テラーノベル
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渡辺の写真を撮って、晩ご飯にも誘い充実している。
でも、時々熱い衝動に襲われる。
手の届くところに渡辺がいる。
ちょっと腕を伸ばして身体を引けば腕の中に収まる。
抱きしめてキスしたいと思うようになっているけど、渡辺の気持ちがどれだけか分からないから何も出来ない。
以前、渡辺に渡した写真が、向井の手元にもある。
それを見ながら、1人遊びをする日が増える。
向井の家で晩ご飯を食べて、今はゆっくりコーヒーを飲んでいる。
向井が少し緊張した声で言う。
向井ー翔太くん。
渡辺ーん?
向井ーちょっとだけ抱きしめてええ?
渡辺ー・・。
向井ーそれ以上何もせぇへんから。
渡辺ーいいよ。
コーヒーカップを置き、向井は渡辺をそっと抱きしめる。
渡辺も向井の背中に手を回し抱きしめる。
向井ーあかん、翔太くんがしたらあかん。
渡辺ー何で?
向井ーこの先もしとうなる。
渡辺ーどこまで?
向井ーキスしたいと思う。
渡辺ーいいよ。
向井ーほんま?
渡辺ーキスまでな。
優しく触れるキスから大人のキスまで。
渡辺は気持ちいいと思った。
向井は嬉しそうな顔で渡辺を見る。
向井ーありがとう。
渡辺ーふふふ、気持ちいい。
向井ーあかんって、煽らんとって。
渡辺ーキス、好き。
向井ーもう一回。
渡辺ーん。
向井は渡辺を抱きしめ何度もキスをする。
渡辺もそっと背中に手を回し抱きしめる。
この時間がずっと続けばいいのにと思う向井だった。
キスをしたせいか、渡辺が前より綺麗に見える。
色っぽいのだ。
向井は写真を撮るのが楽しくなってきた。
たとえ、話し相手が目黒だろうと、綺麗なのだ。
向井ーめめ、翔太くんが前より綺麗になった。
目黒ーそう?
向井ー俺の目には特別なフィルターがかかっとるのかな?
目黒ー何それ?
向井ーあかんわ。
目黒ーん?
向井ー撮られへん、今の俺の腕では。
目黒ー大袈裟な。
向井ーめめには分からん。
目黒ーしょっぴーとどうなりたいの?
向井ー秘密や。
目黒ーふ〜ん。
向井ー頑張って写真撮らな。
目黒ー頑張るものなの?
向井ーちゃうな、撮りたいと思う気持ちが溢れるんや。
目黒ーまた、可愛いしょっぴーを見たい。
向井ーめめが可愛い言うたらあかん。
目黒ーなんで?
向井ー翔太くんがめめを好きになったら困る。
目黒ー100%ない。
向井ーほんま?
目黒ー俺達は友達だから。
少し安心した向井。
目黒は渡辺の大事な友達。
それ以上はない。
向井の恋を応援してくれる。
今日は渡辺はロケに行っている。
向井は目黒とラジオの収録。
マネージャーが走って来た。
渡辺が怪我をしたと。
しかも、顔を怪我したらしい。
向井ーめめ!
目黒ーとりあえず収録はしよう。
向井ー顔やで!
目黒ー分かってる。
向井ー早よ行かな!
目黒ーラジオが今は大事。
向井ーめめ。
目黒ー気になるけど仕事放って行けない。
向井ーそ、そやな。
収録を終え急いで2人は渡辺の元に向かった。