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※ソ連×中国 R18

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大変遅くなり、申し訳ありません🙇


























「……違う」


「何が違うんだ?」


二の句が告げられずに口ごもった。目線を合わせる先には、鎌と槌の描かれた眼帯、そして僅かに濁ったブルーの瞳が心の内を見透かす様に見つめている。


時代が移り変わり、すっかりソ連とは疎遠になってしまった。それなのに、また彼と会話するのは妙な気分だった。


【 裏切り 】


脳裏に浮かぶのは、そんなワード。


別に、裏切った訳ではない。ただ、我が国の指導者がソ連の社会主義路線から少し離れた位置に歩んでしまっただけ。


それだけなのに、妙な焦れったさがあった。喉の奥に魚の小骨が刺さった様な罪悪感が、ソ連の瞳を見つめることに忌避感を覚えさせる。


結局、耐えきれずに目線を外す。


まもなく、ソ連から呆れたような溜息が出た。


反射的に、我は肩を震わせる。


怒っているのだろうか?


呆れているのだろうか?


そんな、相手の顔色を伺うような思考しか出来ない自分へ嫌気が差し込み初めかけた頃、ソ連の言葉で思考が散った。


「許す」


「……え?」


「許すと、言ってるんだ。」


ソ連は2回繰り返した。此方の心の内を明らかに見透かした言葉だった。理解した途端、ジュワッと体が熱くなる。


嬉しさと、興奮と、込み上げる感動で我は呆然として、ソ連を見つめる。どうにかしてこの喜びを表現したかった。しかし、方法が見当たらない。だから、結局、見つめ続ける。


「喜んでいるのか、嫌がっているのか、ハッキリしろ。昔から、貴様の表情はわかりにくいんだ……」


「喜んでいるアルよ!喜ばない訳がないアル!我は、ソ連が……師匠が大好きアルよ。」


「…それが聞けて良かった。嫌がられていたとなれば、Яは御前に拳の1つでも落したところだ。」


「…寧ろ、して欲しいくらいアルよ。」


「…あ゛?」


我がつぶやくように、けれども熱心な目線でソ連をまっすぐに見つめながらそう言うと、ソ連は怪訝そうな表情を浮かべる。


「そのくらい、会えて嬉しいアルよ。また、師匠に手解きを受ける事ができるのなら、どんな事であれ・・・・・・・・・、それは我の喜びアルね。」


どんな事であれ・・・・・・・・・……か。」


ソ連は少し考えた後に、我の肩を引いて抱き寄せた。ぽすっ、とソ連の胸元に顔が埋まる。血と汗と火薬の匂いがする中、ほんの少し甘い香り……それが、いつものソ連の匂いだった。


安心感と緊張感を同時にもたらすそれに、我の心臓がドクドクと高鳴るのを感じる。このまま殺されても本望だろう、と思った。


次の瞬間、いやそれは流石に駄目だと、正気に戻った我は首を横に振り、少し体を離してソ連を見上げる。


次の瞬間、また引き寄せられたと思えば、唇から空気の出入りが完全に止まった。代わりに、ぬめりのあるナニカが入ってきた。それが口の中を這うと、煙草と薬、アルコールの味がした。


ソ連の吐息が聞こえる。背中に回される腕が妙に熱くて、全身が溶けそうになる。いや、実際溶けているのかもしれない。


頭の中がふわふわとして、口内を這う舌に全身が惑わされていた。


暫くして、唇が離れた。ぱちっ、と口から口に引かれた銀の糸が切れる。頰に垂れた唾液を無意識に舌で舐め取った。ほんの少しの煙草と薬、アルコールの混じったソ連の唾液に恍惚感を覚えたのは、たぶん間違いではない。


ーー我は、ソ連が好きアル。


きっと、初めて、今までと違う意味でそう思った。


「……中国、どんな事でも、受入れられるな?」


ソ連の目は、我に「はい」か「даはい」以外の答えを求めていなかった。それ以外の答えを告げれば、即座に罰せられる事を我は身を持って知っていたのだ。


даはい


ソ連は、クシャリと笑った。久しぶりに見た精気の匂うそれは、まるで無邪気な少年だ。その様子を、恋煩いする少女の様な心持ちで、我は見つめていた。





















「…はぁ、っ……、ぅ゛…」


「痛いか?」


「…師匠の好きにして欲しいアル」


「質問の答えを聞いているんだ。」


「師匠を感じられて、嬉しいアル…」


「痛いんだな…」


ソ連は僅かに溜息を吐くと、今までに見たことが無いほど、とびっきり甘い表情と口調でそういった。ソ連の顔が近づいたと思えば、リップ音を立てたキスを額に落とされる。それが酷く恥ずかしく、同時に泣き出したいほど嬉しかった。


ソ連が、自分に対して本当に【許している】事を改めて実感出来たからだ。道を外れてしまった罪を、許された気がしたからだ。


視界が滲む。


ソ連が我の後孔から、指先を引き抜いた。彼はベッドザイドにあるボディーオイルを引っ張り出してきた。


なぜこんなモノがあるのかといえば…この前、韓国に流行の品だと言って押し付けられたからである。本来、行為に使う用ではないものの人体に使う上で害はない安全性の高いものだ。


