すかむま ほのぼの
※あんぷろシャアハウスしてます
※微マモだぁ
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ーsc@r視点ー
朝日が眩しくて目が覚めると、隣には俺の大好きな恋人。2人とも成人男性であるというのに、ダブルベッドは少し広く感じる。俺はガタイがいいほうなので彼が華奢すぎるのか、はたまた俺が彼とくっつきたいだけなのか。どっちも有り得るが、俺にとっては後者がしっくりくるような気がした。
昨日の名残に彼の鎖骨に辺りに俺が咲かせた赤い花が何個も着いている。首元には噛み跡。俺は前世吸血鬼の影響からか、直ぐに夢魔を噛んでしまう。が、それをされて夢魔は満更でもない顔をするのだ。もし彼の体が俺の噛み跡だらけになったとしても、それは満更でもない顔をしている夢魔に責任がある、はず。
そんな彼の白い肌と可愛い寝顔を見て笑みが零れる。いつもは朝一番に起きて家のことをちゃちゃっとやる夢魔だが、今日は瞳を閉じて安らかに寝息を立てている。俺は朝起きるのが遅いこともあって、夢魔より早く起きることは滅多にない。だから夢魔の寝顔を見るチャンスだ。写真でも撮りたいが、バレたら怒らえるという恐怖の方が勝ったのでやめた。
彼を起こさないように昨日床に脱ぎ捨てた俺と夢魔のパジャマを拾い上げ、新しい服を着て下におりる。マモンが回しているのだろうか。洗濯機は朝から大活躍を見せている。中にはシーツが入っているので俺らの洗濯物は入れられなかった。
それにしてもマモン偉いな。ちゃんとシーツ洗うなんて。
…ん?シーツ?
あぁ、そういう事。せやからマモンはシーツを洗ってるんやな。
勝手な解釈で自分を満足させる。マモンの考えることも俺と同じやな、と思いひとりで苦笑する。でも多分俺の考察は合ってると思うで?
マ「お、おはよーすかー」
s「おはよー、マモン」
そういって扉から顔を見せたのは、丁度シーツを洗濯している金鳥色担当の彼。華奢で身長も小さく小柄な彼が2人分の服を担いでやってきた。
まるで担ぎ方がサンタさんで、笑みがこぼれる。
マ「朝一洗濯するの偉いな」
s「いやーまぁ俺は色々あって。多分マモンと一緒の理由で洗濯しとるけど」
マ「…もしかしてすかーもか?」
s「そのもしかしてやな。」
マ「さすが、ソウルメイトッ!」
パンッ、と手を合わし、2人で笑いあう。流石ソウルメイトやな。やっぱりおれの解釈は間違ってなかったみたい。
洗濯機が止まるまでまだ時間があったので、シャワーを軽く浴びる。最近エゴサをよくしており、風呂でも少ししていた。最近4万人にまで達し、5万人も夢ではなくなってきた。すぽんさーが増え、沢山の愛を呟いてくれるのは俺にとってかけがえのないものだ。
みんなからの愛ツイートをみながら髪の毛を乾かし、ちょっとニヤニヤしながら自分の部屋に戻る。
俺たちの家はみんな自分の部屋が一室ずつある。おれは夢魔と寝る日も多くなるだろうと思ったからダブルベッドを買った。自室に戻ると、まだ天使はすやすやと寝息を立てている。ほんまに可愛いな。
エゴサをしていると、格ゲーのゲーム実況をもっとみたいというすぽんさーの声が多いことに気づいた。丁度いいことに今日は暇だったので、夢魔と動画を撮ろうか、なんて考える。
いや、でも昨日めっちゃ鳴かせちゃったからな。今日声出ぇへんかもしれんな、夢魔。
まぁ夢魔が起きなければ分からないことをグダグダと予想したって仕方ない。寝ている彼の額にキスを落とし、残っている編集とMIXを終わらすために机に向かった。
作業を初めてから2時間ぐらい経ち、現在の時刻は午前11時37分。彼は昼夜逆転を嫌っているのでそろそろ起こそうかと思い、重い腰を持ち上げる。と同時に、下からマモンの呼ぶ声が聞こえる。
マ「すかー、むまー、お昼ごはん食うかー?」
そっか。もうお昼ご飯の時間か。時が経つのは早く、空腹さえも忘れてしまう。
夢魔もお腹すいてるよな。起こして食べるか。
s「食べるー!今からおりるわー」
マ「はーい」
伝言するために開けた扉をしめ、夢魔を起こす。いやーーー夢魔起こすときが1番可愛いんよな。
夢魔は朝に弱いため、なかなか起きない。というか、人に起こされても起きれないらしい。だから眠いまま歩いたり喋ったりするのだが、それがすごく可愛い。
s「夢魔、起きてー」
夢「ん、ぅん、わかった、ぁ…」
そういうとまた目を瞑って、睡魔に負ける彼。
いや、寝顔は可愛いんやけどな…起こさなあかんけんな…
s「おーい!夢魔!おきて!」
夢「わかっら…わかった、から…」
そういって上半身を起こす。ていうか声ガラガラすぎん?いけるかな?
