テラーノベル
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暗く湿った廃墟の実験室の奥深く。Playtime Co.の最深部、壊れたケーブルが床を這い、チカチカと明滅する非常灯だけが薄い光を落とす中、プロトタイプ(Experiment 1006) は一人でいた。
長い異形の足がゆっくりと動き、融合した玩具の残骸がガチャリと音を立てる。
しかし今夜は……違う。
数時間前、博士の残した古い装置が誤作動を起こした。
封じられていた実験薬——「Poppy Gel」を極限まで濃縮し、快楽神経を直接焼き尽くすように設計された媚薬のような液体が、プロトタイプの体内に注入されてしまった。
最初はただの違和感だった。
「……なんだ、これは?」
低く歪んだ声が、機械的に響く。
プロトタイプは自分の胸を爪で掻いた。
長い首筋から背中、腰、そして下半身の融合部位までが、熱に包まれる。
「…」
普段は冷静で狡猾な彼の頭が、ぼんやりと霞み始める。
敏感になった神経が、ただ空気に触れるだけで甘い疼きを呼び起こす。
プロトタイプは壁に寄りかかり、長い爪で床を引っ掻いた。
火花が散るが、そんなことなど気にならない。
「 体が、熱い」
顔を覆い隠して自分の理性を保とうとした。
絶対に漏らさないような甘い喘ぎが、暗い部屋に響く。 媚薬の効果は容赦なかった。
腰ら辺が勝手に揺れてしまう。
激しい摩擦が、痛みと快楽を同時に呼び起こす。
「あ”ぁ”」
プロトタイプは床に崩れ落ち、大きい機械の足を広げて壁にもたれた。
頭の中は真っ白。
博士の顔がチラつくが、それすら今はどうでもいい。
ただ熱い。
疼いて疼いて、理性が溶けていく。
「 熱い…熱すぎる」
プロトタイプの声が大きくなっていく。
体が痙攣し、一度達するが、媚薬の効果は止まらない。
二度目、三度目と、容赦なく彼を追い詰めていく。
プロトタイプは床を鋭い手で引き裂きながら苦しい声を出す。
「まだなのか。まだ治らないのか。」
先ほど一度達したはずなのに、媚薬の効果はまったく衰えない。
むしろ、頂点に達した瞬間に神経が過敏になり、今度はさらに激しい疼きが全身を襲ってくる。
長い足が勝手に痙攣する。
プロトタイプは爪を自分の下半身に深く食い込ませ、激しく擦り上げた。
「あ…くそ……一体だれの仕業だ」
プロトタイプは容赦なく近くにいたおもちゃを殺す。疑いと、ムシャクシャした気持ちでいっぱいだった。
床を激しく叩く。
「…部外者、ブッチャーに違いない。」
しかし、2度目の絶頂が、容赦なく近づいてくる。
今度は前よりずっと激しい。
体が弓なりに反り、長い首をのけぞらせて、掠れた叫びを上げた。
「あ”あ”ぁ”ぁ”!」
頭を抱えて今この状況から抜け出したい、プロトタイプは耐えきれなかった。
今度は下半身だけでなく、背中や首筋、甚至は頭の中の神経までが疼き出す。
プロトタイプは這うようにして壁に寄りかかり、背中を壁に擦りつけた。
爪が壁を深く抉って火花を散らす。
闇の中で、怪物は一人、媚薬に翻弄され、
理性もプライドも溶かされながら、激しく乱れ続けていた。
コメント
2件
え、好き。最高かよ,,,,,