「挿れるぞ」


ソ連は、手にオイルを馴染ませた後、そう言って再び我の後孔に指先を挿れる。滑りのよくなった指先は思った以上に奥まで入り込み、反射的に腰が跳ねた。


「…ん゛っ……ぁ゛…♡」


か細い声が自分の喉の奥から漏れた。思った以上に高く甘い声で、一瞬自分のものであると認識出来なかった。ジンッと響く様な快感に体が僅かに震えている。


「痛くないか?」


「…痛くない、アル…」


ソ連の太い指先が、奥を突き外へ引かれる動作を繰り返す。それに合わせて腰がぴくぴくと動く。


ジンワリと熱に浮かされる脳内、淡い快感に感じ入る様に瞳は閉じる。ほんの少しだけ、眠気が強くなる。感覚としては、マッサージににも似ている気がした。


「…ぁ゛、、はっ♡」


段々と強くなっていく快感を前に、眉根を歪ませ、薄めを開けてソ連を見る。彼はただ無心に指先を前後させていた。


「…師匠、、もぅ……射精でるからぁ…♡」


意味のない言葉を発する。まるで甘える様な自分の声が耳に入ってきて、途端に羞恥心が湧く。


「…それで?」


「…ぇ、、あ…っ゛♡」


射精でるから、何なのか、どうして欲しいのか、その先の言葉なんて考えていなかった。ただ、師匠に報告しようと思ったのだ。


しかし、よくよく考えてみると酷く恥ずかしい事に思えた。


「…んんっ゛…♡ 師匠ぉ 、ぅ゛、♡あ゛っ♡」


「…やっ゛♡ぁ゛゛ッ゛♡」


ソ連は指先の動きを止めない。


「気持ち良いか?」


「いっ゛♡ぃ、ぁアル゛〜♡」


「き、きも、ぢっ…♡が、ら゛…ッ゛♡」


「そうか」


「…し、しょ、う…っ゛♡ぁ゛駄目、あ゛ッあっ!あ、、ぅ゛〜〜〜ッ♡♡゛」


「気持ち良いんだろう?」


「〜はっ、ぁ♡、あッ!!♡ …ぁ゛♡い、イグッ、、ぅ゛〜〜ッ♡♡゛」


「もっ゛、いっ、でッ゛〜〜ッ♡♡」


「イキッぱなしか。精液は一滴も出ていないぞ。」


「へっ……えっ゛♡ ぁへ… ングッ…゛♡♡」


ソ連が言う通り、みれば射精をしていない。ただ、腹の奥がギュンギュンと締め付けられている。それでも、たしかに気持ちよくなっていた。射精もないのに、イッているのは、よく分からなかった。


けれども気持ち良い事には変わらず、ずっとイッている様な感覚になっていて、訳が分からず、頭の中がふわふわとしていた。


まもなくとして、ソ連の指先が抜かれる。抜かれたソ連の指は3本だ。いつの間にか、3本も中に入っていたらしい。


カチャ、とソ連がベルトを外す音がした。まもなくソ連がズボンとパンツを抜いだ。ソ連のソ連は完全に興奮状態にみえる。 それが恐らく、我の後孔に入るのだろう。


考えるだけで、ゾクゾクとした 。

物理的な大きさへの恐怖は感じるものの、繋がれる事への喜びの方が嬉しかったのだ。


「挿れるぞ」


「師匠…ッ゛♡」


歓喜を滲ませた声を上げれば、ソ連は僅かに笑みを浮べ、我の後孔にソレを押し込んでいく。ミチミチと中の空間が広がり、圧迫感とともに一体感が強まってゆく。


「…はっ……ぁ゛〜〜ッ゛゛♡♡」


ガタガタと体が快感と喜びに震えた。満たされる感覚と伴に、再びの絶頂が脳裏に白く弾けた後、プチンと意識が途切れた。


















(ソ連視点)


「…中国?」


呼びかけても反応がない。頰を叩いても起きる様子はなく、腰を突き立てると体だけは、ビクビクと反応していた。半ば意識は残っているのだろうが……無意識下だろう。どうやら、気絶状態の様だ。

このまま犯し続けるのは、中国の負担となるだろう。しかし、自身の中に燻る熱は下半身に集中していう上に出し切れていない。


中国を自らのモノへできるのは、もしかすればこれっきりかもしれないのだ。中国は、あからさまに自分の言葉を拒絶する事ができない。だからこそ、無理やり命令したと等しい。例え、満更でもなさそうな言動をとっていたとしても無理やりである事には変わらない。


このまま行為を続けるか、中国を労って行為を終わるか、数秒悩んだ。


悩んだ後に、自分のモノを中国から引き抜いて手で扱き、射精感が高まった時点で中国の中へ再び挿入して、射精し、引き抜いた。


中国の後孔から流れ落ちる白濁とした精液は、Яのモノだという印だ。


充足感と征服欲が満たされるのを覚え、Яは満足する。中国の後孔から精液を掻き出して、その肌をタオルで拭い乱れた服を着せ直した。


Яは風呂に入り着替えた後、ベッドで眠る中国の隣で横になる。


この関係が終わるか否か……いや、きっと、どれだけ歪んでいたとしても、中国がЯを師匠と呼ぶ限りは、永遠に続くのだろう。


腐った縁の重い鉛首の首輪、それに繋がる鎖のリードはЯが持っているのだ。


この哀れな【中国ペット】は永遠にЯから離れられないだろう。


眼の前に見える中国ペットの顔は、ひどく間抜けだ。穏やかで、素直な。飼い殺しの運命を理解しない、低脳なペットそのものだった。



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