心配しながら夢魔の服を用意する。ここは俺の部屋やから、夢魔の服はない。だからいつも行為後は俺の服を着させている。それもめっちゃ可愛いんよな。ほんまに好き。
夢「ちょ、すか?」
服を選んでいると天使に声をかけられた。振り向いて返事をしたが、声が裏返るところで危なかった。
s「なに?どしたん」
夢「ごめん、腰いたくて」
そういって上目遣いで両手を広げている。
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!可愛い!!!!!
顔がにやけそうになるのを抑えて、夢魔に服を着させる。
s「ごめんごめん笑、ほら、服きて」
夢「ぜったいごめんとか思ってないだろ笑」
そういって、俺が服を上の着せると、でかくね?なんて笑うからこっちまで幸せな気持ちになる。てか、下履かんでいいために上でかいの選んだんやから。俺オーバーサイズめっちゃ好きやし。
S「おはよ、夢魔」
夢「おはよ」
s「マモンが飯作っとるから食べにこいって。夢魔も食べるって言っといたけど、食べる?」
夢「うん。ふつーにお腹すいたわ」
s「まぁーもう昼やしな。」
夢「え”。今何時?」
s「えーとな、11時53分」
夢「やばぁぁぁい!!今日朝起きて編集するつもりだったのに!!!!」
s「今日朝起きてするんはむりやろ笑 ほら、したいこ?」
夢「うん…」
そういって夢魔を持ち上げ1階におりる。編集ができなかったのが余程悔しかったのか、唇を尖らせて俺の肩に顔を埋めている。どうやらさっきの時間の衝撃が大きかったようで、眠気は覚めたようだ。夢魔のカバーをできるくらいは編集終わってるから、俺に任せてくれていいのに。でも負けず嫌いな彼は俺に頼らずひとりでやりきってしまうのだろう。まぁ、そういう所も可愛いんやけどな。
階段を降り終わると、マモさとだぁは先にご飯を食べていた。
だ「あ、すかーとむまおはよ」
マ「はよー」
佐「なんだ、またヤってたのか」
夢「おはよ、佐藤さん、それいわなくていいから」
そういう彼は耳まで真っ赤になっている。赤く染まっている彼が可愛くて耳に触れると、なに、とジト目で言ってきた。何それ可愛すぎん?今犯しても俺のせいではないからな?これ。
マモンが作ってくれた朝ごはんを俺たちが食べようとしたと同時に3人が食べ終わった。
これ美味しいね、とマモンを褒める夢魔を見てそれだけでまたひとつ愛情を覚える。俺ってこんなに愛深いほうだったっんかな。
夢魔と付き合ってからは、今まで自分でも知らなかった自分をしれて楽しいし、それを夢魔が発見してくれるのも嬉しい。こんな何気もない日々のありがたさを感じなければ何に感じろと言うのだろうか。隣を見れば夢魔がいて、俺と夢魔の関係を認め応援してくれる仲間がいる。それだけでおれは幸せだ。
昼ごはんを食べ終わったので、自室に戻ると当然のように夢魔もついてくる。夢魔は編集・収録以外はsc@rの部屋にいるため、もう誰も何も思わなくなってしまった。今日は何しようか考えてみたが、あまり思い浮かばなかった。何かはしたいから、夢魔に聞いてみようかな。
s「今日何する?」
夢「家でゆっくりしたいなー」
s「せやな、夢魔あんま歩けへんしな。」
夢「すかーくんねぇ、そういうこと言うけど誰のせいだと思ってんの?」
