13
__
_
🐤side
体育祭の競技は、初兎ちゃんの勇気ある行動で、何事もなく終えることが出来た。
閉会式を迎え、無事に総合優勝と応援賞の2冠をとることができた。
その後の片付けの時間、初兎ちゃんの周りには物凄い人だかりができていた。
「今まで変な態度とっててごめん」やら、
「さっきの、めちゃくちゃかっこよかったよ!」やら。中には
「有栖くんの連絡先聞いてもいい?」など、ものすごい絡まれ方をしている。
あ…。
手…震えてる…
🐤「ごめんなさい、初兎ちゃんお借りしてもいいですか?」
🐇「りう、ちゃっ…」
と言ってぽすっと俺の腕の中にはめる。
そうすると、ちょっとほっとした表情を見せたのを俺は見逃さなかった。
周りはにやにやして
「どうぞどうぞ!」
という。
初兎ちゃんの手を引っ張り、その場を後にすることにした。
🐤「ここなら誰も来ないかな…」
と言って着いたのはいつもの場所。
🐇「りうちゃん、ありがとね?」
🐤「全然?大丈夫だった?」
🐇「うんっ…」
🐤「…えと…賭けのこと…ほんとにごめん…」
🐇「全然ええねんで?
…そもそも、僕りうちゃんじゃないと無理やし…///」
🐤「そ、そっか…」
顔のニヤけが…。
危ない、と思いつつ片手で必死に顔を抑える。
🐇「それと…その…///」
と言って俯いてもじもじする初兎ちゃん。
一体どうしたのだろうか?
🐇「その…。僕なりに、考えたの…」
🐤「…??」
🐇「ご、ご褒美…」
あ…
すっかり忘れていた。覚えてて、考えてくれたんだ。
🐤「なにくれるの〜?w」
というと、初兎ちゃんは顔を少し赤らめながら近づいてきて、ちゅっ、と俺の唇と自身の唇を重ねた。
初兎ちゃんから…ちゅー…初めてしてくれた…
🐇「その…/// おつかれさま…?かっこよかったよ…?///」
と上目遣いをしながら伝えられた。
🐤「〜ッ…///」
破壊力…やばい…
人がタヒぬ…!!(?)
なんて悶えてる俺を見て、
🐇「もーしないッ///」
ツンデレ初兎ちゃんが発動した
🐤「え”ッ、してくれないの?」
🐇「しないッ!!」
🐤「…そ、そっか…」
と、あからさまに気分を落とすと…。
🐇「あッ…」
この反応に初兎ちゃんは弱いの知ってる。
🐇「ッ…// する、するから…」
🐤「ほんと??✨️」
🐇「う…///」
ほらね?
かわいいでしょ?うちの初兎ちゃん。
その時、ピコンっとスマホがなって見てみる。
🐤「…ほとけっちからだ。どうしたんだろ?」
🐇「?」
ぱっとみると、
💎『まだ初兎さんと一緒にいる?』
とのこと。
🐤『いるよ!』
💎『あのさ、2人に相談したいことがあるんだ』
相談?
🐤「ほとけっちが俺たちに相談したいことがあるって…」
🐇「そうなん?そしたら今から向かう?」
🐤「うん、ありがとう!」
🐤『今からそっち行く!どこにいる?』
💎『○×カフェにこれる?💦』
🐤『了解!』
そう言って、カフェに向かうことにした。
🐤「あっ、忘れ物!!」
🐇「え、なんか持ってきてたっk…」
という初兎ちゃんをグイッと引き寄せ、首にちゅ、とキスを落とす
🐤「ちゅ…ちぅ…」
🐇「んぁッ…/// ん、ぅ…」
ぷはぁ、と離すと、彼の首元綺麗に赤い花が咲いた。
🐇「ッ!なにすっ…///」
🐤「初兎が可愛すぎるから…虫除け!」
🐇「んぇ…///」
今にもぷしゅー、と音を立てて蒸発しそう。
🐤「いこっか?」
そう言って手を差し伸べると、
🐇「うんっ…///」
といってきゅっと握り返してくれる。
この握った手をもう二度と離さない。そう誓った。
🐤「○×カフェってここか…」
🐇「いむくん、かなりオシャレなカフェ行くんやな…笑」
中に入ると、丸テーブルの4人がけの席に1人でフラッペを飲みながらスマホをいじるほとけっちがいた。
🐇「いむく〜んっ」
と声をかけると、ぱっと顔を上げて明らかに笑顔になる
💎「あっ!初兎さん!!りうちゃん!!
急に呼び出しちゃってごめんね、体育祭直後で2人とも疲れてるだろうし、すぐ終わらせるから!」
と、手を合わせて謝罪するいむくん。
🐤「気にしなくても平気だよ?
俺、飲み物買ってくる。初兎ちゃんと座ってて?」
🐇「ありがとう!おねがいしますっ」
💎「わかった!ありがと!」
確かこれが飲みたいって言ってたな、初兎ちゃん。
🐤「おまたせ…って、どうしたの」
🐇「あ、りうちゃん…おかえりなさい!」
💎「お、おかえりっ」
席に戻ると、ほとけっちは、目をきょろきょろしたり、フラッペを超絶ゆっくり吸ってみたり。
“話したいけど話したくない”そんな雰囲気を醸し出していた。
🐇「これ飲みたかったやつ!ようわかったね?」
🐤「こないだ軽く言ってた気がしたからw」
🐇「ふふ、ありがと〜!」
🐤「どういたしまして!
それでほとけっち、相談って…?」
💎「…じ、じつは…」
_
実は…なんなんでしょうね…。
たくさん♡押してくださってありがとう🥲 みんなこの作品大好きダネ🥺💗
(※調子乗んな??)
はい。みんなの優しさに甘えがすぎていますので、自分に厳しく!
𝐍𝐞𝐱𝐭⇒♡8,000
10,000はさすがに多すぎて押せないよね…w
なのでこの数字で対戦します…。