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♯ 𝔾𝕌𝕄𝕚 ˟˟ ♡̴
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パピコォォォ
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き じ
124
#文スト
雲☁️
2,171
おはようございます°・*:.。.☆よるだけど笑、🌙ᩚ✩.*˚
文ストの太宰さんを書きます、
私の書く太宰さんはとことん弱らせるので、
私の妄想を限界までした様なお話です、
22太で、
苦手な方はご退場願います、。⟡.·*.
「お父さん、見て!」
少し離れたところから、子どもの声がした。
太宰は何となくそちらを見る。
小さな男の子が、父親らしい男の袖を引っ張っている。
「ほら、あれ!」
「ん?」
「すごいでしょ」
男は子どもが指差したものを見て、それから笑った。
「本当だな」
それだけだった。
それだけなのに、子どもは嬉しそうだった。
太宰は視線を戻す。
太宰「……」
何故か、気になった。
何が、と聞かれても分からない。
別に珍しい光景ではない。
親子なんて、街を歩けばいくらでもいる。
それなのに。
もう一度だけ、見てしまう。
今度は子どもが転んだ。
「痛い!」
泣き声。
父親がすぐに駆け寄る。
「大丈夫か?」
「……痛い」
「そうか」
男は子どもの膝についた砂を払ってやった。
子どもは泣きながら、その男の服を握った。
太宰は黙って見ていた。
――どうして。
ふと、そんな言葉が浮かんだ。
どうして、この子はこの人に触れられるんだろ
どうして、この人はこの子を傷つけないんだろ
どうして、この子はそれを疑わないんだろう。
考えてみれば、不思議だった、
人間なんて、簡単に人間を傷つけるのに。
それなのにあの子は、あの人の手を取ることを怖がらない。
太宰は自分の手を見た。
細い指。
傷を負うことにも、傷を負わせることにも慣れた血濡れた手。まぁただの表現だが、
まぁ思う事は自由だ、
其れを口に出すか出さないかはよしとして、
僕から見たら私は屹度何も変わらない、
善人でもなければ、悪人でもない、
ただ、少しばかり偽善的なだけだ。
人を救うような真似をして、
人の傍にいるような顔をして、
何処か1歩引いていて、
それでいて自分が何を欲しがっているのかすら分からない。
疲れる様な場所に
傷つくかもしれない場所に自分から行くなんて
昔の自分じゃ理解できないだろう、
人の為の行為、
其れを善意と呼ぶには、
私は少しばかり人間を知りすぎている、
でも其の方が幾分か素敵らしい。
そう思えるようになっただけでも、
昔よりは随分と変わったのかもしれない。
……まあ。
其れを認めるのも、少し癪だけれど。
依頼からの帰り道だった。
乱歩 「何考えてたの?、」
隣を歩いていた乱歩が
なんでもないように言った。
太宰 「別に、何も無いですよ、」
いつもの様に笑って見せる。
どうせこの人には全て御見通しなんだろうな、
そう思う。
乱歩 「ふーん、」
乱歩はそれ以上は何も聞かなかった。
代わりにポケットから飴を取り出した。
乱歩 「はい、あげる!」
太宰 「飴、私にですか?、乱歩さんが食べないんですか?」
乱歩 「別に、僕も食べるけど太宰にもあげたかったの!、ほら食べなよ」
太宰は手の平に乗せられた飴を見る。
ただの飴だ、
そう思うより前に一瞬だけ、
ほんの一瞬でもこの飴に毒が入ってないか、
という可能性を考えてしまった、
ほんの一瞬、
けれど、其れは余りにも自然に浮かんだ、
我ながら、随分嫌な癖だ。
こういう所でやっぱり
人間味が無いというかなんというか。
人から差し出された物を、
何の疑いもなく受け取る、
そんな簡単な事さえ、私には難しいらしい、
人を疑うことは出来るのに、
その逆は無い。
乱歩 「太宰、食べないの?」
手の平の飴を見る
乱歩 「嫌いだった?」
この男は、
知ってて聞いてるのだろう、
太宰 「いいえ?、食べますよ、
ありがとうございます」
手の平の飴を見て、
太宰 「頂きます」
今度は口に入れる、
甘い。
乱歩 「どう、美味しい?」
太宰 「美味しいです」
乱歩 「でしょ?」
それだけ言って、
乱歩は満足そうに歩き出した、
太宰も乱歩の後を歩く。
先程まで手にあった飴は、もう口の中にある、
毒は入っていない、
……当たり前だ。
乱歩さんがそんな事する筈がない、
頭では、屹度、最初から分かってた、
それでも疑った、
嗚呼なんて酷いことをするのだろう、私は。
それでも、隣にはその疑いを咎める事なく
歩いてる乱歩さんが居る、
乱歩 「太宰歩くの遅い!もぅ、手出して!」
そういい手を差し出す乱歩
太宰 「ぇ、手?えっと、はい」
戸惑い乍も乱歩の手の平に自分の手を乗せる
乱歩 「よし、行こ」
そう言って、
自分の手を離さないように繋ぎ、
引っ張ってく乱歩さん、
そのまま、何事もなかったように歩き出した、
太宰も引かれるがまま歩き出した、
太宰 「変な人ですね、乱歩さんは」
私なんかに
こんなにも簡単に優しさをくれるなんて。
乱歩 「太宰は、考え過ぎだけどね、
まぁ前の太宰よりはいい感じだと思うよ?
もう少し素直になった方がいいけど」
太宰 「私がですか?笑」
乱歩は少し呆れて
乱歩 「はぁ、そういう所だぞ」
また茶化して!
皆んなの前で、その道化の仮面を剥がしてやろうかとも思う。
……まあ、
そんな事をしたら太宰は本気で逃げるだろう、
だから、しない。
いつか皆にバレればいい、
そう思いながら、
乱歩は繋いだ手を少しだけ引いた。
見てくださり有難う御座います.。.☆
コメント嬉しいです·͜·ᰔ
また何処かの機会で
おやすみなさい☽꙳𝔾𝕠𝕠𝕕 𝕟𝕚𝕘𝕙𝕥𓈒 𓂂𓏸
さようなら⋆ ★˚⋆✶⋆..⟡·̩͙꙳
コメント
9件
読んだ!マジ神!!!さいこー!私もチュヤさんはとことん弱らせる笑笑ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)
太宰さんの内面が克明に描かれていて、すごく印象的でした。親子のふれあいを見て「なぜ傷つけないんだろう」と疑ってしまうところ、飴を一瞬毒と疑ってしまうところ——そういう描写に、彼の抱える闇と、それでも隣で手を引いてくれる乱歩さんの優しさが沁みました。「食べなよ」と無理強いせず、ただ手を差し出す乱歩さんの距離感が絶妙で、あのラストの手つなぎにじんわり来ました…。