s「ごめんって、でも昨日は夢魔が可愛すぎた」
いや、ほんまに申し訳ないと思ってるで?でも人間って言うのは欲望には逆らえんもんなんやと昨日知らされたわ。
絶対ごめんとか思ってないでしょ、と微笑む彼にまた心を奪われる。彼の笑顔がこんなにも映える理由が、俺の隣にいるからだったらな、なんて。
s「今日なんかしたいことある?」
夢「んー…特にないけど…」
s「すぽんさーから格ゲー組のゲーム実況動画欲しいです!っていう声が多いんやけど一緒に撮らん?」
夢「いーねーすかーくん。活動に献身的だ」
s「活動に献身的な俺になんかご褒美とかはないんですか?夢魔くん」
そういってちょっと調子に乗ってみた。俺は夢魔に褒められるのが世界で1番大好きなことだ。だからもっと褒めて欲しいし、あわよくばご褒美が欲しい。
夢魔はいつもは恥ずかしがってばか!とか言ってくる。でも今日の夢魔はいつもよりふわふわしてて、もしかしたら俺の欲望を叶えてくれるかもしれない。なんて小さな希望を託し、賭けに出てみる。
まぁ赤面してツンツンになってる夢魔も可愛からどっちになっても俺は最高なんやけどな。
夢「えー?まぁ…じゃぁ…よしよし、とか?」
そういって俺の頭を撫でてくれた。普段はしてくれないからか、俺の気持ちはとてつもない勢いで上昇する。
ニヤけるとキモイと言われ一生してくれないだろうから、頑張って表情を抑える。
横目でその顔を見ると、少し火照っていてとてもかわいらしい。
s「ありがと。ほんまかわいい。夢魔の方が頑張っとるんやから、夢魔にもご褒美あげなな。」
夢「えーいいよ。だって欲しいって言ったのすかーくんだし。」
s「いや、俺があげたいから、夢魔貰ってよ」
夢「そこまで言うなら…何くれんの?」
s「目瞑って」
指示を出すと従順に目を閉じてくれる夢魔。頭の上にはてなマークを浮かべているのがまじで可愛い。
この人俺より年上ってほんまかいな、と思いつつ、夢魔に重ねるだけのキスをする。
されると予想していたのか、あまり驚いてはいないようだった。
夢「まーすかーくんのことだからそういう系だと思いましたけど」
s「なんや、わかってたんか笑」
そうやって余裕ぶっている夢魔の顔は張り裂けそうな程赤く染っている。
これ夢魔可愛いポイント。テストに出るから覚えといた方がいいで。
夢「あー舌入れてくんないのほんとに良かった。またヤったら俺の体が負傷するから、それご褒美じゃ無くなるからね」
s「つまりもう1回ヤりたいってことやな?」
夢「なんでそうなるんだよなんでだよw」
s「いやー、夢魔もっかいヤるかな思って笑」
夢「やらないやらない。腰痛いし。ゲーム撮るんでしょ?」
s「んーそうそう。何したい?」
夢「んー…」
s「可愛い」
そういって今度は頬に唇を重ねる。
そうするともうおわり!と言ってくるのが可愛くて何回もしてしまう。夢魔が可愛すぎるからだ。
夢「何回も可愛いって言わないで!俺も男だから」
s「何それ、ほんまかわいい」
夢「だーっっ!!!すかーくんさー、ほんとそういうところだからね?」
s「はいはい、ほんまかわいい」
夢「もー!!!」
この後何回もキスを夢魔にしたのは言うまでもない。キスマを付けようとしたsc@rは案の定夢魔にこっぴどくおこらえた。でも夢魔の顔が満更ではなかったって言うのはここだけの秘密。