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文豪ストレ1イドッグス
太宰X中也 黒の時代
女装注意 微太中
地雷様サヨウナラ
良い方はどうぞ
太宰視点
ブレーキ音がして、大きな屋敷の前で車が止まる
広津「..着きました、私はここまでです。後は宜しくお願いします」
コホン、と一つ咳払いをした後に、怪しまれないぐらいに後ろから向き喋る
中也「有難う御座います、行ってきます。..オラ行くぞクソ太宰」
ガシッと肩を掴まれ、思いっ切り揺さぶられる
太宰「..はいはい、判ったから離して。痛い」
広津さんがスッと外に出て、車のドアを開ける
其れと共に変成器の電源をオンにする
これはポートマフィアの天才的科学者が作った完璧な変成器だから、
バレることはまず無い
自分でも思うほど薄気味悪い笑顔を浮かべ、
上品に車を降りる
中也は僕ほどではないが僕が直々に指導してあげただけあってまあ悪くはない
中也が隣に来たことを確認し、ゆっくりと歩き始める
道には、かなりの数の警備員がおり、中也でも一掃するのが面倒臭そうだ
目の前には、とても大きい綺麗な館が立っている
普通の家の、..三百倍ほどですむだろうか
取り敢えず僕でも初めて見るほど大きい
庭園もよく手入れされていて綺麗だ
中也も出来るだけ顔に出さないように周りを見渡しては感嘆の表情をしている
招待されたであろうその他着飾った女性達が周りを歩いている
僕達も其の中の一組だ
かなり長い道を通り、やっと館のドアの前まで来る
ドアはまだ開いていないらしく、他の女性達が話したり、庭園を見渡したりしている
数分後、警備員が時計を確認し、無線で何か連絡を入れる
其れから、なにかのスイッチを動かした
ギイィ..と重い音を立てて、ドアがゆっくりと開いていく
中に見える景色は、僕が今まで見た中で一番の豪邸だっただろう
ワイン色の絨毯に豪華な装飾品。
かなりの値段がするであろう絵画なども飾られている
僕は最低限反応しつつ、中也の方を見る
中也は口をポカン、と開け、唖然としながら内装を見ている
早速嫌な感じがする
バレないといいけど
各組で早速館内に入って行く
僕達も少しだけ待って、丁度良く待ったぐらいで館内に入る
天井は広く、ステンドグラスが全体に貼られていて電気をつけなくても明るい
と云っても今は夕方、もう日は落ちる
後、照明が付くだろう
入ると、メイド服の女性が僕達の前に立ち、深々と頭を下げた
どうやらこのメイドさんは僕達の案内役のようなものらしい
彼女の後を続き、部屋へと向かう
僕達の部屋は二階の端側の部屋らしい
一応中が二部屋別れているらしいがベットルームだけだとのことらしい
つまりリビング、..?は中也と一緒らしい
中央の部屋は、ベージュの壁紙に花の模様が描かれている
壁には綺麗に飾られた絵画とテレビ、
中央にはアンティークのような低い机とソファ
天井にはおしゃれな灯が付いている
これが一室とは考えられないほど豪華だ
メイドさんは部屋を紹介すると、そさくさと出ていった
多分次に案内する人がいるのだろう
まあこちらとしても好都合だ
太宰「……、」
中也に手で合図をして、ソファの下へと目を向ける
カツカツと音を立て、中也はソファへと向かう
ソファに手を伸ばし、其れからパリン、と割れる音がする
中也は手に壊れた小さな機械をこちらに見せる
軽く頷き、今度は手で棚の上の電話機の後ろに指を差す
中也はそっち側に向かい、またパリンと音がする
機械をもう一度差し出した時、口を開ける
口パクで中也にこう伝える
太宰【寝室に隠しカメラがある。どちらも棚の下だ】
コク、と頷くと両方の寝室に手を伸ばす
パキンッ、と両方の部屋から音がして中也が振り返る
排除完了、とのことらしい
そしてやっと、この部屋に来て口を開く
太宰「排除完了。もう無いよ」
中也「結構あったな、無駄がねぇ」
もうねぇよな?と云いながら周りを見渡す中也
そう、僕達は盗聴器と監視カメラを排除していたのだ
僕達が侵入している事がバレたら少し面倒だからね
其れに、僕達はポートマフィア所属は変わらない
ポートマフィアが盗聴器や監視カメラを排除しない事、其れこそバレる要因だ
と云うことで排除していた
これで僕は安心して寝られる訳だ
まあ中也は番犬として起きてないとだけどねぇ〜
因みに会合は明日の昼から夜にかけて
つまり、今は夜。
僕達は今からここで寝るということだ
一夜過ぎてからの、明日が会合
明後日帰るため、まあ2泊3日と云う事だ
