12話です。
<注意>
・地雷さん、純粋さん、回れ右。
・キャラ崩壊、誤字脱字注意。
・初心者なので、温かい目で見守って下さい。
それでも大丈夫な方はレッツゴー。
<鏡花ちゃん目線。>
『太宰と敦をくっ付け隊』に入って一週間。
それに加え、私は彼の人を観察もしなければならない。
観察と言っても、彼の人が睨む理由を心得ているから、私にとっては、観察は必要ない。
太「ーーー?ーーーー。」
国「ーーー!!ーーー!!」
太宰さんは無自覚らしいから、伝えるのはどうも難しい。
それに、太宰さんの話を聞く限り、「この可愛いという感情は小動物だ。」と、道理を通さない。
そこに張り合う意味はあるのか。
どうやら彼の人は自分の感情に気づいていない様。
そもそも、「自分は今どう思っているのか。」、「自分はどうするべきか。」なんて感情に気付くのはとても難しい。
人間はどうも、自分の感情に鈍いのだ。
太宰さんですら、気づかなかった。
ましてや、普通の人間なんかに気づくわけがないのだ。
私は、ふと思った。
敦は彼の人をどう思っているのか。
それは勿論、「先輩として」ではなく、「恋愛対象として」だ。
思いだったが吉日と、よく言うから聞いてみた。
敦「えっ?太宰さんの事どう思っているかって?って恋愛対象として!?」
(急にどうしたのかな、、、。)
鏡「うん。」
敦「いや、、、すっ素敵な先輩だと、、、思って、、、。」
鏡「無理してない、、、?」
敦「いや、本当に太宰さんの事は感謝しても仕切れないよ。僕のことを救ってくれたのは太宰さんなんだから。でも、恋愛対象としてはなぁ、、、。」
鏡「今は、多様性の時代。だから、*同性愛者*とか、そういうのには気にしなくていい。」
敦「、、、うーん。そういう意味じゃないんだけどなぁ、、、。」
<敦くん目線。>
鏡花ちゃん、急にどうしたんだろう、、、。
なぜ太宰さんが出てきたんだろう。
というか、あまり接点無くない?あの二人。
『同性愛者』か、、、。それも、太宰さん、、、。
敦「考えたことなかったなぁ。」
鏡「そう。」
太宰さん、、、。うーん。太宰さん、、、。
って、最近太宰さんのことしか考えてない!!
これじゃあ、まるで変態みたいじゃないか!!
まっまぁ、今は、考えざるを得ない状況だからノーカンってことで、、、///
鏡「? なら、強いて言うなら、、、?」
敦「強いて言うなら、、、?」
またまた無茶苦茶な、、、。
強いてって何?強いてって。
なんか、、、恥ずかしいな、、、///
でも、聞かれたなら仕方がない。うん。
敦「えっと、僕は、何について言えば、、、。」
鏡「、、、例えば、太宰さんと付き合えるか、、、とか、、、?」
付き合うって、、、。
本当に鏡花ちゃん、どうしたんだろう。
敦「そうだなぁ。僕は、、、」
太宰さんは、僕を救ってくれた。
別に僕を助ける義理はないのに。
太宰さんは、いつもおちゃらけているように見えて、本当はそうじゃない。
太宰さんは、僕のわからない、うんと先まで考えて、行動している。
(ぼっ僕は、そう信じているからね!?)
あの時も、その時も、そうだった。
僕はそんな太宰さんを尊敬している。
何を考えているかはよくわからないけど、仲間思いで、いざとなったら、ちゃんと頼れる太宰さんを。
だからこそ、だからこそなのだ。
正直に言ってしまうと、太宰さんと付き合えるって言うと、嘘になる。
今後も、きっと僕は太宰さんを「恋愛対象」としてみることは無いだろう。
別に、「性格が合わない」とか「顔がタイプでは無い。」、「価値観が合わない。」とかでは決してない。
僕は、太宰さんとの「この関係」を壊したく無いのだ。
僕は、太宰さんとのこの関係が好きだ。
他愛のない話で笑ったり、一緒に仕事をしたり。
仮に、太宰さんと付き合うことになって、そしたら、当然この関係、『先輩と後輩』はなくなってしまう。
その関係さえも崩れてしまったら。
それが怖い。どことなく怖いのだ。
太宰さんと会話を交わすことが出来なくなったら、顔すら見ることが出来なくなってしまったら。
考え過ぎだ。そう、ただの予測に過ぎない。
でも、でも、、、
やっぱり、それでも僕は嫌なのだ。怖いのだ。
、、、さて、どうやって鏡花ちゃんに伝えよう。
果たして、伝える意味はあるのか、、、。
なんだか、熱弁してるみたいで嫌だし。
敦「、、、。」
鏡「別に、無理して答えなくてもいい。でも、何回も言ってるけど、一人で抱え込むのはやめてほしい。私じゃなくてもいい。違う人でもいいから相談はしてほしい。」
鏡花ちゃん、、、。
かっこいい!!そして、眩しい!!
鏡「私は、敦のどんなことでも、受け止める。」
敦「じゃっじゃあ、お言葉に甘えて、、、。」
僕は鏡花ちゃんに太宰さんについて思っていることを全部話した。
別に、大事ってわけでは無い。
だから、鏡花ちゃんもそこまで真剣にならなくても良いと思ったのだけど、言い方を変えると、「僕のために、真剣に考えてくれている」という意味にもなる。
だから、言うのはやめておいた。
鏡「そう、、、。」
(敦は太宰さんと結ばれるのを今のところは、望んではいない。だから、太宰さんは少し辛い現状陥っている、というわけだ。)
やっぱり良くなかったかな?
黙ちゃったし、、、。
鏡「教えてくれて、ありがとう。」
敦「うぇっ!?あっ、、、うん、、、、。」
鏡「また何か悩んでいることがあったら、教えて欲しい。」
あっ。行っちゃった、、、。
結局鏡花ちゃんは、何がしたかったんだろう。
はい。ここで切りやす。
えー、お詫びを申し上げます。
今回も長くてすみませんでした!!
気付いたら、こんなに、、、。
もう私、歳なんでございますよ。
なので、このことに関しては、ご理解を申し上げます。
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コメント
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団子さんの夢小説大好きです! 続き待ってます!