テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
貴方は、親に捨てられ、職にもつけず、若いながら本格的に「死」を意識していた、14歳の夜だった。
朦朧とした意識で、動くこともできず、倒れていた所、たまたま通り掛かった貴方が助けてくれたのだ。とても優しい笑みを浮かべ、優しい手つきで助けてくれた。共に住まわせてくれた。
その顔を初めて見た時、声を聞いた時、本当に美しすぎてこの世のものとは思えなかった。今でも、貴方は人形なのではないかと思う。
しかし、僕の体調が完治したところで、貴方は教会の奥に呼んだ。僕を椅子に座らせて、優しく目元に触れる。
「…失礼します」
そう言い終わった途端、その手にぐっと力を込められた。
「神というのは姿が見えません。見えない方がより神に近付けるのです」
もう片方の目も同じ事をされた。僕はそこから何も見えなくなった。
痛み、なにかに頼らなくては生きていけなくなった恐怖、色々な感情があったが、1番思ったのは「ああ、もうあの美しい教祖様は見る事が出来ないのか」という悲しみだった。「申し訳ございません」
貴方はそう言うと、僕の鼻に軽くキスをする。
その時、今まで感じていた落胆など全て馬鹿らしくなるほど心臓が鳴った。それで僕は初めてこの男に恋愛感情も抱いていたことを知った。
コメント
2件
読んでいただきありがとうございます!第2話って書かれてるのに1章ってややこしいですね。 あと、投稿したばっかなのに♡が30あるんですがおかしくないですか?そもそも♡っていいねであってるんですか。誰か教えてー!