んで座っとり」

zm「うん…ありがとう」

なんか、悪いな…申し訳ねぇ

kn「っし…洗い終わった！」

zm「ありがとう、お疲れ様」

kn「ん……ゾムあと寝るだけか？」

zm「そうやな…」

kn「んじゃもう寝てきな、こんな時間やで」

zm「ん…」

kn「眠そうやん‪w」

zm「そんなことない…」

kn「嘘つけ！」

zm「ん…ん〜……」

kn「はぁー！…俺が部屋まで連れてったるから寝とき」

zm「…ん……」

kn「…もぉ寝とるやん…どんだけ眠かったんや」

水色side

椅子に座って寝落ちしたゾムを起こさないようにそっと、背負うゾムは強いし力も筋肉もあるのだが俺も鍛えてるから背負えた

背中のゾムを起こさないようにそっと、歩く食堂の電気を切って、廊下に出た

…ゾム体温高…子供体温やん…暖か

なんとかゾムの部屋までたどり着いたそっと、ベットに下ろし布団をかけてやる

心地よそうにすやすやと眠るゾム茶色のふわふわした髪の毛をわしゃわしゃと撫でて

「ゾムおやすみ」

そういい部屋をでた

「シッマ流石やな、心あるやん」

「…大先生か、みてたん？」

「ん？まぁな」

「覗き見なんて趣味悪いなぁ」

「ふっ…趣味悪いんは元からや」

「たしかにてか知ってたわ！大先生はそういうとこあるもんな！」

「なんやと！！」

「あーっはっはっはっ！！！！」

「ちょっ…シッマっ！！うるさいわ！！！みんな起きるやろ！！」

「お前もじゃい！！！！」

「そこのアホどもうるさいねん、さっさと寝ろや」「「あっ、トントンｻﾝ…ごめんなさい、今すぐ寝ます！！」」

はい、寝ますおやすみなさい多分朝起きるの遅くなるけど許してや