今日の夕食はこの部屋で配給されるご飯を食べる
ちゃぁんと中也くんの分もあるから安心してねぇ〜
と云うことで、今から夕食が来るまで凄ぉく暇で〜す
夕食の配られる時間は5時半
今は4時半なので一時間ありま〜す、暇でーす
太宰「ねぇ中也暇〜何か一発芸して〜」
ソファにぐでっと横たわり、バタバタと足を動かす
中也「うるっせぇ、茶でも飲んでろこの箱入り娘」
太宰「ざぁんねぇん、中也ちゃんは箱入り娘の妹さんだねぇ」
箱入り娘、僕達の設定の一つだ
因みに中也は一人掛けの椅子に背筋をよく伸ばしてじっとしている
格好は結構キマっているので喋らなければまあ良い
太宰「ぁ〜、本当に暇ぁ〜、中也珈琲淹れて〜」
中也「あ”ぁ?自分で淹れろや」
太宰「えぇ?君、僕のメイドのようなものだろう?」
中也「今は其の設定無効だ、淹れるならさっさと淹れろ。俺の分もな」
太宰「中也も飲むの〜?じゃあ中也が淹れてよ〜」
中也「飲みたいって騒ぎ出したの手前だろ。俺のは其れのついでに淹れるだけだ」
太宰「はぁ?お湯沸かすのも時間かかるし二人分淹れるの面倒臭〜い」
中也「チッ、五月蝿えッ!やるならやれ!やらないならやるな!」
太宰「きゃあ〜、中也くんキレたぁ〜こわ~い」
中也「棒読みじゃねえか!」
という感じで適当に暇潰しをしていた
因みにちゃんと中也には珈琲淹れてもらった
中也の黒歴史を社内に流すって云ったら
快く自分からやるって云ってくれたよ
流石中也くん優っしい〜
と云うことで今から夕食で~す
次の日の朝までスキップ
太宰「おはよう中也。よく眠れたかい?」
ソファに座り、隈の出来ている目を必死に開けている
中也「..死ね..この..クソ、だざい..ぃ」
今の中也は3秒目を閉じたら眠ってしまうだろう
今でも半分しか目が開いていない
まあ僕が起きたのは朝の四時
朝食時間は遅めの八時からだから
しょうがな〜く一十五分寝させてあげよう
中也「一時間は寝させろや..!鬼畜かよ..」
おや中也も心を読み取ることが出来るようになったのかな?
太宰「うぅん、しょうがない。飼い主としてちゃんと責任持たないとだからね」
中也「誰が犬だッ!」
太宰「はいはい、あっ..中也ちゃ〜んお膝おいで〜!」
中也「あ”、あ”ぁ?はぁ?」
中也一人が寝っ転がれるくらいのソファだからね
僕がちゃんとわんちゃんを寝かしてあげないと!
ソファに座り、ポンポンと膝を軽く叩く
太宰「ほら早く〜、お姉ちゃんがお膝貸してあげるって云ってるんだよ?」
中也「気持ち悪ぃ..!普通にベットで寝るわ!」
太宰「へえ、残念〜!」
中也「うわ..、またなんか仕掛けてんな?」
太宰「仕掛けているわけが無いだろう?仮にも相棒ちゃんだからねぇ〜」
中也「嫌な予感しかしねぇ..」
中也が寝室のドアを開けると、顔を青白くして一瞬で扉を閉じた
一度深呼吸をしてもう一度開けて一瞬でまた扉を閉じる
こちらをギロッと睨み、歯を食いしばる
中也「そこまでする必要ねぇだろうが..ッ」
おっと、何をしたかは気持ち悪くなる人がいると思うからやめておくよ
まあ、一つ云えることはやっぱり気持ち悪い、其れだけだよ
太宰「ほぉら中也くん、僕のお膝、空いてるよ?」
中也「クッソ..でもまだ太宰の膝の方が..まだ..マ、シ..」
おや、中也くんさっきの思い出しての気持ち悪くなってる
フラフラした足取りでソファに倒れ込み、ボスっと僕の膝に頭を載せる
中也「…..硬った..」
僕の膝に倒れ込んだ中也は無表情でこう云った
太宰「..逆になんで僕の膝がまともだと思ったの?」
中也「その通りだわ….、も、..いい..寝る..」
数秒して一瞬でスー..と云う音が聞こえてくる
…….僕は頭は回るけれど運動神経がいいわけではない
中也がいないと僕は作戦だけ立てるだけで終わる
そういう意味では僕には中也がいた方が好都合なのだ
ちゃんとリアクションしてくれないと気分も乗らないしね
中也がいるぐらいが丁度良い
..まあ中也には結構お世話になったりしてるのかな
今だけはゆっくり寝させてあげようか
静かな部屋の中でぽつりと僕は呟いた
太宰「…おやすみ、中也」
続
はい
謝罪です
ぇ〜私が結構文ストにわかだってことがバレてしまった
ストブリと龍頭抗争16歳やんッ!
家の設定16ッ!まずいっ!
と云うことでス
はい私デットアップルもストブリも未読なんですよ
見たの本家、BEAST、わんっ!(漫画まで)
太宰中也十五歳なんですよ
あらま
まずいわね
って云うことで15歳に変更します
すみませぬ
ではまた