「こんなところでなにしてんだ」
『あ!昨日のおじさんだ』
「あぁ、昨日の爆豪と一緒にいた」
『葉月蓮っす。あの、職員室連れてってもらえません?爆豪が迷子になっちゃって
「(迷子はこいつじゃねぇのか)」
「わかった。ついてこい」
『(よかった〜ここ広すぎなんだよ)』
「やっと来たかよ」
勝己は壁にもたれかかって待っててくれたみたいだ。
『勝己!お前迷子になんなよ〜』
「迷子はお前だ馬鹿。」
『いてッ』
勝己は俺足を軽く蹴った。
『なにすんだよ』
「お前…」
『なんだよ』
「…早く行くぞ」
『は?』
勝己と俺は職員室の扉に手をかけ、開けた。そこにいたのはNo.1ヒーロー、オールマイトと、すごく露出が高い18禁のミッドナイト。その隣にはうるさいだろうなと思うマイク。朝早くだったからか、机の数に対してヒーローの数が少なく見えた。
『オールマイト、俺勝己の家に住むことになったからよろしくお願いしま〜す。』
「そうか。それならよかった。」
『それと、昨日すいませんでした。あんな怒鳴っちゃって。』
「いや、別に気にしてないさ。」
もっと早くこの人たちに会えてたらどうなってたんだろうな。
もっと早く見つけてもらえれば、こんな嘘、つかないで入れたのかもな。
『俺、大人しくあいつが捕まるの待ちます』
俺は笑顔で笑って、平気で嘘をついた。
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