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928様表記 ➝ 9「」
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夢主表記 ➝ 夢『』
9;視点
それは、いつも通り教会に行って神父(kne)に絡みに行こうと思って重い体を立ち上げ、教会の方へ目を向けた時だった。
見覚えの無い人間の女が教会へ入って行った。
・・ン?誰?と困惑しながら大きい窓から中を覗いてみれば、kneと笑い合いながら、何やら楽しそうに話していた。
kneは察しが良いからか知んないが、すぐに俺の存在に気づいて〈入ってきなよ。〉と目で言われた。
仕方ねえな・・と此方も目で言えばその女とまた話し出した。
kneと、近所の子供以外と初めて話す人間。加えて女。
どう話せば良いのか、どう言葉を掛けるべきなのかすら分からない。
けど、いつまで経ってもここに突っ立っている訳にも行かないので、思い切って中へ。
kneが俺に気付いて手を振ってきたから、振り返した。手を振ってから一歩、続けて二歩とどんどん進んだ。
その女は近づいてきた俺に対し、kneに誰?と聞いていた。俺も、kneに此奴誰?と聞きたかったのに。